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【全100職種】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
モノづくり系エンジニア

組み込みエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

家電や工業機器などの製品を実際に動かすプログラムである組み込みソフトウェアを開発する仕事です。「機械設計/金型設計/光学設計」「回路設計」が構造と仕組みを固め、「組み込みエンジニア」がソフトウェア開発をします。最初の段階から3者共同で設計を進めるケースが多くあります。

組み込みエンジニアで特にニーズが高いのが画像処理の技術です。液晶は、家庭用のカメラや携帯電話だけでなく、自動運転の自動車や医療機器、ロボットなど、IoT(Internet of Things)を取り入れたあらゆる製品に使われるので、撮影した画像を活用する技術が注目されています。

組み込みエンジニアの仕事データ

収入

年収

501.2万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

年間ボーナス

132.2万円

残業・休日

月間残業時間

28.3時間

年間休日

124.6

組み込みエンジニアの仕事内容とは

日々の生活に欠かせないエアコンや冷蔵庫などの家電製品、カーナビやスマートフォン、タブレットといった情報・通信機器、工場での物流や製造を自動化する産業用ロボットや工業機械・半導体製造装置など、コンピューターで動作するほとんどの機械には組み込みソフトウェアが搭載されています。

組み込みソフトウェアとは、これらの機械がスムーズに動作するようにプログラミングされた制御システムや仕組みのことで、組み込みソフトウェアを開発するエンジニアが「組み込みエンジニア」です。

近年はIoT化が進み、デジタル家電やホームセキュリティなど、身近なあらゆる製品がインターネットにつながるようになりました。AI技術も進化を続け、顔認証システムはスマートフォンや防犯カメラなどで一般的に活用されるようになり、自動運転の自動車の開発も進んでいます。これらのコンピューターで制御される製品には制御システムやソフトウェアの開発が欠かせないことから、組み込みエンジニアの需要は年々増加しています。

IoTやAI技術がさらに浸透すると、より複雑な組み込みソフトウェアの開発の必要性も高まると予測されます。それにともなって、組み込みエンジニアには、これまで以上に高度なシステム開発の技術や知識が求められるようになるでしょう。

組み込みエンジニアの年収

平均年収

平均年収

501.2万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

「組み込みエンジニア」の平均年収は501.2万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中4番目です。前年(2019年7月~2020年6月の1年間)の平均年収よりも、20.4万円アップしました。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
300万円
未満
9%
11%
300~400
万円未満
22%
27%
400~500
万円未満
23%
26%
500~600
万円未満
19%
16%
600~700
万円未満
13%
9%
700~800
万円未満
7%
5%
800~900
万円未満
4%
3%
900~1000
万円未満
2%
2%
1000万円
以上
3%
2%

最も多い年収帯は400万円台の23%で、次いで300万円台が22%、500万円台が19%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

132.2万円

夏のボーナス…66.6万円

冬のボーナス…65.6万円

「組み込みエンジニア」の年間ボーナスは132.2万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中5番目です。

組み込みエンジニアに転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

33.8

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.5歳

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
~24歳
4%
9%
25~29歳
33%
36%
30~34歳
26%
25%
35~39歳
16%
15%
40歳以上
22%
16%

「組み込みエンジニア」に転職した人の平均年齢は33.8歳です。年齢の内訳を見ると最も多い年齢層は25~29歳で33%となっています。

前は何の仕事をしていた?

順位

職種

割合

転職前の職種も同じ「組み込みエンジニア」が40.5%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。

何回目の転職だった?

はじめてだった人59% 2回目:21% 3回目:8% 4回目:7% 5回以上:5%

「組み込みエンジニア」に転職したのがはじめてだった人が59%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    基本情報技術者試験

    9.2%

  • 2

    応用情報技術者

    3.3%

  • 3

    ITパスポート

    1.5%

  • 4

    第2種電気工事士

    1.2%

  • 4

    日本品質管理学会認定 品質管理検定(QC検定)2級

    1.2%

「組み込みエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者」「ITパスポート」と情報処理関連の資格が上位を占めました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

608.8

「組み込みエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は608.8点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中5番目です。

組み込みエンジニアからの転職

次に就いたのはどんな仕事?

順位

職種

割合

  • 1

    組み込みエンジニア

    50.0%

  • 2

    アプリケーションエンジニア

    16.9%

  • 3

    回路設計

    5.2%

  • 4

    機械設計/金型設計/光学設計

    3.2%

  • 5

    生産技術

    2.6%

「組み込みエンジニア」の次に就いた職種も同じ「組み込みエンジニア」が50.0%で最多で、半数以上の人が同じ職種に転職しています。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。

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調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収、男女比、転職希望者の年齢

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約700,000人

■TOEIC(R)テストの点数、持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2019年7月~2020年6月
有効回答数
約310,000人

■転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約26,000人

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のデータベースを
元に実施、doda会員登録は不問)
調査期間
2021年8月
有効回答数
15,000人
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