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転職Q&A(面接)

Q.合格フラグが知りたい!面接で落とされるサイン、不合格フラグは?

面接官の態度で合格か不合格かが分かると聞きました。できるだけ早く結果が知りたいので、見るべきポイントを教えてください。(K.Bさん/30歳)

A.面接時間が長い・今後の話をされるなどは合格フラグかも

面接官が面接中に見せる言動・態度から、受かる可能性が高いサインのことを「合格フラグ」、落とされる可能性が高いサインのことを「不合格フラグ」と呼ぶことがあります。

合格フラグ
  • ・面接時間が長い
  • ・「向いている・社風に合う」と言われる
  • ・次回の面接のアドバイスをくれる
  • ・具体的な入社日や入社後の話が出る
  • ・他社の選考状況を詳しく聞かれる
不合格フラグ
  • ・面接官の対応が冷たい・テンションが低い
  • ・定番の質問しかされない
  • ・面接時間が極端に短い
  • ・逆質問を求められない

面接官が応募者に興味を示していると受け取れるような態度は合格フラグかもしれません。例えば「面接時間が長い」「具体的な入社日や入社後の話が出る」「他社の選考状況を詳しく聞かれる」といったものです。
反対に、「面接官の対応が冷たい」「定番の質問しかされない」「面接時間が極端に短い」など、あまり興味を示していないように感じられる態度は「不合格フラグ」の可能性があります。

しかし実際、面接官が面接中に見せる言動・態度から、確実に合否を見極める方法は残念ながらありません。面接時間が長く、次回の面接のアドバイスをくれたり、向いていると言われたりして、合格フラグかもしれないと思っていても、すべての応募者に同じ態度を取っているだけで、合格ではない可能性も十分にあります。また、面接を受けている時点では評価が高かったとしても、後から、より企業にマッチする応募者が現れてしまうケースも少なくありません。

反対に、面接官の対応が冷たく感じられたり、面接時間が極端に短かったりして、不合格フラグかもしれないと思っていても、合格になる可能性は十分あります。そもそも面接官が表情をあまり表に出さない人かもしれませんし、短い時間で十分に応募者の魅力が伝わるケースもあります。

このように、たとえ面接官の態度や仕草から「合格フラグ」や「不合格フラグ」を感じたとしても、正式な結果が出るまでは合否は分かりません。面接中にどちらかのフラグを感じたとしても、落ち着いて最後までアピールしましょう。また、面接後は一喜一憂しすぎず、正式な選考結果を待つことが大切です。

面接で期待できる5つの合格フラグ

  • ・面接時間が長い
  • ・「向いている・社風に合う」と言われる
  • ・次回の面接のアドバイスをくれる
  • ・具体的な入社日や入社後の話が出る
  • ・他社の選考状況を詳しく聞かれる

面接時間が長い

面接時間が長くなるのは、面接官が応募者に対して興味を持って話を聞こうとした結果と考えられます。面接内で、一つひとつの質問・回答にていねいに対応してくれているのであれば、その分、面接官が応募者と真剣に向き合おうとしている可能性が高いです。

「向いている・社風に合う」と言われる

面接官は「入社した際に活躍できそうか」と同時に「長く働いてくれそうか」を重視して見ています。面接官から「向いている・社風に合う」と言われることは、仕事や組織と合っており、「活躍できそう」「長く働いてくれそう」という期待の表れである可能性があるでしょう。このように面接官から言ってもらえた際には、素直にお礼を伝え、自分でもマッチしていると感じた場合にはその旨も伝えるとよいでしょう。

次回の面接のアドバイスをくれる

面接は一つの企業で2回以上あるのが一般的です。また、1次面接は人事担当者、2次面接は部門責任者、最終面接は役員・社長というように、面接ごとに面接官は異なります。面接中や面接後に「企業情報をさらに詳しく知っておいてください」「将来のキャリアの希望をより詳しく語れるように準備しておいてください」などと次の選考に関するアドバイスをもらえた場合、応募者への評価が高く、次の面接もしっかり乗り切って、入社してほしいと思われている可能性が高いでしょう。

具体的な入社日や入社後の話が出る

具体的な入社日についてや、入社後に担当する仕事について入念な質疑応答が行われた場合は、面接官に合格後の働き方をイメージしてもらえている可能性があります。「早くていつ入社可能ですか」「入社したらこの業務を任せたい」などの具体的な話題が出た場合は、合格を出そうと思われているかもしれません。

他社の選考状況を詳しく聞かれる

面接官が他社の選考状況を詳しく確認する理由はさまざまありますが、その一つに、「他社と選考スケジュールを調整し、応募者を他社に取られないようにするため」というものがあります。「他社への返事の期日はいつですか?」「現在受けている企業の志望順位を教えてください」などと突っ込んだ質問を受けた場合は、他社に取られたくないと思われている可能性があるでしょう。

面接で落とされるサインかも?4つの不合格フラグ

  • ・面接官の対応が冷たい・テンションが低い
  • ・定番の質問しかされない
  • ・面接時間が極端に短い
  • ・逆質問を求められない

面接官の対応が冷たい・テンションが低い

面接官の返事や反応などがそっけなく、全体的にテンションが低いのは不合格フラグかもしれません。面接官は興味のある応募者に対しては、質問を多く行い、同時に応募者のコミュニケーション能力を測る場合が多いでしょう。また、採用したい応募者にはできるだけ好印象を与えようとする傾向があります。ただし中には、面接官の性格や企業の面接方針によって対応が冷たく感じられることもあり得るので、気にしすぎないことが重要です。

定番の質問しかされない

職務経歴、志望動機、転職理由といった定番の質問だけで、その内容もあまり深掘りされない場合、面接官は応募者に興味を感じなかった可能性があります。面接官に質問の深掘りをされないまま、不合格になってしまった場合には、話す内容や話し方を改善すると、面接の通過率が上がるかもしれません。話す内容や話し方を見直したい場合は、転職エージェントにプロの目線でチェックしてもらうことをおすすめします。

面接時間が極端に短い

面接の評価が高くなかった場合、回答への深堀りは少なくなり、極端に短い時間で終わってしまう可能性があります。ただし、もともと面接の時間が短い会社である場合や、短い時間でも十分に良さが伝わった場合もあるので、たとえ面接時間が短かったとしても深く考え過ぎないことが大切です。

逆質問を求められない

逆質問は自社を応募者に知ってもらい、自社への不安や疑問を解消したり、応募者の志望度を測ったりするために行うものです。逆質問を求められなかったり、機会があっても返答がていねいでなかったりする場合は、面接官が応募者に自社を紹介しようと思えていないなど、不合格フラグの可能性があります。しかし、そもそも逆質問を確認しないタイプの面接官もいるため、逆質問の場がないからといって気を落とさず、最後までアピールしましょう。また、もし企業に聞きたいことがある場合は、こちらから質問をしてみるのもよいでしょう。

「面接結果の連絡が遅い」は合否に関係ない

不合格フラグとして、「面接結果の連絡が遅い」ことに不合格フラグの可能性を感じ、不安になる方もいらっしゃるようです。しかし、ほかにも選考をしている応募者がいたり、話し合いに時間がかかっているだけで、実際には合否に関係なかったりするケースが多いです。事前に伝えられている合否の連絡期限ギリギリまで来ていなかったとしても、そこまで悲観する必要はないでしょう。

万が一、期限を過ぎても連絡がない場合は、不合格の可能性が高いかもしれません。ただし「不合格の場合も連絡をする」と事前に言われていたにもかかわらず連絡が来ない場合は、念のため人事担当者などに連絡してみましょう。

面接中に不合格フラグを感じてしまったときはどうする?

面接中に不合格フラグを感じたからといって、その場であきらめるのは非常にもったいないです。面接が終了するまでチャンスはあると考えて、最後まで積極的に自分をアピールしましょう。不合格フラグが勘違いである可能性もおおいにありますし、万が一、高い評価を受けていなかったとしても、その後のアピールで状況を好転させることは十分にできます。

面接で落ちたら見直したいポイント

  • ・ビジネスマナーや身だしなみに問題はないか
  • ・コミュニケーションの仕方に問題はないか
  • ・業界や企業のリサーチが足りているか
  • ・社風との相性はどうか
  • ・志望動機が明瞭かどうか
  • ・積極的にアピールできているか

面接で落ちてしまうと、落ち込むこともあるでしょう。しかし、「その企業とはご縁がなかったが、自分に合う企業はきっと見つかる」「どうしたら次はもっと良くなるのか」とポジティブな気持ちに切り替えていくことが大切です。また、自分にマッチした企業に合格するためには、上記のようなポイントを見直しましょう。

面接で受かるための対策方法

  • ・ビジネスマナーや身だしなみを見直す
  • ・何度も面接の練習を行う
  • ・業界分析・企業分析をしっかり行う
  • ・志望動機や自身の強みを整理する

対面面接・Web面接にかかわらず、面接では第一印象が非常に大切です。時間を守るといった当たり前のことはもちろん、面接中の言葉遣いや、髪型・スーツ・靴などの身だしなみは事前によく見直しておきましょう。

また、面接は慣れていないとうまく話せないことも多いでしょう。話すのが苦手な人は特に面接練習を慣れるまで何回も行う必要があります。自分一人で練習するのは難しいため、家族や友人、場合によっては転職エージェントなど、プロの手を借りるのも一つの方法です。

その際は、自己分析・業界分析・企業分析をしっかり行い、転職を考えた理由、応募先企業であれば希望がかなえられる理由、活かせる強みが何かをしっかり整理しておきましょう。自分視点だけでなく相手視点に立つことは面接に合格するために重要です。リサーチする際には、採用サイトや企業の公式サイトを調べてみましょう。

合格・不合格フラグはあくまで目安として、最後まで力を出し切ろう

本記事では、合格・不合格フラグを紹介してきましたが、これらはあくまで目安なので実際は、正式な選考結果が出ないと分かりません。一喜一憂せずに、落ち着いて最後まで力を出し切って面接に挑みましょう。また、もし面接が苦手だなと感じる場合には、自分一人で悩まず、転職のプロであるエージェントの力を頼ることをおすすめします。

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