「分析/評価」職務経歴書の書き方のポイント
※現在または直近の職種、最もアピールしたい職種を参考にしてください。
- 職務経歴には分析対象や機器名、手法など、業務内容をできるだけ詳しく書き出すことが重要です。業務内容とあわせて書かれたスキルが採用の判断基準になることがあります。
- 活かせる経験・知識・技術でも使用機器や担当領域を見やすくまとめることで、どのようなスキルを持っているのかが採用担当者に伝わりやすくなります。
- 学生時代の研究テーマや使用したことのある分析機器もアピールできるポイントです。活かせる経験・知識・技術に追加する、または新たに項目を立てる、など工夫して盛り込みましょう。
- 自己PRでは担当した分析内容と自分で考えて工夫してきたことを書いてください。自分の持っている技術と、ほかの分野でも活かせそうな能力、どちらもアピールできるとよいでしょう。
分析、評価の仕事は、転職先の会社が求めている能力と、自分の経験や技術がマッチしているかどうかがポイントなので、担当した業務内容を詳しく伝えることが大切です。職務経歴にはどんな対象を分析していたのかをはじめ、分析手法、使っている機器などを漏れなく書き出しましょう。2社以上の経験がある人は、担当業務は基本的に会社ごとの枠組みで区切り、1つの会社で担当した業務があまりに多いようであれば、対象物や分野ごとに分かりやすくまとめてください。
活かせる経験・知識・技術では、職務経歴の記述と重なる部分があってもよいので、自分の経験した分析手法や使用できる機器名を箇条書きで端的に書くと、採用担当者が一目でスキルや知識を把握できるためアピールになるでしょう。この項目では、大学の研究で学んだ知識や使用していた機器も志望企業で活かせるものであれば記載してください。大学での研究テーマについては、多少でも転職先の領域に関係があるようであれば、項目を立てて簡単にまとめておくことをおすすめします。資格は持っているものをすべて書き出し、Excel、Word、PowerPointなどのPCスキルについては、中級レベル以上の使用技術があれば記載しておく程度でかまいません。
自己PRでも、まずはどのような分析に関わってきたかを書いてください。分析時間の短縮や顧客折衝などは別分野への転職でも活かしやすい経験としてプラスの評価を得られることがありますので、ぜひ記載してください。
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「分析/評価」職務経歴書テンプレート見本(ダウンロードはこちら)
職務経歴書
■職務要約
○○○○○大学で大気汚染物質の質量分析・研究を行った後、20xx年に卒業し、株式会社○○○○○に入社。大気や土壌などの環境分析を担当しました。○○○○○市の委託による吸光光度計、GCを用いた大気分析と評価や、〇○○○○○組合委託のDNA解析による土壌中の微生物検査を経験。20xx年からは肥飼料の化学分析も担当し、原子吸光分析装置による分析のほか、放射能検査も実施しています。
■職務経歴
20xx年xx月~現在 株式会社○○○○○ |
事業内容:土壌汚染の各種調査・分析、計量証明事業 |
正社員として勤務 |
---|
20xx年xx月~現在 / 分析部 | 使用した分析機器 | 規模/役割 |
---|---|---|
【担当業務】 |
吸光光度計、GC、HPLC |
全xx名 |
■取り扱いの経験のある主な材料/分析対象物
- ・煤煙
- ・大気汚染物質
- ・農業用土壌
- ・化成肥料
- ・工業汚泥肥料
■活かせる経験・知識・技術
- ・機器分析(吸光光度計、GC、HPLC、原子吸光分析装置、ICP発光分光分析装置など)
- ・放射性物質の測定(ゲルマニウム半導体検出器)
- ・遺伝子工学(PCR-DGGE、電気泳動など)の知識
- ・統計解析ソフトによるデータ解析(JMP)
■学生時代の研究内容(○○○○○研究室:20xx年xx月~20xx年xx月)
- 【研究テーマ】ベトナム・ハイフォン工場地帯における大気汚染物質の質量分析
- 【概要】
ベトナムのハイフォン工場地帯では、工場から排出される煤煙に含まれる硫黄酸化物が日本で設定されている排出基準の約xx倍を記録していました。本研究では硫黄酸化物を定期的に調査分析し、同時に大気中に含まれる有機汚染物質をガスクロマトグラフ質量分析で同定し、サンプルを採取しました。調査とともに有機分析技術の分析法自体の開発もテーマのひとつとし、研究室全体でより高感度で迅速な分析法を検討しました。
■資格
- 普通自動車第一種運転免許 / 20xx年xx月取得
- 環境計量士(濃度) / 20xx年xx月取得
■PCスキル
- Word / 書式設定、表の挿入、社外プレゼン資料作成が可能なレベル
- Excel / IF関数、ピボットテーブルの使用が可能なレベル
- PowerPoint / レイアウト図の作成、新規資料作成が可能なレベル
■自己PR
<幅広い分野での経験と技術習得意欲>
土壌や大気の分析を数多くこなし、GCや原子吸光分析装置を使った汚染物質や重金属の同定に従事してきました。遺伝子工学分野の分析にも積極的に参加。PCRや統計解析ソフトを使った環境DNA解析にも携わったことがあり、幅広い分野での分析経験があります。今後も環境DNAによる生物モニタリングや生態系評価など、より多くの分野の知識を吸収していく意欲があり、貴社では今までの経験を活かしつつ、さらなる技術習得に励んでいこうと考えています。
<高いレベルの結果をスピーディーに報告>
学生時代から有機分析技術の分析法開発に興味があり、いかに正確な分析結果を短時間で出せるか、という意識を持って業務に取り組んでいます。定期分析の案件では試料の採取時期の変更を提案し、顧客にかけ合ってスケジュールを調整することで従来よりも質の高いデータを、短期間で出すことができました。常に現状の方法がベストなのかを自分に問い続け、より少ない工数でレベルの高いデータを作成する気概を持って、貴社に貢献していきたいと考えています。
以上
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