更新日:2026/10/30
金融個人営業とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
「金融個人営業」はリテール営業とも呼ばれ、銀行、証券会社、保険会社の営業として個人顧客に金融商品を提案します。金融機関ごとに取り扱う商品が異なり、銀行は、預金や住宅ローン、教育ローンなどの貸出に加え、投資信託や保険商品も取り扱います。証券会社は、株式や債券、投資信託、終身保険などの生命保険の一部を、保険会社はその名の通り生命保険や損害保険を提案します。
ネットの生命保険や証券が台頭しており、個人が保険契約や投資をする機会が広がっています。このような中、金融個人営業には、対面ならではの強みを活かしたていねいな商品説明や信頼関係の構築、対話力が求められています。
金融個人営業の仕事データ
収入
年収
434.4万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
年間ボーナス
99.5万円
残業・休日
月間残業時間
16.9時間
年間休日
121.2日
この記事のまとめ
- 金融個人営業とは、銀行・証券会社・保険会社などで個人顧客に金融商品を提案し、資産形成やライフプランニングの実現を支援する仕事
- 主な仕事は、顧客ニーズのヒアリング、金融商品の提案、契約手続き、契約後のアフターフォローなど
- 金融法人営業との違いは、企業の経営課題ではなく、住宅購入や教育資金、老後資金など個人のライフイベントに応じた提案を行う点
- 未経験から目指すことも可能で、接客・販売経験や提案営業の経験、金融関連資格が評価されることがある
- 金融法人営業や金融専門職へのキャリアチェンジも可能で、金融知識や提案力を生かして活躍の場を広げられる
金融個人営業とは
金融個人営業とは、銀行・証券会社・保険会社などで、個人の顧客に金融商品を提案する仕事です。「リテール営業」と呼ばれることもあります。
銀行では預金や住宅ローン、教育ローンなどの貸出に加えて投資信託や保険商品も扱い、証券会社では株式や債券、投資信託などを、保険会社では生命保険や損害保険を提案します。顧客のライフステージや資産状況に応じて、最適な商品を提案する力が求められる仕事です。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける金融個人営業の仕事内容
金融個人営業が担当する業務は、扱う金融商品によって異なります。銀行では預金・ローンや投資信託、証券会社では株式・債券、保険会社では生命保険・損害保険などを扱います。代表的な業務は以下のとおりです。
新規顧客の開拓
既存顧客からの紹介や、来店客・窓口利用者への声かけ、セミナーや相談会の開催などによって、新たに取引していただける顧客を増やします。金融機関によっては地域の不動産会社や税理士事務所など他業種と提携するケースもあり、開拓した見込み客には、その後のヒアリングで具体的なニーズを深掘りしていきます。
顧客ニーズのヒアリング
顧客の家族構成や収入、資産状況、将来のライフプランなどをヒアリングし、抱えている課題や目標を把握します。住宅購入や老後資金の準備、資産形成など、顧客ごとに異なるニーズを整理し、最適な提案につなげる重要な業務です。
金融商品の提案
ヒアリング内容をもとに、顧客の目的やリスク許容度に合った金融商品を提案します。銀行では預金・ローン・投資信託、証券会社では株式・債券、保険会社では生命保険・損害保険などを扱い、商品の仕組みやリスク、期待できる効果などを分かりやすく説明し、顧客が納得して判断できるよう支援します。
契約手続き・各種サポート
顧客が商品を契約する際の手続きや必要書類の準備をサポートします。契約内容やリスクについて丁寧に説明し、法令や社内ルールに沿って適切に手続きを進めることも重要な役割です。
アフターフォロー・資産運用の見直し提案
契約後も定期的に顧客と連絡を取り、ライフステージや市場環境の変化に応じた見直しを提案します。結婚や住宅購入、退職などの節目に合わせて最適な商品を提案し、長期的な信頼関係を築いていきます。
ネット証券やネット生保の台頭で個人が自ら契約する機会が広がる中、対面ならではのていねいな説明や信頼関係の構築が求められています。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける金融法人営業との違い
金融業界の営業職には、個人を対象とする「個人営業」と、企業を対象とする「法人営業」があります。どちらも金融商品を提案する仕事ですが、個人営業は顧客一人ひとりのライフプランに応じた商品提案が中心であるのに対し、法人営業は企業の資金調達や資産運用を支援する提案が中心となるなど、仕事の進め方には違いがあります。
| 比較項目 | 金融個人営業 | 金融法人営業 |
|---|---|---|
| 主な顧客 | 個人(一般の顧客) | 企業・団体(経営者、役員、財務部門の責任者など) |
| 提案する商品 | 預貯金、投資信託、保険など | 融資、株式・社債の発行支援、資産運用プランなど |
| 提案の目的 | 顧客のライフプランに応じた資産形成を支援する | 企業の資金調達や資産運用など、事業成長を支援する |
| 求められるスキル・適性 | 顧客一人ひとりの状況やライフプランに寄り添うヒアリング力 | 経営や財務に関する幅広い知識、稟議を経た意思決定を踏まえた粘り強い交渉力 |
仕事の内容には違いがあるものの、実際には両者の間を行き来しながらキャリアを積む人も少なくありません。dodaのデータでは、「金融個人営業」からの転職先として最も多いのは「金融法人営業」(16.4%)で、「金融個人営業」への転職前の職種にも「金融法人営業」(8.1%)が一定数含まれています。
金融機関の中では個人営業から法人営業へ、あるいはその逆へと異動するケースも珍しくなく、それぞれで培った経験をもう一方の仕事にも生かしやすいのが特徴です。
また、こうした「個人・法人」という分け方とは別に、営業組織を「リテール」「ホールセール」という呼び方で区分している金融機関もあります。どこまでをリテールに含めるかは会社によって差があり、個人のみを指す場合もあれば、中小企業まで含めて考える場合もあります。
金融個人営業になるには
金融個人営業になるために必須の資格はありませんが、ファイナンシャル・プランナー2級や証券外務員一種、生命保険販売資格などを取得しておくと、選考でのアピール材料や、入社後の業務に役立てやすくなります。実際にdodaのデータでも、これらの資格を保有している人が多く見られます。
未経験から目指す場合は、接客・販売経験や、顧客のニーズをヒアリングして提案する経験などを整理してアピールすることが有効です。
金融個人営業の年収
平均年収
平均年収
434.4万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
「金融個人営業」の平均年収は434.4万円で、「営業」系16職種中13番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「営業」系職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は300万円台の34%で、次いで400万円台が25%、300万円未満が14%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
99.5万円
夏のボーナス…50.2万円
冬のボーナス…49.3万円
「金融個人営業」の年間ボーナスは99.5万円で、「営業」系16職種中10番目です。
金融個人営業に転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
32.8歳
「営業」系職種の平均年齢は31.0歳
- この職種の平均
- 「営業」系職種の平均
「金融個人営業」に転職した人の平均年齢は32.8歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で29%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
28.5%
-
2
12.3%
-
3
8.1%
-
4
4.8%
-
5
3.9%
転職前の職種も同じ「金融個人営業」が28.5%で最多ですが、「営業」系職種以外に転職したケースも見られます。
何回目の転職だった?
「金融個人営業」への転職がはじめてだった人が46%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
ファイナンシャル・プランナー 2級FP
26.8%
-
2
証券外務員 一種
24.6%
-
3
生命保険販売資格 一般
16.6%
-
4
生命保険販売資格 専門・変額
15.7%
-
5
ファイナンシャル・プランナー AFP
11.3%
-
5
日商簿記検定 3級
11.3%
「金融個人営業」になるために必須の資格はありませんが、仕事に直接役立つと考えられる「証券外務員一種」など、自身のキャリアの可能性を広げるためのさまざまな資格を取得している傾向が見られました。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
684.3点
「金融個人営業」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は684.3点で、「営業」系16職種中12番目です。
金融個人営業からの転職
次に就いたのはどんな仕事?
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クリエイティブの職種(5職種)
■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施

















