更新日:2026/8/24
サーバーエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
ITのインフラの中でサーバーの構築と運用・保守に特化しているのが「サーバーエンジニア」です。デバイスの多様化やアクセス速度の向上セキュリティ強化、情報の大量化という課題に、サーバーの新設入れ替えを通して取り組むことで、ITシステムのインフラを支えています。
「構築」としては、サーバーの選定、設計、OSのインストールなどをしています。法人も個人もデータをクラウド上で管理するケースが増えていることを背景に、クラウド構築ができるエンジニアへのニーズが高まっています。「運用・保守」は、障害が起きたときにスピーディーな復旧をするなど、安定してサーバーを利用するための仕事です。活躍の場はITサービスの事業会社やシステムインテグレーター、ソフトウェアメーカー、コンサルティングファームなどで、顧客先に常駐することが多い職種です。
サーバーエンジニアの仕事データ
収入
年収
459.9万円
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年収は455.1万円
年間ボーナス
107.3万円
残業・休日
月間残業時間
19.2時間
年間休日
123.8日
この記事のまとめ
- サーバーエンジニアとは、ITインフラを支えるサーバーの構築・運用・保守を担う職種
- 主な業務は「構築」と「運用・保守」に分かれ、システムの安定稼働を支える役割を担う
- 企業のクラウド活用が進む中で、クラウド上でのサーバー構築・運用・保守の需要が高まっている
サーバーエンジニアとは
サーバーエンジニアとは、Webサイトや業務システムの基盤となるサーバーの構築および運用・保守を担うエンジニアです。ITインフラの中でサーバー領域を専門とし、システムの安定稼働を支える役割を担います。サーバーエンジニアの主な役割は、サーバー環境を設計・構築することと、稼働後の安定した運用を維持することの大きく2つに分けられます。利用目的に応じた構成を設計・構築し、稼働後は監視やトラブルの予防を行い、障害発生時には迅速に復旧対応を行います。
活躍の場は、ITサービスを提供する事業会社やシステムインテグレーター、ソフトウェアメーカーなど幅広く、顧客先に常駐して業務を行うケースも見られます。必須の資格はありませんが、OS(基本ソフト)やネットワークに関する知識が求められます。
近年はクラウドサービスの普及により、物理的なサーバーを設置・管理するだけではなく、AWSやMicrosoft Azure、Google Cloud などのクラウド環境を設計・運用する業務も増えています。そのため、現在のサーバーエンジニアには、従来のサーバー知識に加えてクラウド技術を活用しながら効率的なシステム基盤を構築・運用するスキルも求められるようになっています。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるサーバーエンジニアの仕事内容
サーバーエンジニアの仕事内容は、担当するサーバーや企業の体制によって異なりますが、大きく以下の3つに分けられます。ここでは、業務の流れに沿って一般的な仕事内容を解説します。
サーバーの設計・構築
サーバーを新しく構築したり、既存の環境を更新したりする業務です。利用者数やデータ量、求められる処理速度などを踏まえて必要な性能や構成を検討し、サーバーの設計を行います。設計に基づき、OSのインストールや各種設定を行い、サーバーが正しく動作する環境を構築します。用途によって適した構成は異なるため、要件に応じた設計力が求められます。
サーバーの運用・保守
構築したサーバーを安定して稼働させ続けるための業務です。サーバーの稼働状況を監視し、負荷や容量の状況に問題がないかを確認します。障害の兆候を早期に把握するために監視体制を整えるほか、トラブル発生時には原因を特定し、速やかに復旧対応を行います。アクセス増加を見越した事前対応など、障害を未然に防ぐ取り組みも重要です。
セキュリティ対策
サーバーは外部からの不正アクセスやウイルスといった脅威にさらされる可能性があるため、セキュリティ対策も重要な業務です。具体的には、アクセス制御の設定やソフトウェアの更新などを行い、サーバーの安全性を維持します。企業やサービスの重要なデータを扱うため、セキュリティに関する知識は欠かせません。
使用する環境・ツールの例
サーバーエンジニアの業務では、LinuxやWindows ServerといったOSの知識が前提となります。これらを用いてサーバーの設定や管理を行います。近年はクラウドサービスの利用が拡大しており、AWS(Amazon Web Services)などのクラウド環境上でサーバーを構築・運用するケースが増えています。資格は必須ではありませんが、情報処理やクラウド関連の資格を取得することで、知識の整理やスキルの証明につながります。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるサーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違い
サーバーエンジニアとネットワークエンジニアの違いは、担当領域です。サーバーエンジニアはシステムやサービスを動かすためのサーバー環境を担当し、ネットワークエンジニアはシステムや機器同士をつなぐ通信環境を担当します。どちらもITインフラを支える職種であり、実際の現場では連携して業務を進めることも多く、システムの安定稼働を支えている点は共通しています。
| サーバーエンジニア | ネットワークエンジニア | |
|---|---|---|
| 担当領域 | サーバー | ネットワーク |
| 主な仕事 | サーバーの設計・構築・運用・保守 | 通信機器の設計・構築・運用・保守 |
| 活かせる知識 | OS・クラウドの知識 | 通信・ネットワークの知識 |
| 役割イメージ | システムが動く環境を整える | システム同士が通信できる環境を整える |
サーバーエンジニアの年収
平均年収
平均年収
459.9万円
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年収は455.1万円
「サーバーエンジニア」の平均年収は459.9万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中6番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は400万円台の28%で、次いで300万円台が27%、500万円台が19%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
107.3万円
夏のボーナス…56.0万円
冬のボーナス…51.3万円
「サーバーエンジニア」の年間ボーナスは107.3万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中8番目です。
サーバーエンジニアに転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
30.2歳
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年齢は31.7歳
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」職種の平均
「サーバーエンジニア」に転職した人の平均年齢は30.2歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で50%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
33.8%
-
2
24.1%
-
3
11.8%
-
4
6.9%
-
5
4.0%
転職前の職種は「社内SE」が33.8%で最多となっています。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「サーバーエンジニア」への転職がはじめてだった人が49%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
基本情報技術者試験
27.0%
-
2
AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト
20.5%
-
3
ITパスポート
16.8%
-
4
AWS認定クラウドプラクティショナー
14.5%
-
5
シスコ技術者認定 CCNA
13.8%
「サーバーエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、情報処理関連の資格が5位までを占めています。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
690.3点
「サーバーエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は690.3点で、「IT/通信系エンジニア」12職種中10番目です。
サーバーエンジニアからの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
35.7%
-
2
33.9%
-
3
6.3%
-
4
5.2%
-
5
3.5%
「サーバーエンジニア」の次に就いた職種も同じ「サーバーエンジニア」が35.7%で最多です。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施



















