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【全100職種】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
モノづくり系エンジニア

機械設計/金型設計/光学設計とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

設計のプロセスは、一般的には、1:仕様設計・要件定義、2:基本設計、3:詳細設計の工程順に進めていきます。 「機械設計」は、コスト削減のため試作品を作らずに、解析ツールを使って強度や機能を立証することが求められています。「金型設計」は、3Dプリンタの普及によって、より複雑な形状の型が作れるようになっており、この技術を使った設計が進んでいます。また「光学設計」は、個人用のカメラレンズだけではなく、医療機器や自動運転車、防犯カメラなど、高度化している液晶パネル分野での画質・色彩設計のスキルがますます必要とされるでしょう。

筐体は耐久性や強度、精密部品は極小化など、設計のポイントが製品によって異なるのが特徴です。モノづくり業界の業績が堅調に推移していることもあり、同じ製品の経験を活かした転職だけでなく、設計の特徴に共通点のある分野へのキャリアチェンジも可能です。

機械設計/金型設計/光学設計の仕事データ

収入

年収

455.0万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

年間ボーナス

117.5万円

残業・休日

月間残業時間

28.5時間

年間休日

130.8

機械設計/金型設計/光学設計の仕事内容とは

機械設計

「機械設計」は、スマートフォンやパソコンなどの身近なものから、事務機器や医療機器、工作機械やプラントなどの大型のものまで、文字どおり機械が動く仕組みを設計する仕事です。コンセプトを元に機械の形状や素材、必要な技術などの仕様を決め、多くの場合CAD(Computer Aided Design:製図ソフト)を用いて基本となる設計図を作成し、CAE(Computer Aided Engineering:解析ツール)などを利用して部材の強度検証を行うこともあります。最終的には品質、安全性や強度面、コスト面などを踏まえて、工場などで生産が可能となる具体的な設計図に仕上げます。

金型設計

「金型設計」は、工業製品を大量生産する際に欠かせない金型を設計する仕事です。ほとんどの工場では、溶かした金属やゴム、プラスチックなどの原料を金属の型(金型)に流し込み、冷やし固めて製造します。このため、金型の精度は、製造工程や原料の無駄を省くことはもちろん、製品の品質や性能にも大きく影響し、安定した品質と低コストの実現に欠かせません。また、金型は企画や開発などのほか部門やほか社の要望を受けて作るオーダーメイドがほとんどであり、製造部門との調整も多く、金型設計者には高いコミュニケーションスキルも求められます。

近年、CADで作図したデータを元に立体的な製品を作れる3Dプリンタが注目されており、金型製作に3Dプリンタを導入する企業が増えてきました。従来に比べ短期間で金型が作れるうえ、設計変更時にもスムーズに対応できるメリットがあります。3Dプリンタの普及により、金型設計の業務範囲はさらに広がる可能性があります。

光学設計

「光学設計」は、デジタルカメラや医療機器、産業向け機械などに使われるレンズを設計する仕事です。製品の目的により、使用するレンズの材質や枚数・形状が異なるため、光の反射などのテストを繰り返しながら製品に適したレンズを設計していきます。また企業によっては設計だけでなく、性能解析やコーティング技術などの検討も行います。

機械設計/金型設計/光学設計の年収

平均年収

平均年収

455.0万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

「機械設計/金型設計/光学設計」の平均年収は455.0万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中8番目です。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
300万円
未満
12%
11%
300~400
万円未満
27%
27%
400~500
万円未満
26%
26%
500~600
万円未満
17%
16%
600~700
万円未満
9%
9%
700~800
万円未満
4%
5%
800~900
万円未満
2%
3%
900~1000
万円未満
1%
2%
1000万円
以上
1%
2%

最も多い年収帯は300万円台の27%で、次いで400万円台が26%、500万円台が17%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

117.5万円

夏のボーナス…58.3万円

冬のボーナス…59.2万円

「機械設計/金型設計/光学設計」の年間ボーナスは117.5万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中8番目です。

機械設計/金型設計/光学設計に転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

32.6

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.5歳

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
~24歳
8%
9%
25~29歳
36%
36%
30~34歳
26%
25%
35~39歳
14%
15%
40歳以上
16%
16%

「機械設計/金型設計/光学設計」に転職した人の平均年齢は32.6歳です。年齢の内訳を見ると最も多い年齢層は25~29歳で36%となっています。

前は何の仕事をしていた?

順位

職種

割合

転職前の職種も同じ「機械設計/金型設計/光学設計」が63.6%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。

何回目の転職だった?

はじめてだった人57% 2回目:22% 3回目:11% 4回目:4% 5回以上:6%

「機械設計/金型設計/光学設計」に転職したのがはじめてだった人が57%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    フォークリフト運転者

    2.7%

  • 2

    危険物取扱者乙種 第4類

    2.6%

  • 3

    第2種電気工事士

    2.4%

  • 4

    玉掛技能講習

    2.0%

  • 5

    機械・プラント製図技能士2級

    1.3%

「機械設計/金型設計/光学設計」になるために必須の資格はありませんが、スキルアップ、キャリアアップに必要な資格を取得している傾向が見られました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

600.1

「機械設計/金型設計/光学設計」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は600.1点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中6番目です。

機械設計/金型設計/光学設計からの転職

次に就いたのはどんな仕事?

順位

職種

割合

  • 1

    機械設計/金型設計/光学設計

    64.5%

  • 2

    生産技術

    5.1%

  • 3

    整備士/サービスエンジニア

    3.2%

  • 4

    プラントエンジニア

    2.9%

  • 4

    建築設計/デザイン/積算/測量

    2.9%

「機械設計/金型設計/光学設計」の次に就いた職種も同じ「機械設計/金型設計/光学設計」が64.5%で最多で、「モノづくり系エンジニア」職種以外に転職するケースも見られます。

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コンサルタント/不動産専門職2職種のデータです

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クリエイティブの職種(5職種)

調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収、男女比、転職希望者の年齢

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約700,000人

■TOEIC(R)テストの点数、持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2019年7月~2020年6月
有効回答数
約310,000人

■転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約26,000人

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のデータベースを
元に実施、doda会員登録は不問)
調査期間
2021年8月
有効回答数
15,000人
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