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履歴書にメールアドレスは必要?基本の書き方と注意点を紹介
本記事では、履歴書にメールアドレスを書く理由や基本的な書き方、意識しておきたい注意点を紹介します。メールアドレスは普段何気なく使用しているものですが、いざ履歴書に書こうとするとどのように書けばよいのか、何かルールがあるのか疑問に思うこともあるでしょう。
転職活動で使用しないほうがよいメールアドレスの種類や、転職活動でメールを送るときに意識したいこともあわせて紹介します。これから履歴書を作成する人は、ぜひ参考にしてみてください。履歴書の書き方 完全ガイドはこちら。
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履歴書を作成する(無料)履歴書にメールアドレスを書く理由
履歴書にメールアドレスを書く理由は、応募先企業とメールでやりとりすることが多いためです。主にメールでのやりとりが多いのは、以下のようなメリットがあることによります。
- 時間を問わずいつでも送受信できる
- やりとりの履歴が残ってあとから確認できる
- 応募書類を添付ファイルとして送信できる
応募書類をメールで提出すると企業にメールアドレスは伝わりますが、履歴書に記載することで転職活動のやりとりに使うアドレスであることを明確に伝えられます。そのため、履歴書にはメールアドレスを明記しましょう。
履歴書にメールアドレスはどのように書く?
履歴書にメールアドレスを書くときには、いくつか意識したいポイントがあります。とくに意識したいポイントは以下の3つです。メールアドレスをどのように書くのか迷ったときは、ぜひチェックしてみてください。
確実に連絡が取れるアドレスを正確に記入する
応募先企業の採用担当者は、選考結果や日程調整などを連絡する際に履歴書に記入したメールアドレスに連絡します。そのため、確実に連絡が取れて頻繁にチェックできるメールアドレスを記入しましょう。
▼履歴書のメールアドレスの正しい書き方

また、メールアドレスは1文字でも違っているときちんと届かなくなるため、書き間違いや入力ミスがないように注意が必要です。書き終わったときには見直すことをオススメします。
記入欄がないときは連絡先の欄を使用して書く
履歴書のテンプレートによっては、メールアドレスを書く場所がないケースもあります。そのようなときは、連絡先欄に使用するメールアドレスを書きましょう。
▼履歴書にメールアドレスの欄が無いときの記入例

連絡先欄には「メールアドレス:xxxxxx@yyy.net」のように、メールアドレスが書かれていることがひと目で分かるように記入します。
なお、dodaではニーズに応じて選べるようにさまざまなスタイルの履歴書テンプレートを用意しています。メールアドレス欄がある履歴書テンプレート(シンプルな履歴書テンプレート)や、職歴欄が多いテンプレートなども用意しているので、これから履歴書を書く人は、ぜひ活用してみてください。
スマホとパソコンの双方で閲覧できるメールアドレスを記入する
基本的に、転職活動ではスマホとパソコンの両方で閲覧できるメールアドレスを使用しましょう。スマホでメールをチェックできれば、外出中などでもスムーズに確認できるためです。
転職活動中には、資料や適性検査のURLを受信することがあるかもしれません。そのようなときに、パソコンでもメールの確認ができると便利です。
履歴書に書くメールアドレスはどのように選ぶ?
転職活動で使用するメールアドレスは、確実に連絡が取れるものを選ぶのが基本です。
普段使っているメールと転職活動のメールを分けて管理したい場合は、転職活動専用のメールアドレスを用意するのもひとつの方法です。その際、多くの人に知られているGmailやiCloudメールを使用するとなおよいでしょう。
あまり知られていないドメインのメールアドレスを使用すると迷惑メール扱いされたりするリスクがあるためです。
転職活動で使用しないほうがよいメールアドレスの例
転職活動で使用するメールアドレスであればどのようなものでもよいわけではなく、避けたいメールアドレスもいくつかあります。ここでは、とくに避けたいメールアドレスの例として以下の4つを紹介します。
ビジネスシーンにふさわしくないメールアドレス
ビジネスシーンで使用する上で適切ではないメールアドレスは避けましょう。自分の趣味や嗜好性を過度に押し出したメールアドレスなどが該当します。
もし、上記に該当するメールアドレスしかないのであれば、転職活動で使用するメールアドレスを新たに取得しましょう。
Gmailをはじめとした一部のメールサービスでは、アドレスだけでなくアカウント名が相手に伝わる場合があります。そのため、アカウント名もビジネスシーンに適していないものになっていないか確認し、必要に応じて変更しましょう。
どのようなアドレスがよいか悩んだときは、「taro.tenshoku1998」のように名前や生年月日などを使用したメールアドレスにするとよいでしょう。
ランダムな文字列のメールアドレス
ランダムな文字列のメールアドレスは読みにくく送信時のミスタイプを誘発しやすいため、避けることをオススメします。
使用しているメールサービスによっては、アカウントを取得したときにランダムなメールアドレスが発行されるものがあります。
今使っているメールアドレスが上記に該当するときは、転職活動で使用する前に変更しておくとよいでしょう。
会社のメールアドレス
現在勤務している会社のメールアドレスを転職活動で使うのは不適切です。会社のメールアドレスは自社の業務でのみ使用するものであり、プライベートな用途に使用するものではないためです。
そのため、仕事中でも確認しやすいからといって社用メールのアドレスを履歴書に書くのは避け、自分で用意したメールアドレスを書くのが基本です。
キャリアメール
転職活動でキャリアメールを使用するのも、避けたほうがよいでしょう。
キャリアメールはドコモやauなどの移動体通信事業者が運用しているメールサービスで、パソコンで確認するのに手間がかかったり、企業からのメールが迷惑メールに分類されたりするケースがあるためです。
場合によっては、添付ファイルがきちんと送受信できないこともあります。従って、キャリアメールは避けてGmailなどのアドレスを書くのがオススメです。
履歴書にメールアドレスを書くときの注意点
実際に履歴書にメールアドレスを書くときには、以下のポイントに注意することが大切です。単純なミスで企業とのやりとりに支障をきたさないためにも、ここで一通りチェックしておくことをオススメします。
誤認しやすい文字を明確に書き分ける
アルファベットや数字には誤認しやすいものがあるため、きちんと書き分けることが大切です。誤認しやすい文字の例には、以下のようなものがあります。
- 0とO、o(数字のゼロ、アルファベットの大文字のオー、小文字のオー)
- 1とl、I(数字のイチ、アルファベットの小文字のエル、大文字のアイ)
- 9とq(数字のキュウ、アルファベット小文字のキュー)
パソコンで履歴書を作成するときは、Times New Romanなどの可読性が高いフォントを使用すると、誤認を防ぎやすいでしょう。手書きのときは、それぞれの文字の特徴を明確に書き分けることが大切です。
ハイパーリンクは削除する
パソコンで履歴書を作成する場合、メールアドレスを入力すると自動的にハイパーリンク化され、クリックすると自動でメールソフトが起動するケースがあります。
ハイパーリンクが有効になっていると採用担当者が履歴書を確認するときに上記の現象が発生し、確認しにくくなりかねません。そのため、履歴書が完成したらハイパーリンクを削除してから提出すると親切です。
記入ミスに注意する
メールアドレスに記入ミスがあると連絡が取れなくなるため、間違いなく書くことは大切です。注意して書いても書き間違えることはあり得るため、書き上がったとき・提出する前にはそれぞれ確認することをオススメします。
確認するときは1文字ずつ注意深くチェックし、メールアドレスの文字列と一致しているか、間違えやすい文字を分かりやすく書き分けているか確認してから提出しましょう。
書き忘れたときはすぐに連絡する
万が一履歴書を提出したあとに書き忘れたことに気づいたときは、すぐに応募先企業に連絡しましょう。メールアドレスを書いていないと、採用担当者がどこに宛てて連絡すればよいか分からなくなるケースがあるためです。
書き忘れに気づいたらすぐに応募先企業の採用担当者宛てにメールを送信し、転職活動で使用するメールアドレスを伝えます。すぐに伝えることで、その後のやりとりがスムーズになります。
応募先企業とメールでやりとりする際に意識しておきたいこと
メールアドレスの書き方だけでなく、実際にメールを送受信するときに意識したいこともいくつかあります。ここでは、意識する具体的なポイントとして、以下の2つをチェックしていきましょう。この機会に設定などを一通り見直しておくことをオススメします。
受信設定をきちんと確認する
履歴書に書く予定のメールアドレスの受信設定は、提出前にきちんと確認しておきましょう。とくにチェックしておきたいのは、受信拒否設定です。受信拒否設定がどのようになっているかを確認し、応募先企業からのメールをきちんと受信できるように必要に応じて設定を変更します。
操作ミスで受信拒否リストに登録することもあり得るため、拒否リストは忘れずに確認しましょう。場合によっては、選考期間中に限って受信拒否設定を解除しておくのもひとつの方法です。
迷惑メールフォルダもチェックする
企業から送信されたメールが、迷惑メールフォルダに振り分けられるトラブルもよくあります。そのため、履歴書を提出したり応募先企業にメールを送信したりしたあとは、一定期間迷惑メールフォルダもチェックするようにしましょう。
通常、迷惑メールフォルダにメールが振り分けられると通知されません。そのため、意識して確認しないと見落とします。企業からメールが届く可能性がある期間中は、1日1回は迷惑メールフォルダをチェックしておくとよいでしょう。
これまで正常に受信していたとしても、ある日突然迷惑メール扱いになることもあるため注意が必要です。
一方で、選考結果は○日以内に届くなどの明確な期限があるわけではありません。選考結果がまだ出ていないのか、それとも連絡を受信できていないのかと悩んだ方は、以下の記事を参考してみてください。
履歴書のメールアドレス欄についてよくある質問
最後に、メールアドレスを書くときによくある質問とその答えを見ていきましょう。ここで紹介するQ&Aは以下の3つです。履歴書の作成をスムーズにするためにも、疑問点はすぐに解消することが大切です。
メールアドレスの欄が2つある場合はどちらに記入すればよい?
「現住所」と「連絡先」で記入欄が分かれているなど、メールアドレスを書く欄が2つあるときは、上段に連絡先として使うメールアドレスを書きます。下段には「同上」と書くことで、上段に書いたメールアドレスにメールを送ればよいことが伝わります。
メールアドレスが長い場合はどうする?
メールアドレスが長く1行で書ききれないときは、2行に分けて書いても問題ありません。2行に分けるときは「@」の前で改行し、ユーザー名+@を1行目、ドメインを2行目に書くのがオススメです。区切りが悪いところで改行すると誤認する原因になるため、分かりやすいところで改行しましょう。
応募先企業とやりとりで使うメールアドレスを変更したい場合どうすればよい?
なんらかの理由で履歴書を提出したあとにメールアドレスを変更したいときは、そのことを応募先企業の採用担当者に連絡しましょう。変更が必要になった段階で、すぐにメールで連絡します。メールの本文に今後使用するメールアドレスを明記し、そのアドレスに宛てて送ってほしいことを伝えましょう。
転職活動では履歴書に連絡用メールアドレスを書くのは必須
転職活動では応募先企業とメールでやりとりする機会が多いため、履歴書には必ず連絡がつくメールアドレスを正確に記載しましょう。転職活動用のメールアドレスを新たに作るのもスムーズなやり取りのための効果的なひとつの方法です。
これから選考のために履歴書を書く人は、本記事で紹介した情報を一通りチェックして正確かつスムーズに書けるようになっておきましょう。
dodaではガイドに従って入力するだけで履歴書を作れるツールを用意しています。本ツールを利用すれば迷わず履歴書を書き進められるため、ぜひ活用してみてください。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

【経歴】
2020年にパーソルキャリア株式会社に入社後、法人営業として企業の採用支援を担当。その後、キャリアアドバイザーとして多くの方のキャリア相談を担当しております。企業側の採用支援の経験も活かしつつ、「はたらいて、笑おう。」を実現している方を一人でも多く増やせるようにと考えております。
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