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面接

面接で長所・短所を質問されたら?正しい答え方と回答例文

転職活動の面接では「長所」や「短所」を聞かれることがあります。似たような質問で「強み」や「自己PR」がありますが、違いをおさえたうえで、面接官が何を知りたがっているのか、質問の意図を考えることが大切です。面接対策の経験豊富なキャリアアドバイザーが、答え方のポイントや回答例文を一覧で紹介するので、面接対策に役立ててください。

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面接で聞かれる「長所」と「強み」の違いとは

長所 本人が持つ優れた資質・人柄・性格
プライベート・仕事にかかわらず持っている性質
強み 仕事を通じて身につけ、磨いたスキル
仕事で成果を出すために活かせるスキル

面接で聞かれることの多い長所・強みは意味が似ているように思えますが、面接官が質問する際には、別のことを指しているケースが多いです。長所は本人がもともと持っている優れた資質や人柄、性格を指す一方、強みは仕事を通して身につけたスキルなどを指します。

まずは、言葉の意味の違いをおさえましょう。実際の面接では、面接官によって質問の仕方が異なるので、何を知りたがっているのか、質問の意図を考えることが大切です。

面接で長所・短所を聞かれる理由

  • 企業(部門)に活かせる行動パターンを持っているか知りたい
  • 現在のメンバーとマッチする性質を持っているか知りたい
  • どんな人なのか人となりを知りたい

面接官は応募者が「自社で活躍してくれるかどうか」「長く働いてくれるかどうか」を、さまざまな質問を通して総合的に判断します。

長所や短所を質問することで、応募者がどんな人なのか、自社や配属部門のメンバーとの相性や仕事内容にマッチする行動パターンを持っているかを知ることが面接官の目的です。

パーソル総合研究所 小林研究員に聞く!長所としてアピールできる「ソーシャルスキル」

パーソル総合研究所 小林研究員

最近では新型コロナウイルスの影響によって在宅勤務やテレワークが進められており、自身で業務を進める機会が増えたことから、「主体性」が重要視されています。また、「コミュニケーション能力」も対面だけでなく、メールやビジネスチャットなどの非対面に対応できる力が求められるようになりました。

企業側は新たな人材を採用したら、組織の一員として早く職場に定着して戦力として活躍してほしいと考えています。そのため、求人票に明記されているような、業務自体に結びつくようなスキルだけではなく、自分から組織になじんで、関係性を築いてくれる下記のような「ソーシャルスキル」も重視する傾向にあるのです。

ソーシャルスキル

  • 「関係性を開始するスキル」
    自分からコミュニケーションのきっかけを作れるか
  • 「関係を維持するスキル」
    相手に合わせて行動を調整できるか
  • 「主張をするスキル」
    言うべきときには自分の意見を言えるか

面接で長所を聞かれたときの答え方

  • 1.結論(自分の長所)
  • 2.裏付ける具体的なエピソード・結果
  • 3.応募先で活かす方法

面接で長所を答える際には、まず結論を端的に伝えましょう。そのうえで、長所を裏付ける業務での具体的なエピソードや結果を述べると、面接官が納得しやすい回答になります。

そして、応募先でどのように長所を活かしていくのかまで伝えましょう。面接では直接的に長所・短所を質問されるケースだけでなく、「周りからどんな人と言われますか」といったように間接的に聞かれることもあるため注意が必要です。

面接の中では、業務に活かせる強みに関する質問は必ず聞かれるのに対し、人柄をあらわす長所を聞かれることは少ない傾向にあります。聞かれる場合は、短所とセットで聞かれることも多いため、予め準備しておくと良いでしょう。

面接を受ける前に、自分の性格や強み・弱みを診断してみよう【キャリアタイプ診断】

よくある長所一覧とOK回答例文

面接でよく使われる長所一覧です。

上記の長所一覧を元に、適切な伝え方と例文を紹介します。

粘り強い

私の長所は、粘り強いところです。経理部への配属が決まった際、簿記の勉強を始めましたが、日中は仕事があるため、朝と帰宅後に集中して勉強しました。行き詰まって、計画どおりに進まない日もありましたが、分からないところは反復して学習したり、納得いくまで調べたりして、約4カ月で簿記2級に合格できました。さまざまな数字を取りまとめる必要のある経理という仕事において、長所である粘り強さを活かし、御社でも活躍したいと考えています。

自身の長所である粘り強さを具体的なエピソードで裏付けています。順調でないときの対応から、仕事で困難にぶつかっても解決するまであきらめない姿を面接官は想像することができるでしょう。

協調性がある

私の長所は、協調性があるところです。秘書業務はチームで行うので、協力体制が必要不可欠ですが、それぞれの得意分野と苦手分野を意識したうえで、仕事の担当を割り振ったり、コミュニケーションを取ったりしていたため、感謝されることが多かったです。チームで支え合う雰囲気を醸成することは私の得意とするところです。

「協調性」という長所を、実際にチーム内の雰囲気作りという形で活かしたという例文です。具体的に何をしたのかまで伝えることで、面接官は転職後に活躍する姿を想像しやすいです。

計画性がある

私の長所は、物事を計画的に進められるところです。細かく時間や工数を管理したり、to doリストを作ったり、効率的な業務進行のために仕組み化することが得意です。営業事務の仕事でも、私が作成した効率化ツールをメンバーに共有したら喜ばれたことが何度かあります。

自身の計画性を実際に仕事に役立て、メンバーの役に立ったというエピソードを披露することで、面接官に自社でも同様に活躍してくれるのではないかと期待を持たせることができます。

向学心が強い

私の長所は、向学心が強いところです。1社目は法人営業の仕事をしていましたが、空いた時間でWebデザインを学んだり、副業に取り組んだりしていました。本業の仕事に全力で取り組みながら、新しい分野の学びを深めることもできたので、御社で新しい環境に飛び込んでも、楽しみながら成長できると思っております。

本業の傍ら、学びを深めていったエピソードを披露することで、粘り強く、目標を達成する推進力を持っていることが伝わってきます。本業も手を抜かずに取り組んだことも同時にアピールしましょう。

ポジティブ

私の長所は、ポジティブで気持ちの切り替えが得意なところです。法人営業として仕事をしていると、チームでの目標達成がかなわなかったり、商談がうまくいかなかったりするときもありますが、反省し、次に活かす学びを得たら、気持ちを切り替えてすぐに次の行動にうつせます。チームメンバーから「一緒に仕事をするとモチベーションが上がる」とほめてもらったこともありました。

ポジティブなだけでなく、「気持ちの切り替えが得意」といった具体的な行動につながる長所を選ぶことで、エピソードに説得力が生まれ、仕事に役立つ長所であることが明確に伝わってきます。

長所のNG回答例文

プライベートの話だけで業務の話に結びつかない

私の長所は、明るいところです。大学時代の後輩からも信頼されていて、今でも食事を一緒にとることが多いです。

面接官はあくまでビジネスパーソンとしての人柄を見ています。プライベートな話題のみで話を終えないようにしましょう。

仕事に活かしにくい長所を選ばない

私の長所は、我慢強いところです。高校時代は野球部に所属しており、練習も毎日行っていたことから我慢強さには自信があります。

「我慢強い」という受動的な性質よりも能動的に仕事に活かせる長所を選びましょう。

漠然とした長所を選ばない

私の長所は、「周りに好かれる」ところだと考えています。職場でもムードメーカー的な存在で、飲み会などもよく盛り上げています。

「周りに好かれる」だけだと何がどう評価されているのか伝わりづらいため、例えば、「コミュニケーション能力が高い」「気配りが得意」などと言い換えるとベターです。また、長所が仕事に役立ったエピソードを用意しましょう。

面接で短所について聞かれたときの答え方

面接で短所を聞かれた場合には、短所を答えるだけでなく、改善のための努力を行っていることをアピールしましょう。短所を自分なりにしっかりと認識し、そのうえで改善策を講じていることを伝えるのが大切です。

なお、性格上の欠点である短所が思いつかない場合には、業務における弱点である弱みを回答しても問題ありません。

よくある短所一覧とOK回答例文

面接でよく使われる短所一覧です。

上記の短所一覧を元に、適切な伝え方と例文を紹介します。

せっかち

私の短所は、せっかちなところです。入社当初、せっかちな性格から仕事を急いでしまい、結果として抜け漏れが発生してしまいました。そこで現在では、事前にスケジュールの全体を把握することで、余裕を持って仕事に取り組めるよう心がけています。

具体的なエピソードを盛り込み、それに対する改善策を伝えることで実際に入社した際の姿を想像しやすい回答になっています。

頑固

私の短所は、頑固なところです。仕事のやり方にはこだわりがあり、自分のやり方にこだわるあまり仕事が遅くなってしまうことがありました。そこで、効率よく仕事をしている社員にやり方を聞いたところ、たくさんの学びがありました。そのため現在は自分の仕事のやり方だけでなく、ほかにもっと良い方法はないか考え、困ったときには周りの仲間に助言を求めるようにしています。

頑固という短所を述べるだけでなく、改善策や周囲の仲間へ助言を求めるといった仕事への姿勢もうかがえます。

心配性

私の短所は、心配性なところです。初めてプロジェクトに配属された際、自分の担当した仕事にミスがなかったかどうか不安になってしまうことがありました。それからはスケジュールをあらかじめ把握し、事前の準備やチェックを行える時間を設けることで落ち着いて仕事に取り組めるようにしています。

心配性という短所に関する具体的なエピソードを盛り込み、それに対する改善策を伝えることで入社後の姿が想像しやすい回答になっています。

短所のNG回答例文

職種における致命的な短所を選ばない

(営業職の募集において)私の短所は、人と話すのがものすごく苦手なところです。特に、初めて話す方とコミュニケーションを取るのが苦手です。幼いころからの性格なので、改善は難しいですが、少しずつ慣れていこうと思います。

営業職において、コミュニケーション能力は必須です。面接官を不安にさせないためには、仕事をするうえで致命的となる短所は選ばないほうが無難です。そして、本当に改善が難しいようであれば、ほかに適職を探す必要も出てくるでしょう。

短所を複数選ばない

私の短所は、人前で話すのが苦手なところ、のんびりとしているところ、完璧主義なところです。どれも仕事するうえで困ったことはあまりありませんが、さらなるスキルアップのため、今後業務を遂行する中で克服していこうと思います。

短所をいくつも選んでしまうと伝えたいポイントがぼやけてしまいます。面接官は応募者の人となりを知りたくて聞いているため、焦点を一つに絞って、伝えたいことを明確にしてから答えましょう。

自分の長所・短所を見つける方法

長所 人からほめられること 自身で心がけていること
短所 自覚している欠点 人から指摘されること

長所は、短所の裏側と考えられます。例えば、協調性が長所の場合、周囲との協調を図るあまり判断が遅れてしまう点が短所と言い換えることもできるのではないでしょうか。そのため、長所や短所を探す際には、自身の長所や短所の裏側に着目することがポイントです。また、面接の際には長所と短所を併せた伝え方を心がけることで、短所ばかりに目がいくことを防げます。

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<まとめ>面接で長所(短所)を伝えて、自分のことをよく知ってもらおう

面接で「長所」「短所」を質問されるのは、自己分析ができているか、募集している職種や業務で活躍してもらえるかを判断するためももちろんありますが、あなたがどんな人なのか知りたいという気持ちのあらわれでもあります。取り繕いすぎずに、自分とマッチする企業を探すつもりでアピールしてみることも時には大切です。

自分自身の長所・短所を正しく把握するのは意外と難しく感じるかもしれません。第三者であるキャリアアドバイザーに相談するなど、自分を客観的にとらえてみましょう。

<まとめ>面接で長所(短所)を伝えて、自分のことをよく知ってもらおう

面接で「長所」「短所」を質問されるのは、自己分析ができているか、募集している職種や業務で活躍してもらえるかを判断するためももちろんありますが、あなたがどんな人なのか知りたいという気持ちのあらわれでもあります。取り繕いすぎずに、自分とマッチする企業を探すつもりでアピールしてみることも時には大切です。

自分自身の長所・短所を正しく把握するのは意外と難しく感じるかもしれません。第三者であるキャリアアドバイザーに相談するなど、自分を客観的にとらえてみましょう。

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取材協力

取材協力

小林 祐児(こばやし・ゆうじ)

パーソル総合研究所 上席主任研究員

上智大学大学院総合人間科学研究科社会学専攻博士前期課程修了。NHK 放送文化研究所に勤務後、マーケティングリサーチ・ファームを経てパーソル総合研究所に入社。専門は理論社会学・人的資源管理論・社会調査論。テレビ・ラジオ出演・各種新聞などへの寄稿多数。主要著作に『働くみんなの必修講義 転職学』(KADOKAWA、共著)、『残業学──明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』(光文社、共著)、『会社人生を後悔しない 40代からの仕事術』(ダイヤモンド社、共著)など。

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