【例文付き】履歴書に「中退」はどう書く? 不利に働かないための書き方も解説
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履歴書を作成する(無料)大学・高校などの「中退」は、履歴書に必ず記載する
「中退」は中途採用の選考で不利に働くというイメージもあり、書かないでおこうと考えるかもしれません。気持ちはわかりますが、「中退」は学歴詐称にならないよう必ず履歴書に記載しましょう。もし履歴書に事実と異なるような記載をして入社後に嘘が発覚したら、企業によっては解雇や懲戒処分の対象となる可能性があります。
「中退」したにもかかわらず「卒業」と記入するのはNGですが、例えば、「大学を中退したことを知られたくないので、高校卒業までの経歴しか書かない」というのもNGです。
履歴書への「中退」の書き方
中退歴は、「入学」を記載した次の行に、学校名、学部・学科名を記載したうえで1文字分のスペースを空けて「中途退学」と記入するのが正しい書き方です。中退歴を目立たせたくないからといって、「入学」と記載した行にまとめて書いてはいけません。新しい行を使ってください。また、「中退」「退学」などと略さず、正式な記載方法である「中途退学」と書きましょう。
年月も正確なものを記入してください。卒業や入学と違い、必ずしも3月や4月になるわけではないので注意が必要です。わからない場合は学校に問い合わせるなどをして、正確な年月を記入してください。
▼「中退」の正しい記入例
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履歴書への「中退理由」の書き方(例文付き)
そもそも、「中退」自体が必ずしも選考に不利に働くというわけではありません。経済的事情や病気など、本人がどうすることもできない理由で、中退を余儀なくされることもあるからです。また、社会人経験をいち早く積むため、留学のためなどといった、前向きな理由で中退をすることもあるでしょう。
中退した理由が採用担当者や応募先の企業にとって納得できるものであれば、マイナスな印象につながることは少ないでしょう。
やむを得ない理由で中退した場合
経済的理由や親の介護といった、いたしかたのない理由で学校を中退した場合は、履歴書の学歴欄の「中途退学」のあとに、カッコ書きで簡潔に記載しましょう。
▼経済的事情の場合で中退した場合の正しい記入例
ポジティブな理由で中退した場合
前向きな理由で学校を中退した場合は、履歴書の学歴欄の「中途退学」のあとに、カッコ書きで簡潔に記載しましょう。前向きな理由には、「今の学業とは別にやりたいことができた」「アルバイト先で責任あるポジションを任せられて魅力を感じ、早く社会人として働きたかった」などといったものが挙げられます。
また、中退後に資格を取得した場合や高卒認定試験に合格した場合には、履歴書の学歴欄もしくは資格欄にその旨を記載しましょう。中退後にやり遂げたことやスキルアップしたことをアピールしておくと、中退理由の説得力が増します。
▼語学留学をした場合の正しい記入例
▼社会人としての就業を優先した場合の正しい記入例
好感を持たれにくい中退理由の場合
中退した理由が採用担当者に好感を持たれにくい理由である場合は、無理にそれを書く必要はありません。中退したという事実は必ず書かねばなりませんが、中退理由については履歴書では触れなくとも問題ないからです。「中途退学」とだけ書いておきましょう。
面接で「中退理由」を聞かれたときの伝え方
履歴書に中退したことが記載されていると、面接開始の時点で、面接官からネガティブなイメージを持たれてしまっている可能性が少なからずあります。聞かれたときに、「中退」の事実を簡潔に伝えられるようあらかじめ準備しておきましょう。
中退の事実を話したことにより、採用担当者からより深掘りをするような質問をされるかもしれません。その場合も、質問に対して誠実に答えればOKです。中途採用の面接では、採用担当者は社会人としてのスキルに重点を置いてチェックしているのが通常です。「中退」の事実は話すが、アピールするのは経験やスキルであると覚えておきましょう。過度に心配しすぎずに準備をして面接に臨みましょう。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー
松永 玲湖
米国CCE,Inc.認定 GCDF-Japanキャリアカウンセラー
【経歴】
dodaで約12年間キャリアアドバイザーと人材紹介の法人営業に携わり、九州・中部・関東での勤務経験があります。現在は営業職の方を中心に転職支援を行っており、U・Iターン転職など地域をまたいだ転職のサポートもしています。
【メッセージ】
仕事とプライベートは密接に関連しているので、働く場所や働き方など、考えることがたくさんあると思います。また、自分の強みは何か?得意なことは何か?と迷いを感じていらっしゃることもあると思います。そのような悩みや迷いが解決できるような情報を提供させていただきます。
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