スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

【全100職種以上】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑

更新日:2025/1/31

モノづくり系エンジニア

技術営業(FAE)とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

技術営業はFAE(Field Application Engineer)やセールスエンジニアとも呼ばれ、技術的な専門知識を活かして、自社製品を顧客に提案する仕事です。高度化・複雑化するモノづくりの技術面の優位性や顧客メリットを、顧客の理解度に応じて的確に伝えるプレゼン力・コミュニケーション力が求められます。

「技術営業(FAE)」には、新製品の仕様決めの経験を持つ設計や開発の職種、技術の詳細を理解しているサービスエンジニアの職種からキャリアチェンジする人が目立ちます。一方、技術営業(FAE)からは、顧客接点で得た生のユーザーの声が活かせる製品企画部門へのキャリアパスがあります。

技術営業(FAE)の仕事データ

収入

年収

555.9万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円

年間ボーナス

122.3万円

残業・休日

月間残業時間

21.0時間

年間休日

112.0

技術営業(FAE)の仕事内容とは

「技術営業(FAE)」は、顧客が抱える経営課題や業務上の問題点をヒアリングし、自社製品を導入することでの解決法やメリットなどの技術提案を行います。見込み顧客に対しては、導入に対する不安を解消するために専門知識をもって説明し、既存顧客に対しては、顧客のニーズに沿った新商品の追加導入や、きめ細かなアフターフォローで顧客の信頼を獲得していきます。

顧客の課題や問題点などをもとに市場のニーズを自社の開発部門にフィードバックし、製品の改善や顧客満足度の向上につなげていくことも重要な役割の一つです。技術的に踏み込んだ提案を行うことから、エンジニアとしての知見やスキル、高度な製品知識はもちろん、顧客の要望を正確に把握する能力や社内開発部門との調整力も求められます。

大手企業の場合には、一般の営業職に同行して顧客先に出向き、技術提案をすることも少なくありません。一般的な営業職の場合は、売り上げや顧客数といったノルマが課されることが多く、その達成がミッションとなりますが、技術営業(FAE)には、技術サポートやアフターケア、メンテナンスなどで顧客との信頼関係を構築し、自社製品に付加価値をつけるという面からの売り上げへの貢献が期待されます。

近年、モノづくりの現場でもIoTやAI、ロボットなどの最先端技術の導入やビッグデータの活用が進んでいます。そのため、これらの技術的知識を持つ技術営業(FAE)に対する需要は、今後も拡大が続くと予測されます。特に、AIやビッグデータに関してはまだ専門家や有識者の数が少ないため、身につけておくと自身の市場価値を高めることにつながるでしょう。

技術営業(FAE)の年収

平均年収

平均年収

555.9万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は496.1万円

「技術営業(FAE)」の平均年収は555.9万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中3番目です。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
300万円
未満
5%
9%
300~400
万円未満
16%
23%
400~500
万円未満
25%
26%
500~600
万円未満
17%
18%
600~700
万円未満
14%
11%
700~800
万円未満
9%
6%
800~900
万円未満
5%
4%
900~1000
万円未満
3%
2%
1000万円
以上
6%
3%

最も多い年収帯は400万円台の25%で、次いで500万円台が17%、300万円台が16%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

122.3万円

夏のボーナス…60.7万円

冬のボーナス…61.6万円

「技術営業(FAE)」の年間ボーナスは122.3万円で、「モノづくり系エンジニア」系10職種中6番目です。

技術営業(FAE)に転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

34.6

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.9歳

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
~24歳
9%
9%
25~29歳
33%
33%
30~34歳
24%
26%
35~39歳
13%
14%
40歳以上
20%
17%

「技術営業(FAE)」に転職した人の平均年齢は34.6歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で33%となっています。

前は何の仕事をしていた?

転職前の職種は「整備士/サービスエンジニア」が18.2%で最多となっています。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。

何回目の転職だった?

はじめてだった人:47 2回目:20 3回目:18 4回目:9 5回以上:5

「技術営業(FAE)」への転職がはじめてだった人が47%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    第2種電気工事士

    25.4%

  • 2

    フォークリフト運転技能講習

    7.7%

  • 2

    危険物取扱者 乙種 第4類

    7.7%

  • 4

    玉掛技能講習

    6.3%

  • 5

    ITパスポート

    5.6%

  • 5

    フォークリフト運転者

    5.6%

  • 5

    床上操作式クレーン運転技能講習

    5.6%

  • 5

    日商簿記検定 3級

    5.6%

「技術営業(FAE)」になるために必須の資格はありませんが、仕事に直接役立つと考えられる「第2種電気工事士」など、スキルアップ、キャリアアップに必要な資格を取得している傾向が見られました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

647.2

「技術営業」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は647.2点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中3番目です。

技術営業(FAE)からの転職

次に就いたのはどんな仕事?

「技術営業(FAE)」の次に就いた職種は「整備士/サービスエンジニア」が32.3%で最多ですが、「モノづくり系エンジニア」職種以外に転職するケースも少なくないようです。

転職したい職種と、自分の志向性は合ってる?
キャリアタイプ診断を受ける
希望する職種に転職できる?キャリアアドバイザーに相談しよう
エージェントサービスに申し込む(無料)
やりたい仕事を探そう!技術営業(FAE)の求人
求人情報を検索する

ほかの職種図鑑を見る

職種一覧

営業の職種(16職種)

企画/管理の職種(14職種)

事務/アシスタントの職種(11職種)

IT/通信系エンジニアの職種(12職種)

モノづくり系エンジニアの職種(10職種)

建築/土木系エンジニアの職種(6職種)

素材/化学/食品系エンジニアの職種(4職種)

医療系専門職(6職種)

金融系専門職(3職種)

コンサルタント/不動産専門職(2職種)

コンサルタント/不動産専門職2職種のデータです

販売/サービスの職種(12職種)

クリエイティブの職種(5職種)

調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約400,000件

■TOEIC(R)テストの点数

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約50,000件

■持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約100,000件

■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約40,000件

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
調査期間
2024年8月
有効回答数
15,000件

※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施

シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

ステップで分かる転職ノウハウ

  • 転職理由ランキング最新版 みんなの本音を調査