更新日:2026/10/30
商社営業とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
商社営業は、国内外の企業を結び付け、商品やサービスの取引を支える営業職です。扱う商材や領域は幅広く、提案や交渉、契約対応、物流調整などに携わります。
また、商社には幅広い分野を扱う総合商社と、特定分野に特化した専門商社があり、企業によって仕事内容や役割は異なります。本記事では、新規事業への投資や事業開発にも関わる総合商社と、顧客開拓や競合分析など業務が多岐にわたる専門商社、その仕事内容や年収、転職事情を解説します。
商社営業の仕事データ
収入
年収
453.0万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
年間ボーナス
101.6万円
残業・休日
月間残業時間
29.3時間
年間休日
114.1日
この記事のまとめ
- 商社営業とは、国内外の企業を結び付け、商品やサービスの取引を支援する営業職。総合商社と専門商社で扱う商材や事業領域、役割に違いがある
- 商社営業の主な仕事内容は、新規開拓・提案営業、価格交渉や契約対応、物流・在庫管理などのサプライチェーン管理、リスク管理、事業投資、海外出張・駐在など
- 商社営業とメーカー営業は、商材の幅や役割が異なる。商社営業は幅広い商品・サービスを扱い調整力や交渉力が身につきやすく、メーカー営業は自社製品の専門性を深めやすい
商社営業とは
商社営業とは、商社に所属し、商品やサービスの取引を支援する営業職です。
商社には、幅広い分野を扱う総合商社と、特定分野に特化した専門商社があります。どちらも取引先との商談や契約対応を担いますが、扱う商材や事業領域には違いがあります。
総合商社の営業は、メーカーや仕入れ先から商品・サービスを調達し、国内外の企業に販売する「トレーディング」を中心的な業務としながら、新規事業や資源開発などへの投資にも携わる点が特徴です。市場動向を踏まえ、新たな取引先や事業機会をつくり出す役割も期待されます。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける商社営業の仕事内容
商社営業が担当する業務は多岐にわたります。扱う商材や部署によって業務の比重は異なりますが、社内外の幅広い関係者と連携しながら取引を進める点は共通しています。
代表的な業務内容は以下のとおりです。
新規開拓・提案営業
国内外の企業を対象に新たな取引先を開拓し、自社が扱う商品・サービスを提案します。市場動向や取引先のニーズを踏まえ、どのような商材や条件を提案するかを検討する、商社営業の起点となる業務です。
価格交渉・契約対応
価格交渉や契約条件の調整を行い、取引先によっては輸出入に関する貿易実務を担当します。国をまたぐ取引では、関税や輸送方法、決済条件など確認すべき項目が多く、正確な手続きが求められます。
サプライチェーン管理
物流・在庫管理、納期調整など、調達から納品までの流れを管理します。取引先や協力会社と連携しながら、必要な商品を必要なタイミングで届けられるよう調整します。
リスク管理
為替リスクや取引先の信用リスクを管理します。為替の変動が取引の採算に影響することもあるため、市場の動きを踏まえたリスクヘッジの検討も業務の一部です。
事業投資
新規事業や投資先の選定、投資計画の立案、投資実行後のモニタリングを行います。単発の取引にとどまらず、中長期的な視点で事業に関わる点が、総合商社の営業ならではの特徴です。専門商社でも事業投資を行う場合はありますが、総合商社ほど事業経営に深く関与するケースは多くありません。
海外出張・駐在
海外の取引先や現地法人とのやりとりが多い商社では、海外出張や駐在を経験する場合もあります。現地の商習慣や言語を踏まえたコミュニケーションが求められる場面もあります。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受ける商社営業とメーカー営業との違い
商社営業とメーカー営業はいずれも法人向けに商品・サービスを提案する営業職ですが、扱う商材の範囲や顧客への関わり方、業務プロセスに違いがあります。どちらも法人向けに商品を提案・販売する点は共通していますが、扱う商品の幅や業務プロセスに違いがあります。
| 比較項目 | 商社営業 | メーカー営業 |
|---|---|---|
| 主な役割 | メーカーなどから調達した商品・サービスを国内外の企業に販売する | 自社で開発・製造した商品を顧客に提案・販売する |
| 扱う商品 | 特定の自社製品に限定されず、幅広い分野の商品・サービスを横断的に取り扱う | 自社製品が中心となる |
| 求められる知識・スキル | 業界を横断する幅広い商品知識、調整力、語学力 | 自社製品に関する専門知識、技術的な理解力 |
| 身につくスキル | 幅広い業界・商材に触れる経験を通じて、調整力や交渉力、事業全体を見る力を養いやすい | 自社製品や業界に関する理解を深めながら、専門性を活かした提案力を養いやすい |
上記はあくまで一般的な傾向であり、企業や部署、扱う商材によって実際の業務内容は異なります。「商社営業からの転職」の章で紹介しているとおり、総合商社の営業から電機メーカーの営業など、メーカー営業へ転職する人も一定数見られ、双方で培う経験やスキルには重なる部分も少なくありません。
気になる求人の業務内容を具体的に確認しながら、扱う商材の幅や働き方のイメージを比較してみるとよいでしょう。
商社営業になるには
商社営業になるために必須の資格はありません。ただし、TOEIC(R)のスコアなどで示せる英語力や、日商簿記・貿易実務検定といった資格を持っていると、選考でアピール材料になる場合があります。
未経験から商社営業を目指す場合は、これまでの営業経験や語学力、コミュニケーション力など、商社営業でも活かせるスキルを整理して伝えることが重要です。
商社営業の年収
平均年収
平均年収
453.0万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
「商社営業」の平均年収は453.0万円で、「営業」系16職種中10番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「営業」系職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は300万円台の36%で、次いで400万円台が24%、500万円台が13%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
101.6万円
夏のボーナス…51.0万円
冬のボーナス…50.6万円
「商社営業」の年間ボーナスは101.6万円で、「営業」系16職種中9番目です。
商社営業に転職した人はどんな人が多い?
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
703.3点
「商社営業」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は703.3点で、「営業」系16職種中9番目です。
商社営業からの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
32.2%
-
2
11.5%
-
3
8.0%
-
4
6.9%
-
5
4.6%
-
5
4.6%
-
5
4.6%
「商社営業」の次に就いた職種は「電機メーカーの営業」が32.2%で最多です。2位以下も同じ「営業」系職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施

















