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転職が決まらない人がつまずく7つのポイントと対策 
つまずきポイント診断と対応策

転職活動を始めたものの、思うように進まずに焦っている人もいるのではないでしょうか。転職が決まらないのには何かしらの要因があるはずですが、それが何なのか自分では分からない場合が多いものです。転職経験者のデータやキャリアアドバイザーのアドバイスを参考に、これまでの活動を客観的に振り返り、つまずいている原因を洗い出して対策を考えてみましょう。

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転職が決まらない…はよくある悩み

転職は大変だという印象は誰もが持っているのではないでしょうか。実際に転職活動を経験している人への調査(※1)でも、多くの人が何かしらの悩みを抱えていることが分かりました。

この調査では、対象者に転職活動での失敗について質問したところ、約64%が何かしらの失敗を経験したという結果になりました。その内訳は、転職活動中の失敗が約45%、入社後に気づいた失敗が約19%でした。

doda調べ「転職活動経験者が転職活動で最も大変だったこと、うまくいかなかったこと(単一回答)」の調査結果では、約64%が何かしらの失敗を経験したという結果になりました

※1:doda調べ「転職活動経験者が転職活動で最も大変だったこと、うまくいかなかったこと(単一回答)」
調査期間:2019年4月
調査対象:20~40代の転職活動経験者178人
(注)四捨五入しているため回答の合計が100になりません。

転職活動中の失敗の内容としては、「なかなか自分の希望する求人が見つからない」「応募書類の作成や面接をうまくやれなかった」「忙しくてまとまった時間がなかったので転職活動がうまくできなかった」などが多く挙がりました。
転職が決まらないことへの焦りや不安を解消するために、つまずきやすいポイントを把握して、ほかの人は転職活動でどのように動いているのかを平均的なデータとして知っておくと安心して進められるでしょう。

転職のつまずきチェックリスト つまずきやすい7つのポイントと対策を解説

「転職しよう」と思い立ってから、求人への応募、書類選考、面接まで、転職活動でつまずきやすい7つのポイントに注目して、対処法を解説していきます。今、転職活動をしていてなかなかうまく進まないと感じている人は、何につまずいているのかチェックしてみましょう。

自身の転職活動を振り返って思い当たる点はあったでしょうか?例えば、自分ではたくさんの会社へ応募したつもりでいたが、志望する職種では中途採用案件が少なく応募が殺到したため、実際はもっと多く応募する必要があったなど、つまずきには自分では予測できない要因もあります。

次に転職市場の動向や平均的な応募数などを踏まえて、各つまずきポイントについて解説していきます。

1.転職のゴールは整理できていますか?

「今の会社を辞めて転職したい」という気持ちが固まっている人は、転職で何がかなえられたら満足できるのか、ゴールを具体的に考えてみましょう。例えば、「現職のこういう不満が解消される会社」「こういう経験が積めそうな仕事」など、転職の目的を明確にすることで、応募する求人を選ぶとき、転職理由・志望動機を語るとき、内定を承諾するときなどに判断する軸ができるので、転職活動を進めやすくなります。

また、「いいところがあれば転職したい」という転職への熱度がそれほど高くない人でも、仮に「〇月までは活動してみる」と期限を設けて、時間軸を定めることでアクションを起こしやすくなります。

希望入社日からスケジュールを逆算できる【転職スケジュール】

2.転職活動の期間は十分ですか?

転職活動は平均で2~3カ月、求人数が少ない職種・業界では3~4カ月になることもありますが、この期間に集中的に活動して内定を手にするのが一般的です。活動期間が1カ月に満たないのであれば、まだ焦る必要はないと言えます。

それよりも、自己分析や応募書類などの準備が不十分なまま転職活動を進めると、選考を通過するのが難しくなってしまいます。できるだけ集中して2~3カ月は転職活動に専念するのが望ましいのですが、仕事の繁忙期などで集中できない場合は、「自己分析は○月までに終わらせる」といった大まかなスケジュールを立てて実行していきましょう。

一方で「もうかれこれ1年ぐらい応募し続けている…」という人もいるでしょう。転職活動が長期に及んでいる場合は、前述のゴール設定のほか、この後に説明する応募社数や書類通過率を改めて確認した上で、意識的・計画的に進めていくことが大切です。

転職活動期間の平均は? 長引かせないコツ

3.応募した社数は十分ですか?

dodaを利用して転職した人が、1社の内定を得るまでに応募した求人の数は、平均27.0社(※2)となっています。また全体の約91.9%の人が2社以上の企業に応募。さらに全体の約60.3%の人が11社以上に応募していました。

※2 「転職成功者の平均応募社数」 直近の1年間にdodaエージェントサービスを利用して内定を得た人のデータを元に算出

とはいえ、ただやみくもに応募すればよいわけではありません。求人情報を見て、すべての希望条件を満たしていなくても、今までの経験が活かせる、新しい経験ができる、希望がかなえられる、など1つでも自分の要望や条件と合致する点があれば応募を考えてみましょう。

なぜこの求人に興味を持ったのかを意識しながら選んで、ある程度の数までは応募をしてみることが大切です。

4.応募先の企業・業務内容は自分の経験・スキルと合っていますか?

例えば、年収や残業時間が理由で転職を考える人は、まずその条件をクリアした求人に絞ろうとするでしょう。しかし企業側からすると、選考のポイントはその求人とスキルが合っているかどうか。条件面も大事ですが、スキル面でミスマッチな求人に応募しても通過は難しいでしょう。

自分自身の経歴の棚卸しをして、「何がどれくらいできる/できないのか」をしっかり把握した上で、求人を見るようにしてください。自分が知らない業界や企業について、具体的にイメージするのは難易度が高いので、エージェントを利用して情報収集をして判断することがおすすめです。

新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、求人は「即戦力人材の採用」へとシフトしている傾向があります。経験がある業界・職種は転職できる確率が高くなりますが、それだけでなく、違う業界でも経験が活かしやすいことがあります。自分の経験がほかのどんな業界で活かせるかを知るには、エージェントを利用して情報収集することがおすすめです。

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5.書類選考は通過していますか?

転職成功者の平均応募社数」では「書類通過率」も算出しており、19社へ応募して書類が通過するのは4社。書類通過率の平均は約2割です。

この数値はあくまで目安ですが、もしも極端に通過率が低い場合は、自身のスキルや経験、実績と応募先が合っていないか、適切にアピールできていないことが考えられます。

履歴書や職務経歴書がしっかり書けていると思っていても選考を通らないのは、多くの場合「企業側の視点を持てていない」ことが原因です。今までの自分の経験の中で派手なもの、見栄えのいいものを書こうと考える人が多いと思います。しかし、企業が求める人物像にマッチしていなければ選考は通りません。むしろ自分自身では「こんなことは誰でもできる」と思っていることの中に、アピールポイントがあるかもしれません。

また、仕事の実績はもちろんですが、その実績が出るまでにどのように考えて行動したのかという、業務に取り組む態度や道筋も採用担当者が見たいと思っているポイントです。業務の課題をどのように捉え、工夫改善してきたのか、思考や行動の過程を伝えると、採用担当者は入社後に活躍してくれそう、とイメージしやすくなります。

企業目線での職務経歴書や自己PR文に落とし込めているかどうか、書類を見直しておきましょう。

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6.面接は通過していますか?

面接通過率の平均も約2割です。「転職成功者の平均応募社数」では、5社の面接を受けて内定に至るのは1社であると算出されています。何社も面接を受けて1社も内定が得られないようであれば、面接の準備が十分でないことが考えられます。

書類の通過と同様に、応募者が「企業側の視点を持てていない」ことが大きな要因となります。必ず聞かれる質問に対して、しっかり回答できるように準備をしておきましょう。面接官は職務経歴書を見た上で、入社後に活躍できるかを確認しようとしています。職務経歴書をベースに、面接ではさらに何を質問されるかをシミュレーションしましょう。

また、面接では話す内容のほかに、声の調子や表情、ダラダラと話していないか、質問の意図に的確に答えてスムーズなコミュニケーションができているか、なども見られています。下記の記事などを参考に見直しておきましょう。

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7.志望する業界の採用は活発ですか?

企業の採用ニーズは社会情勢によって変化します。コロナ下の現状では、人材採用を抑制する業界や企業もあります。

反対に、コロナによる生活様式の変化を追い風に成長している企業や業界もあります。日常生活やビジネスでの非対面化が進み、IT業界やWeb業界の求人ニーズは底堅く、それ以外の業界でも新しいビジネスモデルを模索して人材を求めるケースもあります。

企業が水面下でどのような人材を求めているのか、といった採用動向や、異業種でも親和性がある業界ではニーズがある、といった業界動向など、個人が情報収集するのは難しいのが現実です。最新の情報を知って転職活動するなら、キャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。

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転職が決まらないケース別Q&A

ほかにもいろいろなケースで転職が決まらずに悩んでいる人もいるでしょう。転職がうまくいかないそのほかの原因と、キャリアアドバイザーからのアドバイスを紹介します。

Q転職回数が多いから決まらない?

A採用担当者としては、転職回数は気になる要素のひとつ。ですが、「転職回数だけで合否を判断している」ということはなく、「スキルの深さ・一貫性」や「これからの伸びしろ」をより重視しています。
転職回数の多さをカバーし、応募書類や面接で納得してもらえる転職理由の伝え方は、『年代別!転職回数が多い人が転職を成功させるコツとは?~採用担当者は転職回数をどう見てる?~』の記事をご確認ください。

Q離職してブランク期間があるから決まらない?

Aブランクが長いとブランクがない人と比較すると不利なこともありますが、伝え方とブランク中に得たポジティブな気づきを話すことが大切です。採用担当者にプラスの印象を与えるためのアドバイスは『離職してブランク期間がある場合の注意点は?』の記事をチェック。

Q30代で実績がないから決まらない?

A分かりやすい実績がなくてもアピールポイントは探せます。日々の業務の中で工夫したことや前向きな意欲を事例とともに伝えるようにしましょう。実績がない人のアピールの探し方・伝え方のアドバイスは『30代で特筆すべき実績がなくても、転職できる?』の記事をご確認ください。

Q40代・50代の転職だから決まらない?

A40代・50代では、より専門的なスキルやマネジメント経験などが求められます。決まらないのは年齢のせいというより、アピールの仕方やミドル層のキャリアに合った求人をピックアップできていない点にあるかもしれません。40代・50代の転職活動の進め方は、『40代の転職で気をつけることはありますか?』『50代での転職成功のポイントがあれば教えてください』の記事をご確認ください。

Q派遣の経験しかないから決まらない?

A「組織に貢献できること」をアピールできれば、ほかの雇用形態でも十分可能性があります。採用担当者の「組織に対する意識が薄いのでは」という懸念を払拭できるようなアピールを心がけましょう。『派遣社員から正社員になるために、どうやって経験をアピールすればいい?』『派遣から正社員への転職を希望しているが、30代で正社員経験なしでも可能?』の記事をご確認ください。

Q時短勤務を希望しているから決まらない?

A時短勤務導入の動きが広がっています。とはいえ、入社時から時短勤務で受け入れてくれる企業に絞ると、選択肢が少なくなってしまいます。少し視野を広げて、フルタイムでも育児と両立できる企業を探してみるのもおすすめです。時短希望の転職を実現させるには『ワーママなので時短で働きたい。転職はできる?』の記事をチェック。

Q入社1年目での転職だから決まらない?

A入社後、業務を覚える前に辞めてしまったという場合には、「長続きしなかったことの反省」と「次こそは長く勤務したい」という誠意と熱意を示すことが肝心。入社1年目の転職活動で伝えるべきポイントについては、『今年新卒入社したばかりですが、転職できますか?』の記事をご確認ください。

Q資格がないから決まらない?

A資格はあくまでも+αで、転職では実務経験のほうが重視されます。「資格を取ってから転職活動をしよう」と考えている人は、『会社を辞め、資格取得に専念してから転職してもよい?』の記事をご確認ください。

つまずいたら転職の目的や自己分析に立ち返ろう

転職が決まらずに悩んでいる人へ、転職活動をうまく進めてゴールを達成するための方法を紹介してきました。

転職が決まらない背景には、いくつかの課題があります。自分が何によってつまずいているのかを把握して、転職活動を立て直す必要があるかもしれません。
つまずいたと思ったら転職の目的に立ち返ることが大切です。改めて自己分析をしたり、だれかに相談して客観的な視点を入れたりすることで、転職によって何を目指していたのかを再認識できれば、そのためにすべきことも見えてくるでしょう。

キャリアアドバイザーに相談すれば、転職の目的から一緒に振り返り、つまずきの原因も分析できます。一人で悩まずに相談してはいかがでしょうか。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

キャリアアドバイザー

松井 貴史(まつい・たかし)

【経歴】
dodaキャリアアドバイザーとして、IT業界からメーカー・商社・販売サービスと多岐にわたる領域で300人以上を支援。また法人営業としても、IT業界の大手SIer、コンサルティングファーム、監査法人各社を中心に担当し、企業の人事・採用コンサルティングを経験してきました。現在はIT業界の営業経験者を中心に担当しています。これまでの経験を活かし、マーケット情報や企業の詳細な情報をお伝えすることを強みとしながら、幅広いご年齢・ご経歴の方々の転職を支援しています。

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