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【全100職種】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
モノづくり系エンジニア

生産技術とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

「生産技術」は、製品の大量(もしくは、多品種小ロット)生産の方法を考え、実行する仕事です。設計どおりであることはもちろん、安全かつ効率的に低コストで生産するための工程を決めることや、必要な設備の導入を検討することに加えて、既存の設備をカスタマイズするのも重要な役割です。

その中で、最近は、ファクトリー・オートメーション化(工場内のあらゆる工程の自動化)に取り組む工場が増えて、複雑・高度な工程のロボット化が進んでおり、そのプログラミングを担う「ロボットティーチング」の技術が求められています。生産技術部門は日本に置いて、カスタマイズしたロボットを用いた生産工程を開発・確立してから、海外拠点に工場を展開する事例が目立っています。

生産技術の仕事データ

収入

年収

480.3万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

年間ボーナス

110.6万円

残業・休日

月間残業時間

22.6時間

年間休日

113.3

生産技術の仕事内容とは

「生産技術」は、工場などの製造現場において「高品質」「高効率」「低コスト」を実現するのが仕事です。これらの目的を達成するために、製品を量産化するための設備の導入、生産工程の設計・改善、品質維持の仕組みづくりを行います。

例えば、工場内の動線を最適化する、設備や備品に関して現場の従業員からヒアリングをして改善する、生産工程を見直して完成までの期間とコストを圧縮するなどです。生産ラインで問題が発生した際には、原因を調査して生産体制の早期復旧に向けた調整も行います。

市場のグローバル化やコスト削減のために工場を海外に展開する企業も増えていますが、文化や慣習の違いから国内工場と同等の品質維持や納期の順守がままならないというケースもあります。そこで、高い安全性と品質を維持しながら効率的な仕組みを構築するために、生産にかかる一連の流れを把握する生産技術者への期待は高まっています。

生産技術は、製造現場における課題や問題点を見極めたり、現場の従業員とコミュニケーションを取りながら改善を進めたりすることが多い職種のため、課題発見力やコミュニケーション能力が求められます。課題解決に際して精度の高い仮説を立て、論理的に検証できる能力も必要です。また、現地採用の外国人とも円滑にコミュニケーションを図れる語学力があれば、ニーズはさらに高まるでしょう。

生産技術の年収

平均年収

平均年収

480.3万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

「生産技術」の平均年収は480.3万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中6番目です。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
300万円
未満
9%
11%
300~400
万円未満
24%
27%
400~500
万円未満
25%
26%
500~600
万円未満
18%
16%
600~700
万円未満
10%
9%
700~800
万円未満
5%
5%
800~900
万円未満
4%
3%
900~1000
万円未満
2%
2%
1000万円
以上
2%
2%

最も多い年収帯は400万円台の25%で、次いで300万円台が24%、500万円台が18%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

110.6万円

夏のボーナス…53.8万円

冬のボーナス…56.8万円

「生産技術」の年間ボーナスは110.6万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中9番目です。

生産技術に転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

32.6

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.5歳

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
~24歳
4%
9%
25~29歳
38%
36%
30~34歳
29%
25%
35~39歳
14%
15%
40歳以上
15%
16%

「生産技術」に転職した人の平均年齢は32.6歳です。年齢の内訳を見ると最も多い年齢層は25~29歳で38%となっています。

前は何の仕事をしていた?

順位

職種

割合

転職前の職種も同じ「生産技術」が39.8%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。

何回目の転職だった?

はじめてだった人65% 2回目:20% 3回目:9% 4回目:3% 5回以上:3%

「生産技術」に転職したのがはじめてだった人が65%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    フォークリフト運転者

    4.4%

  • 2

    危険物取扱者乙種 第4類

    3.5%

  • 3

    第2種電気工事士

    2.7%

  • 4

    玉掛技能講習

    2.0%

  • 5

    床上操作式クレーン運転技能講習

    1.7%

「生産技術」になるために必須の資格はありませんが、仕事に直接役立つと考えられる「フォークリフト運転者」や、スキルアップ、キャリアアップに必要な資格を取得している傾向が見られました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

564.9

「生産技術」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は564.9点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中8番目です。

生産技術からの転職

次に就いたのはどんな仕事?

順位

職種

割合

「生産技術」の次に就いた職種も同じ「生産技術」が39.7%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。

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コンサルタント/不動産専門職2職種のデータです

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クリエイティブの職種(5職種)

調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収、男女比、転職希望者の年齢

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約700,000人

■TOEIC(R)テストの点数、持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2019年7月~2020年6月
有効回答数
約310,000人

■転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約26,000人

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のデータベースを
元に実施、doda会員登録は不問)
調査期間
2021年8月
有効回答数
15,000人
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