気になるあの職種の仕事内容や種類は?
営業とは? 仕事内容と営業の種類
IT営業、MR、電機メーカーの営業、食品メーカーの営業/消費財メーカーの営業、化学/素材メーカーの営業、金融業界の営業 など
営業にはどんな種類があるのでしょうか。一般的にはお客さまに価値を提供して対価を得る職種ですが、取り扱う商材や価格帯、また対象顧客や営業スタイルによってその仕事内容は大きく変わります。ここでは、法人営業、新規営業などのさまざまな営業の種類や仕事内容について紹介します。
「営業」系職種の仕事データ
収入
年収
473.9万円
年間ボーナス
118.4万円
残業・休日
月間残業時間
23.5時間
年間休日
99.4日
営業職とは?
営業職とは、自社の商品やサービスをお客さまに提案・販売する仕事です。新規顧客を開拓したり、既存顧客と良好な関係を築いたりしながら売り上げ目標の達成を目指します。
営業の種類
営業は顧客の種類や営業の目的によって呼び方が変わります。例えば、法人顧客を対象とする場合は「法人営業」、個人顧客を対象とする場合は「個人営業」と呼ばれます。また営業の目的別で見ると、「新規営業」「既存営業」などがあります。
営業の種類について大まかに整理すると次のようになります。転職先を選ぶ際には、どのスタイルの営業になるのかを把握しておきましょう。
顧客の種類 | 法人営業(BtoB) | 企業や団体を対象に製品やサービスを売る営業 |
個人営業(BtoC) | 一般消費者を対象に製品やサービスを売る営業 | |
営業の目的 | 新規営業 | 新しい顧客の獲得を目的とする営業。従来は飛び込み営業やテレアポなどが代表的な営業手段だったが、近年では非対面の営業スタイルも登場 |
既存営業(ルート営業) | 既存顧客との関係維持・深耕を目的とする営業。固定客に対して決まった商品を納品するのが基本のスタイル | |
反響営業 | ダイレクトメールやWeb、テレビCMなどのメディアを通じた広告宣伝を見て問い合わせをしてきた見込み顧客に対して営業活動を行う | |
クロスセル・アップセル営業 | 既存顧客に対して追加提案を行う営業。クロスセルは既存顧客に関連商品を提案する営業手法で、アップセルはより高価な商品を提案する営業手法 | |
営業手法 | フィールドセールス | 訪問型営業(対面中心)。顧客と顔を合わせて、製品やサービスの商談を進め、受注・成約につなげる |
インサイドセールス | 非対面型営業。電話・メール・オンラインチャットなどで顧客にアプローチする | |
ソリューション営業 | 課題解決型の提案営業。顧客の潜在的な要望を探るため、より深いヒアリング力とコミュニケーション能力が必要 | |
コンサルティング営業 | 顧客の経営課題に深く踏み込んで解決策を提案する高度な営業 | |
代理店営業 | 販売パートナーとの連携を重視する営業。自社製品を自身が直接届けるのではなく、販売代理店の開拓を行ったり、すでにパートナー契約のある代理店の営業支援を行ったりするスタイル | |
扱う商材の性質別 | 有形商材営業 | 製品・モノを扱う営業(例:機械、食品) |
無形商材営業 | サービス・システムなど形のないものを扱う営業(例:IT、金融) | |
業界・業態別 | IT、金融、メーカー、医療、広告など、業界によって営業の役割やスタイルが大きく異なる |
営業の主な仕事内容
ここでは法人顧客向けの新規営業の場合を例に仕事の大まかな流れを紹介します。
①見込み顧客の獲得
まずは、商品やサービスに関心を持ちそうな見込み顧客(リード)を集めます。リードへ営業する方法には、展示会、セミナー、Webサイトの問い合わせ、広告、SNSなどがあります。
②見込み顧客へのアプローチ
獲得したリードに対し、電話・メール・訪問などで定期的にコンタクトを取り、アポイントを取ります。
③商談の実施
アポイントが取れ商談が決まれば、顧客の課題や要望を詳しくヒアリングし、課題解決につながる商品やサービスの提案を行っていきます。数時間の商談を何回も重ねて関係構築をしながら提案を行っていく場合もあります。
④契約の締結
提案が受け入れられると、条件や価格の最終確認を経て契約を結びます。顧客の疑問や不安を取り除きながら契約締結まで進めます。
⑤アフターフォロー
商材の納品や利用が完了したあとも継続的に顧客と連絡を取り、アフターフォローを迅速かつていねいに行うことで、リピートや紹介といった新たな機会を生み出します。
転職先を選ぶ際には、誰に何をどうやって売るのかを必ず確認しておきましょう。
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転職市場予測 営業転職求人倍率レポート
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営業の職種 一覧
doda職種図鑑では、営業を業種別の16にカテゴライズしています。それぞれの詳しい仕事内容は個別ページをチェックしてみましょう。
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IT営業
クライアントから課題をヒアリングして、IT製品やサービスを提案し、導入から運用までサポートします。
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電機メーカーの営業
自社の扱う家電や電子部品、産業機器などの製品を、企業や販売店に提案・販売をする仕事です。製品力と提案力を活かして顧客の課題解決に貢献し、企業の利益に結び付けます。
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食品メーカーの営業/消費財メーカーの営業
食品メーカーや日用雑貨メーカーなどに勤め、食品や日用雑貨など人々の生活に身近な商品を問屋や卸、小売業などの法人相手に販売します。
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化学/素材メーカーの営業
鉄鋼、非鉄、ガラス、プラスチック、樹脂、ゴム、セラミック、繊維、インク、紙などを扱う法人営業です。
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医療機器メーカーの営業
病院やクリニックなどの医療機関に対し、自社の医療機器や関連製品を提案・販売する仕事です。
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MR
MRは製薬会社などに所属し、医師や薬剤師などの医療関係者に対して医薬品の情報を提供する仕事です。
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金融業界の法人営業
企業や団体に対して資金調達を提案し、事業成長を支援する仕事です。
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金融業界の個人営業
銀行、証券会社、保険会社の営業として個人顧客に金融商品を提案します。
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金融業界の代理店営業
金融商品の代理店に対して自社商品の販売強化を働きかけるのが、「金融業界の代理店営業」の仕事です。
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総合商社の営業
幅広い分野の商品やサービスについて、国内外の企業と商談を行い、提案・交渉から契約、輸出入まで担当するのが「総合商社の営業」の仕事です。
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専門商社の営業
特定の業界や分野に特化した商材を仕入れ、顧客に提案・供給する仕事です。
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不動産営業/建設営業
すでに建てられた物件などの販売や賃貸・売買の仲介を行う「不動産営業」と、新たに住宅などの建設や公共事業の入札を行う「建設営業」があります。
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広告営業
「広告営業」とは、広告代理店などに所属し、商品・サービスなどを宣伝したい企業と広告枠を持つメディアをつなぐ役割を担います。
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人材サービスの営業
人材を求める企業に対して、人材の紹介や採用のコンサルティングを行う仕事です。
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旅行関連の営業
「旅行関連の営業」は、一般企業や個人、学校などに対して、旅行商品を提案・販売する仕事です。
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小売/外食の営業
一般的にイメージされる営業職の役割とは少し異なり、店舗運営を支えるパートナーとして、店長やオーナーへの指導、売り場づくりのアドバイス、販促企画の支援、損益管理や仕入れなどを担います。
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