「教員」職務経歴書の書き方のポイント
※現在または直近の職種、最もアピールしたい職種を参考にしてください。
- 職務経歴は学校ごとに業務内容を詳しく箇条書きにしましょう。その後に実績・取り組みとしてそれぞれの業務の中で工夫したエピソードを記載してください。
- 活かせる経験・知識・技術では業務の中で培ったスキルを書くと、採用担当者に能力を把握してもらいやすくなります。資格は持っているものをすべて書き出しましょう。
- 自己PRでは、日々の業務の中で工夫して考えたことをエピソードとともに記載してください。課題とその解決策を示す例を具体的に書ければ、印象にも残りやすくなるでしょう。
- 公務員から民間企業を志望する場合は、自分の経験がいかに民間でも活かせるかをアピールすることが大切です。自分の経験を課題解決力、関係構築力などビジネスシーンでもイメージしやすい言葉に言い換えて伝えましょう。
小学校、中学校、高等学校の教員は児童・生徒や保護者との関わりの中で、民間企業でも活かせる傾聴力や関係構築力、伝達力などが身についていることが多いものです。転職先でも活躍するイメージを持ってもらうために、日々の業務の記述に加えてどんな工夫をしていたかを記載することが大切です。
職務経歴は経験した学校ごとに区切るのが分かりやすいですが、業務内容は同じことが多いので、経験した学校数が複数になる場合はまとめてしまってもかまいません。業務内容として担当した項目を箇条書きで簡潔に書き出したら、その後に実績・取り組みとして、それぞれの業務内容ごとに工夫した点を書き出しましょう。すべての項目の実績・取り組みを記載する必要はありませんが、部活で全国大会まで導いた、全体の学力を上げた、ICT授業を取り入れた、など自分で意欲的に取り組んだ事柄をアピールするとよいでしょう。
活かせる経験・知識・技術では、教員生活で得たスキルを民間企業でも活かせそうな能力に言い換えて、端的にまとめましょう。資格は、転職先によっては有利になるものもありますので、持っているものをすべて書き出し、Excel、Word、PowerPointなどのPCスキルは何ができるかをまとめてください。
自己PRでは小さなものでもよいので、自分で考えて工夫したエピソードを書くとよいでしょう。どのようなことを課題として、どのような行動をしたかというプロセスをまとめます。「関係構築力」「課題解決力」などビジネスシーンでもイメージしやすい言葉を見出しにして、転職先でも活躍できることを伝えるのがポイントです。
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職務経歴書
■職務要約
大学を卒業してから約x年間、高等学校の社会科日本史担当の教諭として働いてきました。全部で3つの高等学校で学級運営や教科指導、部活指導などに携わり、生徒の学力向上や学習環境の改善などに貢献。20xx年からは社会科の主任としてカリキュラムの進行チェックや、地域活動への参加、研修のとりまとめなども担当しました。また、後輩教育にも注力し、新任教師や教育実習生の指導にもあたりました。
■職務経歴
20xx年xx月~現在 高等学校教諭 |
事業内容:公立高等学校 |
正規職員として勤務 |
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20xx年xx月~現在 〇〇〇〇〇県立〇〇〇〇〇高等学校 20xx年xx月~20xx年xx月 〇〇〇〇〇県立〇〇〇〇〇高等学校 20xx年xx月~20xx年xx月 〇〇〇〇〇県立〇〇〇〇〇高等学校 |
【業務内容】 |
■活かせる経験・知識・技術
- ・生徒の積極的な参加を促す授業立案などの企画力
- ・さまざまな価値観の人々に理解してもらうための伝達力
- ・保護者や他校の教師、外部業者の間を調整する折衝力
- ・部活動や教科指導など、自ら学習していく力
■PCスキル
- Word / 生徒配布用の資料作成が可能なレベル
- Excel / 関数を組み合わせての数式作成が可能なレベル
- PowerPoint / レイアウト図の作成、新規資料作成が可能なレベル
■資格
- 普通自動車第一種運転免許 / 20xx年xx月取得
- 中学校教諭一種免許状(社会) / 20xx年xx月取得
- 高等学校教諭一種免許状(社会) / 20xx年xx月取得
■自己PR
<課題を解決に導く提案力>
担当クラスの期末テストを分析した結果、全体の平均点数が伸び悩む時代区分を発見。受験に向けて再度、強化授業を行ったほか、歴史の理解度によりA、B、Cの3段階に分けてそれぞれの段階でつまずきやすい箇所を小テストとしてまとめました。週に2回小テストを実施して、反復することで記憶させるのと同時に、段階が上がっていくゲーム的な楽しさを工夫。結果としてセンター試験の結果では8割の正答率を出すことができました。
<異例のスピードでICT授業を開始>
タブレットを使ったICT授業を自ら計画し、予算管理から業者手配までを通常業務の間にこなして無事に授業開始までに準備することができました。民間企業ではないため、企画から実現までの準備期間が半年というのは異例の短さでしたが、どうしても卒業前の3年生に体験させたかったため、申請に際しては申請書類以外に必要性を説明した資料を用意し、業者にも事前に必要台数の確保を相談しておくなど、事前に根回しをすることでスムーズな導入を実現しました。
以上
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