更新日:2025/1/31
組み込みエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
家電や工業機器などの製品を実際に動かすプログラムである組み込みソフトウェアを開発する仕事です。「機械設計/金型設計/光学設計」「回路設計」が構造と仕組みを固め、「組み込みエンジニア」がソフトウェア開発をします。最初の段階から3者共同で設計を進めるケースが多くあります。
組み込みエンジニアで特にニーズが高いのが画像処理の技術です。液晶は、家庭用のカメラや携帯電話だけでなく、自動運転の自動車や医療機器、ロボットなど、IoT(Internet of Things)を取り入れたあらゆる製品に使われるので、撮影した画像を活用する技術が注目されています。
組み込みエンジニアの仕事データ
収入
年収
518.4万円
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円
年間ボーナス
130.5万円
残業・休日
月間残業時間
22.8時間
年間休日
121.5日
組み込みエンジニアの仕事内容とは
日々の生活に欠かせないエアコンや冷蔵庫などの家電製品、カーナビやスマートフォン、タブレットといった情報・通信機器、工場での物流や製造を自動化する産業用ロボットや工業機械・半導体製造装置など、コンピューターで動作するほとんどの機械には組み込みソフトウェアが搭載されています。
組み込みソフトウェアとは、これらの機械がスムーズに動作するようにプログラミングされた制御システムや仕組みのことで、組み込みソフトウェアを開発するエンジニアが「組み込みエンジニア」です。
近年はIoT化が進み、デジタル家電やホームセキュリティなど、身近なあらゆる製品がインターネットにつながるようになりました。AI技術も進化を続け、顔認証システムはスマートフォンや防犯カメラなどで一般的に活用されるようになり、自動運転の自動車の開発も進んでいます。これらのコンピューターで制御される製品には制御システムやソフトウェアの開発が欠かせないことから、組み込みエンジニアの需要は年々増加しています。
IoTやAI技術がさらに浸透すると、より複雑な組み込みソフトウェアの開発の必要性も高まると予測されます。それにともなって、組み込みエンジニアには、これまで以上に高度なシステム開発の技術や知識が求められるようになるでしょう。
組み込みエンジニアの年収
平均年収
平均年収
518.4万円
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円
「組み込みエンジニア」の平均年収は518.4万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中5番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は400万円台の27%で、次いで300万円台が20%、500万円台が18%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
130.5万円
夏のボーナス…67.6万円
冬のボーナス…62.9万円
「組み込みエンジニア」の年間ボーナスは130.5万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中5番目です。
組み込みエンジニアに転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
32.5歳
「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.9歳
- この職種の平均
- 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
「組み込みエンジニア」に転職した人の平均年齢は32.5歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で39%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
36.6%
-
2
17.5%
-
3
7.1%
-
4
4.9%
-
5
4.5%
-
5
4.5%
-
5
4.5%
転職前の職種も同じ「組み込みエンジニア」が36.6%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「組み込みエンジニア」への転職がはじめてだった人が63%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
基本情報技術者試験
43.4%
-
2
応用情報技術者
17.2%
-
3
ITパスポート
8.2%
-
4
危険物取扱者 乙種 第4類
5.1%
-
5
第2種電気工事士
4.8%
「組み込みエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者」「ITパスポート」といった情報処理関連の資格が上位を占めました。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
677.7点
「組み込みエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は677.7点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中トップです。
組み込みエンジニアからの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
50.9%
-
2
10.8%
-
3
6.8%
-
4
3.6%
-
4
3.6%
-
4
3.6%
「組み込みエンジニア」の次に就いた職種も同じ「組み込みエンジニア」が50.9%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施