更新日:2026/8/24
組み込みエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
家電や工業機器などの製品を実際に動かすプログラムである組み込みソフトウェアを開発する仕事です。「機械設計/金型設計/光学設計」「回路設計」が構造と仕組みを固め、「組み込みエンジニア」がソフトウェア開発をします。最初の段階から3者共同で設計を進めるケースが多くあります。
組み込みエンジニアで特にニーズが高いのが画像処理の技術です。液晶は、家庭用のカメラや携帯電話だけでなく、自動運転の自動車や医療機器、ロボットなど、IoT(Internet of Things)を取り入れたあらゆる製品に使われるので、撮影した画像を活用する技術が注目されています。
組み込みエンジニアの仕事データ
収入
年収
518.4万円
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円
年間ボーナス
130.5万円
残業・休日
月間残業時間
22.8時間
年間休日
121.5日
この記事のまとめ
- 組み込みエンジニアとは、製品に組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニア
- 組み込みエンジニアの主な仕事には、仕様の検討・設計、プログラミング(開発)や動作確認などがある
- IoTの普及により、通信技術やクラウドに関する知識が求められる場面も増えている
組み込みエンジニアとは
組み込みエンジニアとは、家電や自動車、産業用機器などに組み込まれるソフトウェアを開発するエンジニアです。対象の機器には、動作を制御するためのソフトウェアを組み込む必要があり、組み込みエンジニアはその設計と開発に携わります。
活躍の場は、家電・自動車・電子機器などのメーカーやソフトウェア会社など多様です。近年はIoTの普及により、機器単体を制御するだけでなく、ネットワークやクラウドと連携する製品も増えています。そのため現在の組み込みエンジニアには、ソフトウェアの開発に加えて、通信技術やセキュリティに関する知識が求められる場面もあります。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける組み込みエンジニアの仕事内容
組み込みエンジニアの仕事内容は、製品や企業によって異なりますが、共通しているのは「機器が期待通りに動作するためのソフトウェアを開発する」ことです。ここでは、一般的な開発の流れに沿って紹介します。
仕様の検討・設計
製品をどのように動かすかを決め、ソフトウェアの設計を行う工程です。製品の企画担当者や構造設計の担当者と連携しながら、必要な機能や動作条件を整理します。組み込みソフトウェアは、限られたメモリや処理性能の中で動作する必要があるため、効率的に処理できる設計が求められます。製品全体の仕様を踏まえて設計する視点が重要です。
プログラミング(開発)
設計に基づいて、製品を制御するプログラムを作成します。組み込み開発では、C言語やC++などの言語が多く使われるほか、開発環境によってはJavaやPythonが用いられるケースもあります。限られた性能の中でも安定して動作するように、効率的なプログラムを書く技術が求められます。
テスト・デバッグ
開発したソフトウェアが設計通りに動くかを確認する工程です。試作機や実機に組み込んで動作を検証し、不具合があれば原因を特定して修正します。さまざまな利用状況を想定して確認を行い、不具合の発生を防ぎます。品質確保の観点から重要な工程となります。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける組み込みエンジニアと回路設計の違い
組み込みエンジニアと回路設計の違いは、担当する開発領域です。組み込みエンジニアはソフトウェア領域を、回路設計はハードウェア領域を担当します(ただし、組み込みエンジニアには組み込み先のハードの知識も必要になります)。例えば、自動車や家電製品の開発では、回路設計が電子回路を設計し、組み込みエンジニアがその回路上で動作するプログラムを開発します。どちらも製品開発に欠かせない職種であり、連携しながら一つの製品を完成させます。
| 組み込みエンジニア | 回路設計 | |
|---|---|---|
| 開発領域 | ソフトウェア(制御プログラム)中心 | ハードウェア(電子回路) |
| 主な業務 | 制御プログラムの設計・開発・検証 | 電子回路の設計・評価 |
| 活かせる知識 | プログラミング | 電気・電子回路 |
| 役割 | 製品の動作をソフトウェアで制御 | 製品が動くための電気的な基盤を構築 |
組み込みエンジニアの年収
平均年収
平均年収
518.4万円
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円
「組み込みエンジニア」の平均年収は518.4万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中5番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は400万円台の27%で、次いで300万円台が20%、500万円台が18%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
130.5万円
夏のボーナス…67.6万円
冬のボーナス…62.9万円
「組み込みエンジニア」の年間ボーナスは130.5万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中5番目です。
組み込みエンジニアに転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
32.5歳
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.9歳
- この職種の平均
- 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
「組み込みエンジニア」に転職した人の平均年齢は32.5歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で39%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
36.6%
-
2
17.5%
-
3
7.1%
-
4
4.9%
-
5
4.5%
-
5
4.5%
-
5
4.5%
転職前の職種も同じ「組み込みエンジニア」が36.6%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「組み込みエンジニア」への転職がはじめてだった人が63%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
基本情報技術者試験
43.4%
-
2
応用情報技術者
17.2%
-
3
ITパスポート
8.2%
-
4
危険物取扱者 乙種 第4類
5.1%
-
5
第2種電気工事士
4.8%
「組み込みエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者」「ITパスポート」といった情報処理関連の資格が上位を占めました。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
677.7点
「組み込みエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は677.7点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中トップです。
組み込みエンジニアからの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
50.9%
-
2
10.8%
-
3
6.8%
-
4
3.6%
-
4
3.6%
-
4
3.6%
「組み込みエンジニア」の次に就いた職種も同じ「組み込みエンジニア」が50.9%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施



















