「プロセスエンジニア」職務経歴書の書き方のポイント
※現在または直近の職種、最もアピールしたい職種を参考にしてください。
- 担当製品、担当業務、使用していた環境・ツール、規模などをプロジェクトごとに詳しく記載しましょう。実績・取り組みでは自分で考えて工夫していた点をまとめてください。
- 活かせる経験・知識・技術で業界経験の豊富さやスキルを簡潔にアピールしてください。
- 自己PRでは、トラブルへの対応力や、プロセスの改善力を示すようなエピソードを書くのもよいでしょう。スピード重視なのか、深い分析を得意とするのか、自らの強みとともに伝えることで自分らしいアピールになります。
プロセスエンジニアは、プロセスに合わせて加工条件やレシピを作るなど、量産体制を整える仕事です。採用する企業はどういった工程を担当してきたのかを見るので、まずは自分の担当した製品名や業務内容を箇条書きなどで簡潔に伝えてください。環境・ツールの項目は担当業務に書いた内容でどんな装置が使えるのかが分かれば記載は不要です。また、プロセスエンジニアの方は、日々の業務の中でPDCAサイクルを回していくことが多いので、業務改善力や問題解決力が身についている方が多いでしょう。その経験が強みになるので実績・取り組みとして、自分で考えながら工夫していた点を書くようにしてください。
活かせる経験・知識・技術では、注目してもらいたい経験やスキルをまとめてください。現在の会社での経験を活かして同じ業種に転職するつもりであれば、担当した工程や持っている知識を書いて、業界を深く理解していることをアピールしましょう。異業種を目指すのであれば、別の業界の採用担当者が見ても何をしていたのか分かるように噛み砕いた表現で伝えましょう。
資格については、特別に優遇されるようなものはありませんが、転職先がグローバルな会社であればTOEIC(R)テストなどの点数も評価の対象になるかもしれません。
自己PRでは、プロジェクトの中でいかに主体的に問題解決やプロセス改善に取り組んできたかを、エピソードを交えて伝えましょう。特許出願・取得などの経験も結果だけではなく、そこに至ったプロセス改善の内容を詳しく伝えることが重要です。また、改善した成果は不良件数を何件削減できたか、歩留まり率を何%向上させたのかなど、具体的な数字を書くことで説得力を増すことができます。問題解決力や改善力などは、汎用性のある能力なので、異なる業種に転職するときにもアピールできるポイントです。
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職務経歴書
■職務要約
株式会社○○○○○に入社後、約x年間、要素エンジニアとしてDRAM、NAND、ロジックなどの半導体のフォトリソグラフィ工程で、プロセス開発や量産移管などに携わってきました。最初のx年間は不具合改善と量産移管を担当し、分析調査と改善プロセスの基本的な業務を把握しています。x年からは約xx名のチームのサブリーダーとして、新規プロセスフローの開発に従事。フロー立案から材料選定、クライアントとの折衝など幅広い業務を行っています。
■職務経歴
20xx年xx月~現在 株式会社○○○○○ |
事業内容:各種機器に搭載する半導体製品の開発、製造 |
正社員として勤務 |
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20xx年xx月~現在 【担当製品】〇〇〇社 ロジックデバイス | 環境/ツール | 規模/役割 |
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【業務内容】 |
SEM |
全xx名 |
20xx年xx月~20xx年xx月 【担当製品】〇〇〇社 MEMSデバイス | 環境/ツール | 規模/役割 |
---|---|---|
【業務内容】 |
スプレーコーター |
全xx名 |
20xx年xx月~20xx年xx月 | 環境/ツール | 規模/役割 |
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新人研修/工場実習 |
■活かせる経験・知識・技術
- ・半導体製品でのフォトリソグラフィ工程の知識
- ・フォトリソグラフィ工程のプロセス開発、フロー改善
- ・フォトリソグラフィの解析手法に関する基礎知識
- ・協力会社との英語での共同開発経験
- ・約xx名のチームのサブリーダー経験
■資格
- 普通自動車第一種運転免許 / 20xx年xx月取得
- TOEIC Listening & Reading Test xxx点 / 20xx年xx月取得
■自己PR
<プロセスフロー構築の豊富な経験>
欠陥品の制御や量産移管を経験してきたことで、半導体のフォトレジスト工程フローの問題発生箇所を熟知しており、適切に問題を切り分けられます。新しい技術を量産製造できるレベルにまで引き上げるため、目標歩留まり、納期、規模などを勘案して、フロー立案から課題を洗い出し、改善するといった一連の業務を実行、指示してきました。特にDRAM半導体に関するプロセス知識の収集、開発技術の研鑽には意欲を持って取り組んでいます。
<プロジェクトを推進する説明力>
サブリーダーとして共同開発する会社や顧客との折衝を担当。新規プロセスフローの開発という、関係各所との円滑なコミュニケーションなしには成り立たない業務に携わることで、相手の立場に立って、ロジカルに分かりやすく物事を説明する能力を培うことができました。問題事項は事前にフロー図や資料を作成し、3社間で共有して課題を明確にしてから打ち合わせるなど、スピーディーにプロジェクトを推進するための根回しも得意としています。
以上
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