更新日:2026/10/16
Webエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
Webエンジニアとは、WebサイトやWebサービスの設計・開発を担当する職種です。ECサイトやSNS、動画配信サービスなど、私たちが日常的に利用するさまざまなWebサービスの開発に携わります。担当領域は幅広く、利用者が直接操作する画面部分を開発するフロントエンドエンジニアや、サーバ側の仕組みを担当するバックエンドエンジニアなどが含まれます。
近年は企業のデジタル化やWebサービス市場の拡大を背景に、Webエンジニアの活躍の場も広がっています。技術力だけでなく、利用者にとって使いやすいサービスを実現するための課題解決力も求められる職種です。
Webエンジニアの仕事データ
収入
年収
445.9万円
「IT/通信系エンジニア」系職種の平均年収は455.1万円
年間ボーナス
79.6万円
残業・休日
月間残業時間
19.5時間
年間休日
112.8日
この記事のまとめ
- Webエンジニアとは、WebサイトやWebサービスの構築を担当する職種
- 主な仕事内容は、Webサイト・Webサービスの開発、テスト・品質管理、運用・改善など
- システムエンジニアが設計した仕様をもとに、Web上で利用できるサービスを形にする役割を担う
Webエンジニアとは
Webエンジニアとは、WebサイトやWebサービスの設計・開発を担当する職種です。システムエンジニアが設計した仕様をもとにプログラミングを行い、Web上で利用できるシステムやサービスを形にします。
Webエンジニアは担当領域によって職種が分かれており、利用者が直接目にする画面部分を開発する「フロントエンドエンジニア」と、データ処理やサーバ側の仕組みを担当する「バックエンドエンジニア」が代表的です。企業によっては両方の領域を担当する「フルスタックエンジニア」と呼ぶこともあります。
活躍の場はWebサービス企業やIT企業、事業会社などさまざまです。プログラミングスキルに加えて、利用者にとって使いやすいサービスを実現するための技術力や問題解決力が求められます。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるWebエンジニアの仕事内容
Webエンジニアの仕事内容は、WebサイトやWebサービスを開発し、安定して利用できる状態を維持することです。担当領域は企業やプロジェクトによって異なりますが、フロントエンドやバックエンドの開発を中心に、公開後の運用や改善にも携わります。
フロントエンドの開発
利用者が直接操作する画面部分を開発する仕事です。例えば、会員登録画面や検索画面、入力フォームなどを実装します。使いやすさや見やすさに直結するため、利用者体験を左右する重要な役割を担います。また、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな環境で快適に利用できるよう工夫することも求められます。
バックエンドの開発
サーバ側の処理やデータベースとの連携機能を開発する仕事です。例えば、ログイン認証や決済処理、データの登録・取得機能などを実装します。Webサービスを安定して動作させるための基盤となるため、正確性や安全性が重視されます。また、大量のアクセスに耐えられる設計を行うことも重要です。
運用・改善
公開後のWebサイトやWebサービスを安定して利用できるよう管理する仕事です。例えば、不具合対応や機能追加、表示速度の改善などを担当します。利用者の声やアクセス状況を踏まえて改善を続けることで、サービス価値の向上につながります。また、継続的な改善によって競争力の維持にも貢献します。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるWebエンジニアとシステムエンジニア(SE)の違い
Webエンジニアとシステムエンジニアの違いは、主に開発対象です。WebエンジニアはWebサイトやWebサービスの設計・開発を中心に担当するのに対し、システムエンジニアは業務システムや基幹システムなど幅広いシステムを対象に、要件定義や設計、プロジェクト管理などを担当します。
| Webエンジニア | システムエンジニア(SE) | |
|---|---|---|
| 主な役割 | Webサイト・Webサービスの設計・開発 | システム全体の設計・開発管理 |
| 関わる工程 | 設計・開発、運用・改善 | 要件定義、設計・開発管理 |
| 主な業務 | 実装、テスト、運用・改善など | 要件定義、設計、プロジェクト管理など |
Webエンジニアに求められる能力・素質
Webエンジニアに必要な能力・素質について解説します。
プログラミングスキル・Web全般の知識
基本的なプログラミング言語はもちろんのこと、フレームワークやライブラリを使いこなすスキルも必要です。プログラムにエラーが発生した際には素早く原因を特定し問題を解決するために、デバッグやシステムテストのスキルがあると品質の高いプログラムを実装するのに役立ちます。プログラミングだけでなく、Webマーケティング、デザイン、SEO対策など、Web関連の幅広い知識があると望ましいでしょう。
コミュニケーション能力
Webサイトやアプリの開発はチームで作業を行うことが多く、開発チーム内での連携や進捗共有が欠かせません。また、QAエンジニアやWebディレクター、Webデザイナーなどさまざまな職種と連携することも多いため、コミュニケーションを取りプロジェクトを進めていく能力が必要となります。チームワークを発揮してプロジェクトをやり遂げられた際には大きな達成感を得られるでしょう。
スピード感、柔軟性
Webサイトやアプリの開発には「できるだけ早くWebサイトやアプリを作ってリリースしたい」と考える顧客のプロジェクトを担当することも少なくありません。
開発を進める中では、解決が難しいエラーへの対応や、時には仕様変更が発生することもあるかもしれません。Webエンジニアには、さまざまな状況に迅速かつ柔軟に対応できる力が求められるでしょう。
学習意欲
Webの世界は技術の移り変わりが激しいため、「数年前までは主流だったものがほとんど見かけなくなった」ということも珍しくありません。通常の業務がある中で、能動的に最新の動向をキャッチしてスキルや知識を身につけていくことが求められます。
Webエンジニアのやりがい
Webエンジニアに限らず、仕事をする上でのやりがいは重要です。ここでは、Webエンジニアの主なやりがいについて紹介します。
創造性が発揮できる
ユーザーが利用しやすく、魅力的だと感じられるWebサイトを提供するために、どういった技術を使えばよいかや、どういったプログラムの組み方をすればよいかなど、多くの点で創意工夫が可能です。自分なりのアイデアやスキルを発揮し、形にして残せることは、大きなやりがいといえるでしょう。
成長実感が持てる
Webエンジニアのやりがいとして、自分が成長していることを実感しやすいことも挙げられます。新しい言語を覚えて開発に活用したり、難しいプロジェクトを乗り越えたりするごとにスキルが磨かれていき、一回りずつ大きくなっていく自分に気付けるでしょう。
ユーザーの反応が分かりやすい
携わったWebサイトやシステムが形として残り、多くの人々に利用される点でWebエンジニアの仕事は成果が目に見えて分かりやすいといえます。そして、Webサイトの「解析ツール」を用いれば利用者の閲覧状況などを詳しく把握することができ、そこから問題点を探りUIやプログラムを改良する、といったことが可能です。実際の利用者の反応を見ながら改良を繰り返すことによってエンジニアとしてのノウハウもたまっていくでしょう。
Webエンジニアになるには?
未経験者がWebエンジニアになるためには、プログラミングの基礎知識を自分で身につけておくとよいでしょう。プログラミングの経験がない場合は、入門者向けの参考書やオンライン講座などで事前に学んだり、実際に自分でWebサイトやアプリケーションを作ってみたりするなど、能動的に学ぶ姿勢を持つことが大切です。もし、個人的に何かしらのWeb開発の経験があれば、未経験でも企業からの評価につながることがあるため、転職活動の際にはポートフォリオの作成やスキルの洗い出しをしておきましょう。
そのほか、IT関連の職種経験があるとWebエンジニアへの転職で有利に働くこともあります。例えばアプリケーションエンジニアやインフラエンジニア、IT営業、テクニカルサポート、ヘルプデスクの職種経験者は技術的な理解と問題解決能力があると評価される傾向があります。また、WebマーケティングやWebデザインの業務経験はWebエンジニアに活かせる経験として評価される可能性があります。
転職に役立つ資格は?
Webエンジニアへの転職に役立つ資格には、Web開発関連の資格、情報処理系の資格などが挙げられます。Webエンジニアになるために必須ではありませんが、取得しておくことで転職に有利になるでしょう。
Web開発関連の資格
Web開発関連の資格で有利になりそうなものは、HTMLやCSS、JavaScript、PHPなどの基礎知識を認定する資格、特定のフレームワークやプログラミング言語に関連する資格です。これらの資格は、基本的なスキルや知識の習得を証明するのに役立ちます。
例えば、「CIW JavaScript スペシャリスト」「HTML5プロフェッショナル認定試験」「Oracle認定Javaプログラマ」「PHP技術者認定試験」などが当てはまるでしょう。
情報処理関連の資格
情報処理関連の資格としては「基本情報技術者試験」や「応用情報技術者試験」、プロジェクトマネジメントの資格(例:PMP)、アジャイル開発の知識を証明する資格(例:スクラムマスター)などが挙げられます。これらの資格は、プロジェクト内のリーダーシップやプロセス管理のスキルを示すのに有効です。
Webエンジニアのキャリアパス
Webエンジニアのキャリアパスで代表的なものは、Webエンジニアとしてフロントエンド・バックエンドのどちらかに特化するか、フルスタックエンジニアになる道筋です。また、Web開発からアプリ開発に軸を移すケースも多く見られます。
Webエンジニアからソフトウェアアーキテクトになることもキャリアパスの一つです。ソフトウェアアーキテクトとは、大規模なプロジェクトの設計やアーキテクチャを担当するエンジニアです。システム全体の設計や技術的な判断を行います。
ほかにも、プロジェクトマネジャーやテクニカルリーダー、ITコンサルタント、社内SEなどの職種、またはWebエンジニア部門のリーダーやマネジメントのポジションに進むことも可能です。
Webエンジニアへの転職に役立つ関連コンテンツ
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Webエンジニアの年収
平均年収
平均年収
445.9万円
「IT/通信系エンジニア」系職種の平均年収は455.1万円
「Webエンジニア」の平均年収は445.9万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中10番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」系職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は300万円台の33%で、次いで400万円台が25%、500万円台が13%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
79.6万円
夏のボーナス…41.7万円
冬のボーナス…37.9万円
「Webエンジニア」の年間ボーナスは79.6万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中11番目です。
Webエンジニアに転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
31.3歳
「IT/通信系エンジニア」系職種の平均年齢は31.7歳
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」系職種の平均
「Webエンジニア」に転職した人の平均年齢は31.3歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で42%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
36.1%
-
2
33.4%
-
3
7.5%
-
4
2.4%
-
4
2.4%
転職前の職種も同じ「Webエンジニア」が36.1%で最多です。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「Webエンジニア」への転職がはじめてだった人が46%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
基本情報技術者試験
36.3%
-
2
ITパスポート
14.0%
-
3
応用情報技術者
11.5%
-
4
日本語能力試験 1級
7.3%
-
5
AWS認定クラウドプラクティショナー
6.2%
「Webエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、仕事に直接役立つと考えられる「基本情報技術者試験」や、スキルアップ、キャリアアップに必要な資格を取得している傾向が見られました。Webエンジニアの保有資格は情報処理関連の資格が人気となっています。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
728.6点
「Webエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は728.6点で、「IT/通信系エンジニア」12職種中3番目です。
Webエンジニアからの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
44.2%
-
2
18.4%
-
3
16.7%
-
4
2.5%
-
5
2.3%
「Webエンジニア」の次に就いた職種は「アプリケーションエンジニア」が44.2%で最多です。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施


















