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更新日:2025/1/31
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データベース/セキュリティエンジニアとはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
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膨大なデジタルデータに意味を持たせてデータベース化するのが、「データベースエンジニア」の仕事です。ビジネスで扱うデータは従来とは比較にならないほど大容量化しています。それを受けてサーバーなどが仮想化されるケースも増えてきたため、セキュリティ面のリスクも拡大する危険性が高まりました。
また、データベースであらゆるデータがつながっているため、個人情報の保護も課題です。「セキュリティエンジニア」はそういった課題を受け、個人情報以外のデータも含めてサイバー攻撃や機密漏えいの防止に取り組んでいます。DX推進やIoTなどの技術革新においても欠かせない存在といえるでしょう。
データベース/セキュリティエンジニアの仕事データ
収入
年収
518.6万円
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年収は455.1万円
年間ボーナス
97.4万円
残業・休日
月間残業時間
19.7時間
年間休日
131.2日
データベース/セキュリティエンジニアの仕事内容とは
データベースエンジニア
「データベースエンジニア」は、企業の膨大なデータを保存したデータベースを取り扱う仕事で、具体的な業務は設計・開発、管理、運用に分けられます。
設計・開発は、OracleやMicrosoft SQL Serverといった製品を使用してデータの保管方法や容量を検討し、開発する業務です。管理は、データベースにある情報を長期的に保存するためにサーバーの最適化や効率化を行い、同時に不正アクセス・情報漏えい防止などのセキュリティ面もカバーします。運用は、すでに稼働しているデータベースについて、データのバックアップを行ったりアクセス権を管理したりする業務です。
データベースの操作に必要なSQLを使いこなせることはもちろんのこと、各データベース製品の理解も必要になります。ビッグデータ時代において、データベースはあらゆる経済活動に欠かせません。これからもさらに需要が高まると考えられます。
セキュリティエンジニア
「セキュリティエンジニア」は、情報セキュリティのスペシャリストとして、サイバー攻撃やシステム障害による情報漏えいなどのリスクを未然に防ぐためのセキュリティシステムの提案や設計・構築を行います。ネットワークやOS、Webアプリケーションなどのシステム上の脆弱性を洗い出す脆弱性診断や、ネットワークやデバイスを監視するSOC(セキュリティオペレーションセンター)、情報セキュリティにおけるインシデントに対応するCSIRT(シーサート)などはセキュリティエンジニアが担当する代表的な業務です。エンジニアとしての知識やスキルに加えて、クライアントから課題や状況のヒアリングをする機会も多いため、高いコミュニケーション能力が求められます。
データベース/セキュリティエンジニアの年収
平均年収
平均年収
518.6万円
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年収は455.1万円
「データベース/セキュリティエンジニア」の平均年収は518.6万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中5番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は300万円台の27%で、次いで400万円台が22%、500万円台が13%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
97.4万円
夏のボーナス…48.4万円
冬のボーナス…49.0万円
「データベース/セキュリティエンジニア」の年間ボーナスは97.4万円で、「IT/通信系エンジニア」系12職種中10番目です。
データベース/セキュリティエンジニアに転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
32.3歳
「IT/通信系エンジニア」職種の平均年齢は31.7歳
- この職種の平均
- 「IT/通信系エンジニア」職種の平均
「データベース/セキュリティエンジニア」に転職した人の平均年齢は32.3歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で42%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
34.3%
-
2
23.2%
-
3
10.5%
-
4
5.5%
-
4
5.5%
転職前の職種も同じ「データベース/セキュリティエンジニア」が34.3%で最多です。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「データベース/セキュリティエンジニア」への転職がはじめてだった人が45%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
基本情報技術者試験
26.2%
-
2
ITパスポート
17.0%
-
2
情報セキュリティマネジメント試験
17.0%
-
4
シスコ技術者認定 CCNA
13.5%
-
4
情報処理安全確保支援士
13.5%
「データベース/セキュリティエンジニア」になるために必須の資格はありませんが、「基本情報技術者試験」、「情報処理安全確保支援士」がランクインしました。 「基本情報技術者試験」と「情報処理安全確保支援士」はともに経済産業省が認定する国家資格で、前者はIT 人材として必要な基本的知識・技能や実践的な活用能力が問われ、後者はサイバーセキュリティ対策を担う人材の育成などを目的とするものです。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
720.6点
「データベース/セキュリティエンジニア」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は720.6点で、「IT/通信系エンジニア」12職種中4番目です。
データベース/セキュリティエンジニアからの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
46.6%
-
2
22.6%
-
3
8.3%
-
4
5.3%
-
5
2.3%
-
5
2.3%
「データベース/セキュリティエンジニア」の次に就いた職種も同じ「データベース/セキュリティエンジニア」が46.6%で最多です。2位以下も同じ「IT/通信系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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クリエイティブの職種(5職種)
■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施