面接で本当にあったNG理由
面接官よりも偉そうvol.09
面接官である役員よりも偉そう……
最終面接における30代前半の男性のNGケースです。面接を担当する役員が応接室に入ると、すでに応募者が待機していました。しかし、応募者は立ち上がることもせず「あ、どうも、よろしくお願いいたします」とあいさつをするのみ。面接官は、その様子に引っかかりを覚えながらも面接を開始します。しかし、目の前の応募者は面接中もひじ掛けに体重をかけたり、椅子の背にふんぞり返るような姿勢をとったりと、妙に偉そうな態度を続けるばかり。後々、彼はただ緊張していただけと分かりましたが、それが分かったところで最初のマイナスイメージが払拭されることはありませんでした。
キャリアアドバイザーからのアドバイス
役員面接でもビジネスマナーが問われる
応接室に先に入室している場合、あとから入室した人を立ち上がって迎えるのがビジネスマナー、もちろん面接も例外ではありません。社会人経験が長くなるにつれ、このような基本的なビジネスマナーをスルーしてしまう人も多いですが、面接の場には「新人」に戻ったつもりで臨みましょう。役員が細かいマナーを気にするの?と思う人もいるようですが、もちろん見られています。一次、二次の面接を通して「業務スキル」はOKと判断されている分、最終面接では「会社の価値観と合致するか」「この先5年、10年と一緒に会社を盛り立てていける存在か」といった大局的な視点で評価されます。そのような場面で、「椅子から立ち上がらない」「話す姿勢が悪い」など、ごく基本的なビジネスマナーができていないのは、期待されていた分ガッカリもひとしお。一瞬でNGになるケースもあります。緊張で普段の振る舞いができないこともあるかもしれませんが、最終面接においては「面接中の振る舞い」ですべてが判断されます。見た目も内面も発言も、すべてに細心の注意を払って面接に臨みましょう。
テキスト:早川大輝 / プレスラボ
イラスト:二平瑞樹
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