「頑張って働くつもりはあっても、必ずしも上を目指したいわけではない」。働き方や価値観が多様化する中で、このような声を多く聞くようになりました。なぜ出世したくないと思うのでしょうか。今回は、ビジネスパーソン15,000人に対して、出世の希望やその理由を調査しました。また、“自分に合ったキャリア”を考えるヒントもお届けします。
ザックリまとめると
- 「今の会社で出世したくない」と思った人は58.5%
- 出世したくない理由は「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」が最多
- 出世しない場合の心配事は「収入面の待遇向上が見込めない」が最多
- 役職は経済面だけでなく、成長・挑戦・貢献といった多面的な価値を提供している
- 出世を目指すかどうかは、あくまで選択肢の一つ。自分らしいキャリアを築くことが大事
出世とは
「出世」とは、社会的・職業的な地位や評価が高まることを指す言葉で、一般的には昇進や収入の増加、権限の拡大などを意味しますが、その捉え方は人によって異なります。例えば、会社で役職に就くことだけでなく、自分の得意分野で独立したり、ワーク・ライフ・バランスを重視して心の充実を得たりすることを「出世」と感じる人もいるでしょう。
このように、出世は人によってさまざまな意味を持つ言葉ですが、このコンテンツでは、出世=昇進(役職に就くこと)と定義して解説をしていきます。
いまの会社で出世したいと思いますか?
ビジネスパーソン15,000人のうち非管理職の方に対して、いまの会社で出世したいかどうか調査したところ、「出世したい」が8.6%、「どちらかといえば出世したい」が24.3%、「どちらかといえば出世したくない」が25.0%、「出世したくない」が33.5%となりました。
「出世したい」「どちらかといえば出世したい」と答えた人の割合を合計すると32.9%となり、一方、「出世したくない」「どちらかといえば出世したくない」の合計は58.5%で、半数を超える結果になりました。
Q.いまの会社で出世したいと思いますか?
【年代別】出世したい人の割合
出世したいかどうかを年代別に見てみると、「出世したい」と「どちらかといえば出世したい」を合わせた割合は、20代が46.3%、30代が36.1%、40代が30.9%、50代が20.8%となり、「出世したくない」と「どちらかといえば出世したくない」を合わせた割合は、20代が47.9%、30代が55.8%、40代が60.8%、50代が67.5%となりました。
20代では出世をしたい人としたくない人の割合がほぼ同じでしたが、年代が上がるにつれて、出世をしたくないと考える人の割合が増えていくことが分かりました。
Q.【年代別】いまの会社で出世したいと思いますか?
出世したくない理由は?
「出世したくない」あるいは「どちらかといえば出世したくない」と答えた人に対して、出世したくない理由を聞いたところ、「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(35.3%)、「新しい責任を負うことに不安を感じるから」(35.2%)、「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」(34.2%)、「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」(32.3%)、「上司としての責任を負いたくないから」(30.2%)、「プライベートの時間が犠牲になるイメージがあるから」(29.1%)などが主な理由として挙がりました。
Q.出世したくない理由は何ですか?
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- 出世したくない理由(複数回答可)
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出世したくない理由(複数回答可) 割合 リーダーシップやマネジメントが苦手だから 35.3% 新しい責任を負うことに不安を感じるから 35.2% 高いプレッシャーやストレスに耐えられないから 34.2% 上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから 32.3% 上司としての責任を負いたくないから 30.2% プライベートの時間が犠牲になるイメージがあるから 29.1% 責任に対して給与・報酬が不十分だと感じるから 28.4% 出世による責任が重くなるイメージがあるから 27.7% 通常の業務に加え、管理業務が増えるイメージがあるから 24.1% 自分のスキルや能力に自信がないから 20.4% 自分の価値観やライフスタイルに合わないから 19.6% 現在の職務や役割に満足しているから(仕事内容) 19.1% マルチタスクが苦手だから(管理業務と自分の業務を行うという意味で) 16.1% 組織の政治や内部競争に巻き込まれたくないから 14.9% 出世すると人間関係が複雑になるイメージがあるから 14.7% 今の待遇に満足しているから(お金) 11.9% 現在の職場環境が気に入っているから 10.9% 転勤や異動の可能性が増えるから 9.2% その他 2.7%
年代別に最も多かった理由を見てみると、20代が「上司としての責任を負いたくないから」(42.9%)、30代が「リーダーシップやマネジメントが苦手だから」(38.4%)、40代が「高いプレッシャーやストレスに耐えられないから」(36.3%)、50代が「上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから」(32.9%)となり、それぞれの年代で出世したくない主な理由は異なる結果となりました。
20代から50代のいずれの年代を見ても突出して多い理由はありませんでしたが、年代間の結果を比べてみると、20代の「上司としての責任を負いたくないから」(42.9%)の割合が、ほかの年代より高い傾向にあることが分かりました。
【年代別】出世したくない理由をみる 閉じる
- 【年代別】出世したくない理由(複数回答可)
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【年代別】出世したくない理由(複数回答可) 20代 30代 40代 50代 リーダーシップやマネジメントが苦手だから 35.7% 38.4% 35.9% 31.6% 新しい責任を負うことに不安を感じるから 40.4% 38.2% 33.4% 31.1% 高いプレッシャーやストレスに耐えられないから 40.1% 35.5% 36.3% 27.9% 上司や管理職の仕事が魅力的に感じられないから 26.7% 32.3% 35.3% 32.9% 上司としての責任を負いたくないから 42.9% 33.3% 26.8% 23.2% プライベートの時間が犠牲になるイメージがあるから 32.4% 29.5% 30.5% 25.8% 責任に対して給与・報酬が不十分だと感じるから 27.4% 28.5% 30.7% 26.8% 出世による責任が重くなるイメージがあるから 25.7% 31.0% 30.8% 22.8% 通常の業務に加え、管理業務が増えるイメージがあるから 21.5% 23.8% 26.5% 23.5% 自分のスキルや能力に自信がないから 24.1% 24.1% 19.4% 15.6% 自分の価値観やライフスタイルに合わないから 19.7% 19.2% 19.1% 20.3% 現在の職務や役割に満足しているから(仕事内容) 15.4% 19.0% 18.0% 22.0% マルチタスクが苦手だから(管理業務と自分の業務を行うという意味で) 21.4% 16.2% 15.6% 13.6% 組織の政治や内部競争に巻き込まれたくないから 15.0% 15.1% 14.6% 14.9% 出世すると人間関係が複雑になるイメージがあるから 11.1% 15.8% 16.3% 14.0% 今の待遇に満足しているから(お金) 10.2% 13.8% 11.0% 11.9% 現在の職場環境が気に入っているから 10.0% 9.2% 12.2% 11.7% 転勤や異動の可能性が増えるから 13.1% 8.9% 8.9% 7.6% その他 0.2% 2.0% 2.7% 4.6%
出世しないという選択に対する心配事
出世しないという選択をした場合にどのような心配事があるか調査したところ、最も多かったのは「収入面の待遇向上が見込めない」(37.8%)で、次いで「やる気がないのではと思われる」(16.4%)、「仕事の成果が正当に評価されなくなる」(11.5%)となりました。
以下のグラフにあるように、不安の種類は多岐にわたりますが、働き方の多様化に伴ってキャリアの構築の方法もさまざまになっています。企業にもよりますが、例えば役職に就かなくても、専門職(スペシャリスト)として働いたり、資格や業務に役立つ技術を身につけたりする、あるいは、ジョブローテーションや社内副業制度が導入されていれば、それらの活用を考えてみてもよいでしょう。このように、自分に合った働き方を選ぶことで、不安を軽減させながらキャリアを重ねていくこともできます。
Q.出世しないという選択に対して、心配事はありますか?
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- 出世しないという選択に対する心配事(複数回答可)
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出世しないという選択に対する心配事(複数回答可) 割合 収入面の待遇向上が見込めない 37.8% やる気がないのではと思われる 16.4% 仕事の成果が正当に評価されなくなる 11.5% 人間関係がギクシャクしてしまう 8.2% キャリアの選択肢が狭まる 8.0% 転職時に不利に働いてしまう 7.8% 任される仕事の範囲が限定的になってしまう 7.2% 社会的な信頼を得づらくなってしまう 6.1% 学びの機会が減ってしまう 5.2% その他 0.5% 心配事はない 36.2%
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会社への貢献やキャリア構築の方法は出世に限らない
これから自分がどのようにしていきたいのかしっかりと考えて行動に移すことで、出世に限らず会社への貢献やキャリア構築への道を切り開くこともできるでしょう。
以下では、その中でも主な3つの方法についてdodaのキャリアアドバイザーが説明します。
専門スキルを活かした業務で貢献する
特定の分野におけるスペシャリストやエキスパートとして、組織に貢献しながら自己成長したり高い満足感を得たりすることができます。深く業務を理解し、専門性をさらに高めることで、専門職ならではのキャリアを築くことも可能です。
チームのサポート役としての役割を果たす
管理職やマネジャー、リーダーではない立場から現場視点でチームをサポートする役割も重要です。自分の持つ知識やノウハウを活かし、現場に根ざした業務推進ができる人材は、職場全体のパフォーマンス向上やチームの結束力強化にとって非常に価値があります。さらに、自分の業務だけにとどまらず、組織の方針やチームの目標を理解し、周囲をサポートできると、高度な専門知識がなくても会社から求められる存在となるでしょう。
幅広い経験や知識を活かす
幅広い知識と柔軟な対応力を活かし、組織の中で調整役や橋渡し役を担うゼネラリストとして活躍する道もあります。部署間の連携が必要なプロジェクトや、複雑な課題解決が求められる場面で力が発揮できるでしょう。専門職が縦の深さを持つのに対し、ゼネラリストは横の広がりを持ち、全体を俯瞰して最適な解決策を導ける点が強みです。
特に大企業では、部署間の分断(セクショナリズム)が課題となることが多く、複数部署での経験を持つ人材は、部門間の橋渡し役として非常に重宝されます。管理職に就かなくても、スキルや経験を活かすことで、組織にとって不可欠な存在となれる可能性もあるでしょう。
【役職者に聞く】出世したことで変わったこと
実際に役職に就いている人たちは、出世についてどう考えているのでしょうか。ここでは、出世を経験したことのある人に対して行った調査の結果を紹介していきます。
出世した人(現在役職に就いている人)に対して、出世したことで変わったことを聞いたところ、「仕事に対する責任」(49.1%)が最も多く、次いで「仕事の役割(業務→マネジメント業務)」(41.5%)、「ストレスやプレッシャー」(39.2%)となりました。
出世によって多くの人が仕事内容や働き方に大きな変化を感じていることが読み取れますが、これらの3つを選んだ人の割合は特に高く、役職に就くことで組織運営への関与が深まっている様子がうかがえます。また、「ストレスやプレッシャー」は、責任の重さと表裏一体であるともいえるでしょう。
そのほかでは、「給与や報酬」(30.2%)、「仕事に対する達成感や満足感」(16.9%)、「自己成長を感じるようになった」(10.2%)と答えた人も多くいました。
また、役職に就いてよかったことを聞いてみたところ、「給与や報酬が増えた」(43.3%)が2位以降を大きく引き離してトップでした。次いで多かったのは「リーダーシップやマネジメントスキルが向上した」(17.9%)と「ネットワーク(人脈)が広がった」(16.4%)となりました。
さらに、「自分の意見やアイデアが反映されやすくなった」(14.4%)や「重要な意思決定に関与できるようになった」(14.4%)といった、影響力の広がりに関する理由を挙げる人も多くいました。出世がキャリアの形成だけでなく、スキルアップや仕事の進めやすさにも影響を与えていることが分かります。
このように、出世してよかったことは人によってさまざまなので、自分の目指すキャリアを考えた際、将来的に身につけておきたいことが役職に就くことで得られそうなのであれば、出世をすることも選択肢の一つになるでしょう。
Q.出世したことで変わったことは?
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- 出世して変わったこと(複数回答可)
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出世して変わったこと(複数回答可) 割合 仕事に対する責任 49.1% 仕事の役割(業務→マネジメント業務) 41.5% ストレスやプレッシャー 39.2% 給与や報酬 30.2% 人間関係の変化 25.5% 仕事に対する達成感や満足感 16.9% 新しいスキルや知識が求められるようになった 16.5% 自分の意見やアイデアが反映されやすくなった 16.2% 自己成長を感じるようになった 10.2% 家庭や趣味に費やす時間 9.4% 組織全体の成長に貢献したいと考えるようになった 8.3% その他 0.6% 変化したことはない 16.8%
Q.役職に就いてよかったことは?
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- 役職に就いてよかったこと(複数回答可)
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役職に就いてよかったこと(複数回答可) 割合 給与や報酬が増えた 43.3% リーダーシップやマネジメントスキルが向上した 17.9% ネットワーク(人脈)が広がった 16.4% キャリアの幅が広がった 15.9% 自分の意見やアイデアが反映されやすくなった 14.4% 重要な意思決定に関与できるようになった 14.4% 社会的な評価や信頼が高まった 13.0% 新しいことに挑戦しやすくなった 12.8% 経済的な安定により生活が充実した 12.4% 仕事に対する達成感や満足感が高まった 11.8% 仕事へのモチベーションが高まった 11.7% チームの成長に貢献できるようになった 10.2% 自己成長やスキルアップの機会が増えた 10.1% 部下や同僚との信頼関係が深まった 7.9% 会社全体や業界に対する影響力が増した 7.0% 新しいビジネスチャンスやプロジェクトに関与できるようになった 3.7% 家庭やプライベートにも役立つスキルが身についた 2.8% その他 0.6% 役職に就いてよかったことはない 24.4%
出世を目指さないキャリアと働き方
近年、働き方の価値観が多様化する中で、「出世を目指さないキャリア」を選ぶ人が少なくありません。役職に就かず現場で活躍することを望む「ノンマネジメント志向」や、専門性を高めてキャリアを築く「プロフェッショナル型キャリア」が注目されており、企業もまた、ジョブ型雇用や多様な評価制度を導入することで、役職に就かなくても活躍できる環境づくりを進めています。具体的には以下のような制度があります。
- 【専門職制度(エキスパートコース)】
- 管理職ルートとは別軸で、高度な専門スキルや技術を評価し、管理職と同等の報酬・処遇を与えるキャリアパス。
- 【ジョブ型雇用】
- 職務内容(ジョブ)の価値に応じて報酬が決まる仕組みで、役職より専門的な仕事そのものに専念できる。
- 【複線型人事制度】
- 総合職(マネジメント)とは別に、専門職、地域限定職など、社員が自身の希望に応じて選べる複数コースを用意。
- 【職人制度/マイスター制度】
- 特定の技術・技能を極めた社員を認定し、その専門性と経験を後進育成や組織貢献に活かす仕組み。
- 出世をすることで収入が増えたり、キャリアの選択肢が広がる人がいることも確かです。しかし、出世を目指すかどうかは、あくまで選択肢の一つ。こうした制度を活用することで、自分が得意なこと・やりたいことに多くの時間が割けるようになり、管理職にならなくても専門性を高め、組織に貢献しながら自分らしいキャリアを築ける可能性が高まるでしょう。
doda編集長解説
働き方や価値観の多様化が進む現代社会では、キャリアアップの捉え方も多様化しています。今回の調査結果からも、出世や昇進を必ずしも目指さない人が一定数存在していることが分かります。こうした傾向は、自分の価値観やライフスタイルを重視する「キャリアオーナーシップ※」の広がりともいえるでしょう。
※自分のキャリアを他人任せにせず、自ら意思を持って選び、行動すること
実際に、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな働き方が自分に合っているのか」といった視点からキャリアを見つめ直す人が増えており、出世や昇進をゴールとする従来の考え方にとらわれない選択をするケースもよく見られるようになりました。
近年は、管理職以外にも専門職など、さまざまなキャリアパスを用意している企業も増えていますので、すべての人にとって管理職になることが必ずしも一番納得感のある選択とは限りません。一方で、管理職に就くことで得られる成長や報酬、裁量権や影響力などに魅力を感じる方もいます。また、家庭や趣味とのバランスを大切にしたい方にとっては、そのバランスの取りやすさからキャリアパスを考える人もいるでしょう。
いずれの道も、その人らしさや状況に合わせて選ばれるものであり、どれも大切にされるべき選択肢です。自分の強みや今後のキャリアについて悩んだ場合は、キャリアアドバイザーなど専門家に相談し、一緒に整理することも一つの方法だと思います。
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doda編集長 桜井 貴史(さくらい・たかふみ)
新卒で大手人材会社に入社し、一貫して国内外の学生のキャリア教育や就職・転職、幅広い企業の採用支援事業に携わる。2016年11月、パーソルキャリア株式会社に中途入社。同年、株式会社ベネッセホールディングスとの合弁会社、株式会社ベネッセi-キャリアに出向、新卒オファーサービス「dodaキャンパス」の立ち上げを牽引し、初代dodaキャンパス編集長に。その後、同社 商品サービス本部 本部長として、キャリア講座やアセスメントをはじめとした、大学生向けサービスの責任者を務める。2023年4月、doda副編集長 兼 クライアントP&M本部 プロダクト統括部 エグゼクティブマネジャーに就任し、法人向け採用支援プロダクト全体を管掌。2024年4月、doda編集長に就任。サービスを通じてこれまで60万人以上の若者のキャリア支援に携わり、Z世代の就職・転職動向やキャリア形成、企業の採用・育成手法に精通している。
調査概要
【対象者】20~59歳の男女
【雇用形態】正社員
【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)
【実施期間】2025年8月1日~8月8日
【有効回答数】15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
※データのご利用について:引用・転載の際は、出所が転職サービス「doda」であることを明記し、Webメディアの場合は以下のリンクを貼ってください。
・出典:出世したくない人は58.5% 「出世」から考える自分に合ったキャリアの選び方
・提供元:転職サービス「doda」







