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【全100職種以上】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑

更新日:2025/1/31

販売/サービス

ホテルスタッフとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

ホテルの利用客にサービスやおもてなしを提供する「ホテルスタッフ」。落ち着きのあるスマートな立ち振る舞いにあこがれを抱く人は多いのではないでしょうか。

ホテルスタッフの仕事はさまざまな部門に分かれており、フロントや接客といった表に立つ業務から、調理や管理部門まで多岐にわたります。

ここでは、ホテルスタッフの仕事内容や役割について詳しく紹介します。キャリアパスや転職事情についても解説しているため、転職を検討している方はぜひ参考にしてください。

ホテルスタッフの仕事データ

収入

年収

326.9万円

「販売/サービス」系職種の平均年収は339.4万円

年間ボーナス

37.8万円

残業・休日

月間残業時間

15.9時間

年間休日

107.3

ホテルスタッフとは?職種と仕事内容

ホテルスタッフとは
            ①ホテルを利用するお客さまに対しサービスを提供する仕事
            ②フロントスタッフ、ウェイターなど、職種は多岐にわたる
            ③お客さまから直接感謝の言葉をもらえることがやりがい

ホテルスタッフの仕事は、ホテルを利用するお客さまが快適に過ごせるよう、サービスを提供することです。ホテルは宿泊だけではなく、食事やパーティー、結婚式などさまざまな目的で利用されるため、ホテルスタッフの仕事内容も多岐にわたります。

ホテルには宿泊・料飲・調理・宴会・結婚式・営業・管理といった部門があり、分業して仕事を進めています。どの部門も「お客さまに満足してもらう」という共通の目標を掲げ、スタッフ一丸となってサービスを提供する、チームワークが欠かせない業種です。

ここではそれぞれの部門の仕事内容について解説します。

宿泊部門

宿泊対応を担う部門です。ホテルのメイン業務ともいえる、宿泊客への接客や宿泊予約の管理に携わるポジションです。

宿泊部門には以下のような仕事があります。

フロント

ホテルの受付カウンターで、宿泊の予約受付やチェックイン・チェックアウトの対応、部屋の割り振り、宿泊料金の精算などを行います。

お客さまにとっては「ホテルの顔」ともいえるセクションです。常に身だしなみに気をつけ、冷静な対応を行うことが求められます。

ホテルではフロント対応を24時間行っていることが多いため、早番・遅番・夜勤などシフト制で働くのが一般的です。

ドアアテンダント

お客さまを館内へ誘導する役割です。ホテルの正面玄関に立ち、ホテルの入り口や車のドアを開け、利用客をホテル内へスムーズに案内します。

ベルアテンダント

チェックインを済ませたお客さまの荷物を預かり、客室まで運びます。

コンシェルジュ

お客さまからの依頼や要望に応える相談窓口です。周辺施設や観光の案内をしたり、交通機関やレストランの予約を代行したりと、臨機応変に対応します。

ハウスキーピング

客室の清掃を担当します。ベッドメイキングやアメニティの補充に加え、家具や照明器具、テレビなどの電化製品に異常がないか点検を行います。

料飲部門

ホテル内のレストランやバーなどで、料理やドリンクを提供する部門です。お客さまと近い距離で接するため、コミュニケーション能力や気配りが必要なセクションです。

料飲部門には以下のような仕事があります。

レセプショニスト

ホテル内にあるレストランの入り口で、お客さまの案内、会計などを行います。

ウェイター/ウェイトレス

お客さまに対してメニューの説明や、料理・ドリンクの提供を行います。

ルームサービス

宿泊客が客室内からオーダーした料理やドリンクを部屋まで運びます。テーブルセッティングや食器の片付けをすることもあります。

バーテンダー

ホテルのバーでアルコールドリンクを作り、提供します。

ソムリエ

お客さまの好みや料理に合うワインを選んで提供します。

調理部門

調理部門は、レストランや宴会場で提供する料理を作る部門です。

調理部門には、メニューの決定や、味や盛り付けのチェック、仕入れの管理などを行うシェフや、シェフの指示の下に肉料理やパン、デザートなどさまざまな料理を調理する調理スタッフが所属しています。

宴会・結婚式部門

ホテル内で行う結婚式や宴会、パーティーなどを担当する部門です。お客さまと打ち合わせをして料理や演出内容を企画・準備し、会場のセッティングや配膳などを行います。そこで働く人はバンケットスタッフとも呼ばれます。

管理・営業部門

サービス品質の向上やマーケティングなどをさまざまな立場から管理・サポートする部門です。

管理・営業部門には、人事・経理・総務などホテルの運営を支える管理部門や、企業や旅行会社に団体客の宿泊や宴会利用を提案する営業部門、ブライダルフェアやディナーショーなどのイベントを企画したりする部門などがあります。

ホテルスタッフに求められる能力・素質

ホテルスタッフの仕事は、ホテルを利用するお客さまのことを一番に考えるホスピタリティ精神が求められます。そのほか、下記3つの能力に長けている人はホテルスタッフに向いているでしょう。

提案力

時にはお客さまからすぐには対応が難しい要求をされることもあります。その際にはすぐに「NO」と言うのではなく、いかに冷静に代替案や別の角度からのご提案ができるかが問われます。

接客スキル

非日常を体験しにくるお客さまが多いホテル内では、身だしなみや言葉遣い、立ち振る舞いに細心の注意を払って接客する必要があります。また、外国人のお客さまとの接客のために語学力が必要になる場合もあります。

社内での連携力

フロント・コンシェルジュ・清掃・料飲部門・宴会部門など、自分がいる部署だけでなく、ホテル内のさまざまな部門のメンバーと常に密な連携を取る必要があります。ミスを起こさないためだけでなく、想定外の出来事の対応や、注意事項の情報共有のためにも、常日ごろからコミュニケーションを徹底することが大切です。

ホテルスタッフのやりがい

ホテルスタッフに限らず、仕事をする上で「やりがい」は重要です。ここでは、ホテルスタッフの主な3つのやりがいについて紹介します。

直接お客さまの声が聞ける

接客部門はもちろん、管理・営業部門であっても、時にはお客さまと直接話し、リアルなお客さまの声を聞くことが可能です。滞在に満足されたお客さまからは、その場や手紙で感謝の言葉をもらえるため、モチベーションの向上にもつながるでしょう。

達成感が味わえる

イレギュラーなことが発生したり、急な依頼が舞い込んだりした場合でも、お客さまの希望どおりの対応をすることができれば、周囲の同僚と達成感を味わうことができるでしょう。

リピーターができたとき

お客さまが滞在中の対応を気に入り、再び来館してくれることもあります。自身の対応がリピーター獲得につながると「あのとき頑張ってよかった」とやりがいを感じられるでしょう。

ホテルスタッフの厳しさ

ホテルスタッフの仕事は、大きなやりがいを得られる一方で、厳しさもあります。具体的には、以下が挙げられます。

お客さま一人ひとりに応じた対応が必要

ホテルには、さまざまなお客さまが訪れます。とあるお客さまに喜ばれた対応が、そのほかのお客さまにも同じように喜ばれるとは限りません。お客さまの情報を周囲の同僚とも共有し、誰が対応しても満足してもらえる接客を行うことが求められます。

クレーム対応

自身のミスでなくても、お客さまの滞在中に発生したトラブルへの謝罪を、部門を超えて行うケースもあります。トラブルが発生した経緯を理解し、お客さまが納得するような対応をすることが求められます。

ホテルスタッフになるには?

ホテルスタッフになるために必須の資格はなく、未経験でも転職が可能な職種です。ただし、個人のお客さまへの接客や営業の経験がある方は、これまで培ったスキルを活かせるでしょう。また、法人営業の経験がある人は、ビジネスマナーや話し方といった接遇力が備わっているため、キャッチアップが早く即戦力として活躍できます。

近年は、インバウンドのお客さまも多いため、英語や中国語などの語学が堪能な人材はどの部門でも重宝されます。とくに、過去にキャビンアテンダントやマンションコンシェルジュとして就業経験がある人は、即応性が高いといえるでしょう。

ホテルスタッフのキャリアパス

接客係に絞った場合、まずはベルサービスと呼ばれるロビー全般の管理部門に配属されることが多く、宿泊客の館内案内やロビーの清掃、荷物や交通手段の手配などをメインに行います。そして、フロントと呼ばれる受付係を経験しチェックインやチェックアウトといった対応や客室のアサイン、宿泊客への対応を学びます。

その後のキャリアパスの例としては、コンシェルジュへの道や、特別なお客さまへの接客を担当する部門へ配属される道が挙げられます。

ホテルスタッフへの転職に役立つ関連コンテンツ

ここまでホテルスタッフの仕事について解説してきましたが、自分が働くイメージを持つことができましたか? dodaでは、ホテルスタッフへの転職にチャレンジしたい人向けに、応募書類の作成に役立つコンテンツを用意して転職をサポートしています。ぜひ活用してみてください。

ホテルスタッフの年収

平均年収

平均年収

326.9万円

「販売/サービス」系職種の平均年収は339.4万円

「ホテルスタッフ」の平均年収は326.9万円で、「販売/サービス」系12職種中9番目です。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「販売/サービス」系職種の平均
300万円
未満
40%
37%
300~400
万円未満
41%
37%
400~500
万円未満
12%
17%
500~600
万円未満
4%
6%
600~700
万円未満
1%
2%
700~800
万円未満
1%
1%
800~900
万円未満
0%
0%
900~1000
万円未満
0%
0%
1000万円
以上
0%
0%

最も多い年収帯は300万円台の41%で、次いで300万円未満が40%、400万円台が12%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

37.8万円

夏のボーナス…19.3万円

冬のボーナス…18.5万円

「ホテルスタッフ」の年間ボーナスは37.8万円で、「販売/サービス」系12職種中10番目です。

ホテルスタッフに転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

33.9

「販売/サービス」系職種の平均年齢は32.9歳

  • この職種の平均
  • 「販売/サービス」系職種の平均
~24歳
22%
15%
25~29歳
32%
30%
30~34歳
12%
20%
35~39歳
10%
15%
40歳以上
24%
19%

「ホテルスタッフ」に転職した人の平均年齢は33.9歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で32%となっています。

何回目の転職だった?

はじめてだった人:42 2回目:20 3回目:13 4回目:8 5回以上:17

「ホテルスタッフ」への転職がはじめてだった人が42%で最多となりました。5回目以上の転職だった人の割合はほかの職種より多めの17%となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    実用英語技能検定 2級

    8.4%

  • 2

    秘書技能検定 2級

    7.1%

  • 3

    調理師

    6.0%

  • 3

    日商簿記検定 3級

    6.0%

  • 5

    食品衛生責任者

    4.9%

「ホテルスタッフ」になるために必須の資格はありませんが、自身のキャリアの可能性を広げるためのさまざまな資格を取得している傾向が見られました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

700.3

「旅行/宿泊/ホテル/冠婚葬祭関連職」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は700.3点で、「販売/サービス」系12職種中4番目です。

ホテルスタッフからの転職

次に就いたのはどんな仕事?

「ホテルスタッフ」の次に就いた職種も同じ「ホテルスタッフ」が11%で最多ですが、「販売/サービス」系職種以外に転職するケースも少なくないようです。

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コンサルタント/不動産専門職(2職種)

コンサルタント/不動産専門職2職種のデータです

販売/サービスの職種(12職種)

クリエイティブの職種(5職種)

調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約400,000件

■TOEIC(R)テストの点数

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約50,000件

■持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約100,000件

■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約40,000件

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
調査期間
2024年8月
有効回答数
15,000件

※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施

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