スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

派遣社員で働いた期間の履歴書への正しい書き方

派遣社員としての職歴を履歴書へ正しく記載する方法を解説します。ポイントは、「どの派遣会社に登録し」「どこに派遣され」「いつからいつまで働いていたのか」という点をわかりやすく記載することです。職歴欄は履歴書の中でも重要な項目。採用担当者重点的に確認する部分を理解したうえで、簡潔に記載しましょう。
※このページで解説している派遣社員とは、派遣会社に人材登録を行い、派遣会社の紹介する仕事に就く「登録型派遣」のことを言います。派遣会社に正社員として入社して、他社に派遣される場合や「無期雇用派遣」を除きます。履歴書の書き方はこちら。

ツールを使って履歴書を簡単作成

履歴書を作成する(無料)
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

「派遣元」「派遣先」「業務内容」「派遣期間」を履歴書に明記する

派遣社員として働いていた期間の職歴を書く際の第一のポイントは、登録した「派遣元」の会社名、実際に働いていた「派遣先」の会社名を分けて書くことです。正社員のような直接雇用の就業形態と違って、ひとつの仕事に対して複数の会社名を記載することになるため、紛らわしい書き方をすると採用担当者の誤解を招きかねません。はっきりと「どの会社から」「どの会社に」派遣されたのかがわかるように記載してください。あわせて「業務内容」も明記しましょう。

もうひとつのポイントは、「働き始めること=入社」「仕事を離れること=退職」ではないということ。「登録型派遣」の場合、派遣元となる派遣会社に入社するのではなく、派遣社員として「登録」し、派遣先で働いている期間中だけ派遣会社に雇われるというという形になります。そのため、単純に「入社」と書くことはできないのです。派遣会社に派遣社員として登録したことを、そのまま「登録」と記載するか、「登録」の記載を省き、「○○○○株式会社より△△△△株式会社に□□職として派遣」などと書きましょう。

派遣期間が終わり、仕事を離れたときも、「一身上の都合により退職」とは書きません。「派遣期間満了につき退職」と記載します。これは自分の意思で辞めたのではなく、派遣元と派遣先との契約という不可抗力によって仕事を離れたことを示すためです。派遣社員の場合、契約期間満了まで働くのが原則ですが、万が一、「給料が安いから」「転職先が見つかったから」など、自分の都合で仕事を辞める場合は「一身上の都合により退職」で構いません。

▼派遣社員の職歴の正しい記入例1

▼派遣社員の職歴の正しい記入例2

【ニーズ別】履歴書テンプレート~ダウンロードしてすぐに使える~

  • 派遣社員の職務経歴書テンプレート 書き方とサンプル
    派遣社員で働いた期間の職務経歴書はどのように書けばいいい?
    派遣社員として働いてきた人が派遣以外の仕事へ転職するときに、職務経歴書を書く際のコツをチェックできるほか、派遣社員の人向けの職務経歴書のサンプルをダウンロードできます。

正社員としての職歴を優先して派遣社員としての職歴はシンプルに

派遣社員としての職歴を書く際に、ぜひ覚えておきたい注意点もあります。それは、正社員として働いた期間があるなら、正社員としての職歴に優先してスペースを割くこと。なぜなら、採用担当者は、派遣社員としての職歴よりも、正社員としての職歴を重点的に確認する傾向があるからです。

派遣社員として働くと、1年間や半年間で派遣先が変わることもあります。派遣社員としてのキャリアが長かったり、詳しく業務内容を書いていくと、すぐに学歴・職歴欄が埋まってしまいます。上記の記入例2のように、派遣元、派遣先、業務内容を1行にまとめるなどの工夫をしたほうがいいでしょう。

ただし、正社員としての職歴を優先しようとして、派遣社員としての職歴そのものを省略するのはNGです。派遣先の変更も含めて、しっかりと記入してください。省略を行うとその期間がブランクとなり、採用担当者に不要な疑念を抱かせてしまうリスクがあるほか、最悪の場合、経歴の詐称と判断されてしまう可能性もあります。スペースが足りないときは、省略をするのではなく、いかに正しく、コンパクトにまとめるかを考えることが大切です。

派遣社員から正社員になるために、どうやって経験をアピールすればいい?

【シチュエーション別】派遣社員としての職歴の書き方

ひと言で派遣社員としての職歴といっても、さまざまなケースが考えられます。派遣社員としての経歴が短い場合は特別な工夫は必要ありませんが、派遣先が複数にわたった場合や、複数の派遣会社に登録していた場合は、職歴の記入が長くなってしまいがちでスペースが足りなくなってしまうことも。しかも、前述のとおり、派遣社員としての職歴よりも正社員としての職歴を優先するのが基本です。ここでは3つのシチュエーションを想定し、採用担当者に伝わりやすく、かつ無駄なスペースを使わずに職歴を記入できる方法をご紹介します。

ひとつの派遣元、ひとつの派遣先しか経験していない場合

ひとつの派遣元、ひとつの派遣先しか経験をしていない場合は、正社員として働いた場合の職歴と同様に行を分けて書くと覚えておきましょう。「株式会社○○○○に登録」と1行を使って書き、その次の行以降で勤務した部署名、業務内容までしっかりと記入します。スペースがあるにも関わらず、職歴の記載内容が省略されていると手抜きと捉えられる可能性もあります。派遣元、派遣先、部署名、業務内容、就業期間が簡潔に示されている前述の記入例1がベストな書き方です。

▼正社員と職歴と同様に行を分けて書く

ひとつの派遣元、複数の派遣先での勤務を経験している場合

ひとつの派遣元にしか登録していないが、派遣先の会社が複数にわたるというケースも考えられます。この場合、最初に派遣元となる派遣会社の名前を書きます。そして、その次の行以降に、働いた派遣先の企業の分だけ、企業名、業務内容を連続して記入していきます。このとき、いつまで派遣されていたのかをカッコ内書きで1行にまとめると、派遣期間を簡潔に伝えることができます。派遣先の変更ごとに「派遣期間満了につき退職」と記載する必要はありません。「派遣期間満了につき退職」という言葉は、派遣社員を辞めて正社員になった場合や、派遣会社を変えた場合など、その派遣元を利用しなくなったときに記載します。

▼派遣先についての記載を1行でまとめる

複数の派遣元、複数の派遣先での勤務を経験している場合

登録した派遣元が複数で、さらにそれぞれの派遣元から複数の会社に派遣されて働いた経験がある場合は、派遣元ごとにわかりやすくまとめるのが基本です。前述した、「ひとつの派遣元、複数の派遣先での勤務を経験している場合」の記載方法を、登録した派遣元の分だけ繰り返すと考えるとわかりやすいでしょう。派遣元も派遣先も複数にわたる場合は特にスペースを取ってしまいがちです。可能な限りコンパクトにまとめることを心がけましょう。

▼派遣元ごとにまとめ、派遣先についての記載はシンプルに

doda履歴書作成ツール

項目を入力するだけで簡単作成!

質問に答えるだけでカンタンに職務経歴書作成ができる!
レジュメビルダーで書類作成する
あなたの自己PRポイントを診断!履歴書作成もこれで迷わない
「自己PR」発掘診断を受ける
転職活動のスタートはまずここから
会員登録する
シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 平均年収ランキング2024