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「時下ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます」とは?

履歴書や職務経歴書の送付状での
使い方や例文を解説

公開日:2026/09/17

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」とは、履歴書や職務経歴書の送付状でも使用できる時候のあいさつです。ただし、意味や使い方を誤ると、相手にマナーに欠けた印象を与えてしまう可能性があります。

そこで本記事では、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の意味、履歴書や職務経歴書の送付状での正しい使い方や例文、使用時の注意点を詳しく解説します。

よくあるNG例も紹介しますので、履歴書や職務経歴書を提出する前にぜひ参考にしてください。

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この記事のまとめ

  • 「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、企業や団体の発展を祝う時候のあいさつの一種
  • 履歴書や職務経歴書の送付状で使用でき、応募先企業への敬意を示せる
  • 季節を問わず一年中使えるため、時候のあいさつに迷った場合にも便利

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の意味

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」とは、現在相手が、繁栄・発展していることを喜び、企業や団体のさらなる発展を願う気持ちを表す時候のあいさつの一種です。

「時下」は「現在の時節」や「このごろ」を意味し、「ご清栄」は、相手が健康で事業も順調に発展していることを意味する表現です。

時候のあいさつとは、手紙や送付状の冒頭で用いられる定型的なあいさつ表現です。
履歴書や職務経歴書の送付状でも使用されることがあり、ビジネス文書の定型表現として広く用いられています。

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「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」に似た季節を問わず使える時候のあいさつ

時候のあいさつには、「初春の候」「新緑の候」のように季節に応じて使い分けるものがある一方で、特定の季節を問わず一年を通して使用できる表現もあります。「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は後者に該当し、一年中使うことができるため、時候のあいさつに迷った際にも使いやすい表現です。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のほかにも、季節を問わず使える時候のあいさつはいくつかあります。よく使われる表現をまとめると、以下のとおりです。

表現 使う相手・意味
時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます 企業・団体の勢いある発展を祝う(ご清栄よりも意味が強まる)
時下ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます 企業・団体の事業や活動の繁栄を祝う
時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 個人の健康・元気を気遣う
時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 個人の健康・幸福を気遣う

上記のように、「ご隆盛」「ご繁栄」は「ご清栄」と同じく企業や団体の発展を祝う際に使用し、「ご健勝」「ご清祥」は個人の健康や幸福を気遣う際に使用します。

履歴書や職務経歴書の送付状では、送付先が企業であることから、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」がよく用いられます。「ご隆盛」「ご繁栄」も、企業や団体の発展や繁栄を祝う際に使用できる表現です。

なお、「お喜び」と「お慶び」はどちらも「よろこび」を表しますが、ビジネス文書やあいさつ状では、お祝いの気持ちをていねいに表す表現として「お慶び」が用いられることが一般的です。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」とは異なる季節ごとの時候のあいさつ

季節に応じた時候のあいさつを使いたい場合は、使用する月に合わせた表現を選ぶことができます。代表的な季節ごとの時候のあいさつは以下のとおりです。

提出月 時候の挨拶 提出月 時候の挨拶
1月 初春の候/新春の候/厳冬の候 7月 盛夏の候/仲夏の候/猛暑の候
2月 立春の候/早春の候/残寒の候 8月 残暑の候/晩夏の候/立秋の候
3月 春分の候/春陽の候/浅春の候 9月 初秋の候/新秋の候/秋冷の候
4月 春暖の候/陽春の候/仲春の候 10月 仲秋の候/秋涼の候/秋晴の候
5月 新緑の候/薫風の候/立夏の候 11月 晩秋の候/向寒の候/菊花の候
6月 小夏の候/入梅の候/梅雨の候 12月 師走の候/初冬の候/寒冷の候

このように、季節を表す時候のあいさつには使用に適した時季があります。そのため、送付状を作成する際は、時季に合わせて適切な表現を選びましょう。

なお、「○○の候」の後には、「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」など、相手の繁栄を祝う言葉を続けるのが一般的です。季節のあいさつと組み合わせることで、よりていねいで格式のある送付状になります。

【見本あり】「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の使い方

履歴書や職務経歴書の送付状で「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」を使用する場合は、本文の前に記載するのが一般的です。

履歴書と職務経歴書に添える送付状の記載例。「拝啓」の後に時候のあいさつとして「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」と記載し、応募の経緯や経歴、同封する応募書類を伝えた後、「敬具」で締める構成。画像内では、頭語、時候のあいさつ、結語の位置が示されている。

送付状は「頭語→時候のあいさつ→本文→結語」という流れで構成されます。そのため、頭語として「拝啓」を入れた後に「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」と記載するとよいでしょう。頭語として「拝啓」を使用した場合は、文末を「敬具」の結語で締めるのが基本的なマナーです。使用する頭語によって結語も変わるため、注意しましょう。

そのほか、送付状の詳しい書き方は、【テンプレートあり】履歴書の送付状・添え状の正しい書き方やマナー、気になるQ&Aの解説をご覧ください。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」を使わないほうがよいケース

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、すべての場面で使えるわけではありません。使用を避けた方がよいケースを以下で確認しておきましょう。

応募メールの本文

応募メールの本文では、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」を使用することは一般的ではありません。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、送付状や案内状などの書面上で用いられる表現です。そのため、メール本文で使用するとやや硬い印象を与える場合があります。

応募メールの本文では、「お世話になっております」や「平素よりお世話になっております」といったあいさつから始めることが一般的です。

相手を祝う内容に適さない場合

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、相手の発展や繁栄を祝う気持ちを伝えるあいさつです。そのため、相手に不幸な出来事があった場合や、おわびを目的とした文書では使用しません。

例えば、おわび状などで使用すると、文書の趣旨とあいさつの内容が合わず、不自然な印象を与える可能性があります。また、相手の状況によっては配慮に欠けると受け取られることもあるでしょう。

履歴書や職務経歴書の送付状で使用する場合は問題ありませんが、文書の目的が「お祝い」や「発展を喜ぶこと」に適しているかを確認した上で使用することが大切です。文書の内容とあいさつの意味がかみ合っているかを、送付前に確認しておくと安心です。

送付状で時候のあいさつを書く際のよくあるNG例

送付状で時候のあいさつを書く際に注意すべきポイントがあります。よくあるNG例を確認しておきましょう。

頭語と結語が対応していない

送付状では、文書の冒頭に記載する「頭語」と、文末に記載する「結語」を正しく対応させる必要があります。これらはセットで使用するのがビジネスマナーです。

例えば、頭語として「拝啓」を使用した場合は「敬具」で締めるのが一般的です。一方で「拝啓」で始めたにもかかわらず、文末を「草々」で締めるなど、対応していない表現を組み合わせると形式的な誤りとなります。

主な頭語と結語の組み合わせは以下のとおりです。

頭語 結語 使用場面
拝啓 敬具 一般的なビジネス文書
謹啓 謹言・謹白 よりていねいな文書
前略 草々 時候の挨拶を省略する場合(送付状には不向き)

内容に問題がなくても、基本的な文書マナーが守られていないとマイナスの印象につながる可能性があります。送付前に頭語と結語の組み合わせを確認しておきましょう。

前略を使用する

履歴書や職務経歴書の送付状では、「前略」の使用は基本的におすすめできません。「前略」は時候のあいさつを省略する際に用いる頭語であり、親しい相手への手紙や、急ぎの用件を伝える文書で使われることが一般的です。

一方、転職活動で提出する送付状は、応募先企業へ送るフォーマルな文書です。採用担当者に誠実な印象を与えるためにも、「前略」ではなく、正式な形式で作成するようにしましょう。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」に関するよくある質問

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の使い方について、よくある質問とその回答をご紹介します。

宛先が担当者個人でも「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は使えますか?

個人宛てでも使用できます。

「ご清栄」は企業や団体の発展や繁栄を祝う表現です。履歴書や職務経歴書の送付状は、宛先に担当者個人の名前が記載されている場合でも、企業に対して提出する文書であるため、「株式会社〇〇 採用担当 田中様」のような宛先であれば「ご清栄」を使用して問題ありません。

一方で、「ご健勝」や「ご清祥」は、個人の健康や幸せを気遣う際に用いる表現です。そのため、企業への応募書類の送付状ではなく、個人宛ての手紙や案内状などで使用するのが一般的です。

Web応募の場合でも書く必要がありますか?

Web応募では、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」を記載する必要はありません。

Web応募では、企業の応募フォームや応募メールを利用して書類を提出するケースが一般的です。そのため、「お世話になっております」などの一般的なビジネスメールのあいさつを用いることが多く、「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は通常使用しません。

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、主に送付状や案内状などの文書で用いられる表現です。応募方法に応じて、適切なあいさつを選ぶようにしましょう。

受かるWeb履歴書(Webの応募フォーム)の書き方 ~上手なフォームの使い方と注意点~

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」を正しく使ってていねいな送付状を作成しよう

「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」は、企業や団体の発展や繁栄を祝う意味を持つ、時候のあいさつの一種で、履歴書や職務経歴書を郵送する際の送付状でも使用できます。

本記事で紹介した使い方や例文を参考に、ていねいな送付状を作成しましょう。

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