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【全100職種】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑
モノづくり系エンジニア

技術営業(FAE)とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

技術営業はFAE(Field Application Engineer)やセールスエンジニアとも呼ばれ、技術的な専門知識を活かして、自社製品を顧客に提案する仕事です。高度化・複雑化するモノづくりの技術面の優位性や顧客メリットを、顧客の理解度に応じて的確に伝えるプレゼン力・コミュニケーション力が求められます。

「技術営業(FAE)」には、新製品の仕様決めの経験を持つ設計や開発の職種、技術の詳細を理解しているサービスエンジニアの職種からキャリアチェンジする人が目立ちます。一方、技術営業(FAE)からは、顧客接点で得た生のユーザーの声が活かせる製品企画部門へのキャリアパスがあります。

技術営業(FAE)の仕事データ

収入

年収

501.9万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

年間ボーナス

124.5万円

残業・休日

月間残業時間

23.5時間

年間休日

119.2

技術営業(FAE)の仕事内容とは

「技術営業(FAE)」は、顧客が抱える経営課題や業務上の問題点をヒアリングし、自社製品を導入することでの解決法やメリットなどの技術提案を行います。見込み顧客に対しては、導入に対する不安を解消するために専門知識をもって説明し、既存顧客に対しては、顧客のニーズに沿った新商品の追加導入や、きめ細かなアフターフォローで顧客の信頼を獲得していきます。

顧客の課題や問題点などをもとに市場のニーズを自社の開発部門にフィードバックし、製品の改善や顧客満足度の向上につなげていくことも重要な役割の一つです。技術的に踏み込んだ提案を行うことから、エンジニアとしての知見やスキル、高度な製品知識はもちろん、顧客の要望を正確に把握する能力や社内開発部門との調整力も求められます。

大手企業の場合には、一般の営業職に同行して顧客先に出向き、技術提案をすることも少なくありません。一般的な営業職の場合は、売り上げや顧客数といったノルマが課されることが多く、その達成がミッションとなりますが、技術営業(FAE)には、技術サポートやアフターケア、メンテナンスなどで顧客との信頼関係を構築し、自社製品に付加価値をつけるという面からの売り上げへの貢献が期待されます。

近年、モノづくりの現場でもIoTやAI、ロボットなどの最先端技術の導入やビッグデータの活用が進んでいます。そのため、これらの技術的知識を持つ技術営業(FAE)に対する需要は、今後も拡大が続くと予測されます。特に、AIやビッグデータに関してはまだ専門家や有識者の数が少ないため、身につけておくと自身の市場価値を高めることにつながるでしょう。

技術営業(FAE)の年収

平均年収

平均年収

501.9万円

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年収は463.4万円

「技術営業(FAE)」の平均年収は501.9万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中「製品企画」「基礎研究」に次いで3番目です。前年(2019年7月~2020年6月の1年間)の平均年収よりも、30.1万円アップしました。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
300万円
未満
11%
11%
300~400
万円未満
26%
27%
400~500
万円未満
21%
26%
500~600
万円未満
15%
16%
600~700
万円未満
9%
9%
700~800
万円未満
7%
5%
800~900
万円未満
5%
3%
900~1000
万円未満
2%
2%
1000万円
以上
4%
2%

最も多い年収帯は300万円台の26%で、次いで400万円台が21%、500万円台が15%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

124.5万円

夏のボーナス…58.9万円

冬のボーナス…65.6万円

「技術営業(FAE)」の年間ボーナスは124.5万円で、「モノづくり系エンジニア」10職種中7番目です。

技術営業(FAE)に転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

33.5

「モノづくり系エンジニア」職種の平均年齢は32.5歳

  • この職種の平均
  • 「モノづくり系エンジニア」職種の平均
~24歳
5%
9%
25~29歳
36%
36%
30~34歳
25%
25%
35~39歳
19%
15%
40歳以上
16%
16%

「技術営業(FAE)」に転職した人の平均年齢は33.5歳です。年齢の内訳を見ると最も多い年齢層は25~29歳で36%となっています。

前は何の仕事をしていた?

順位

職種

割合

転職前の職種は「電機メーカーの営業」が15.1%で最多となっています。2位以下は「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。

何回目の転職だった?

はじめてだった人48% 2回目:28% 3回目:15% 4回目:5% 5回以上:5%

「技術営業(FAE)」に転職したのがはじめてだった人が48%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    第2種電気工事士

    7.0%

  • 2

    ITパスポート

    3.1%

  • 3

    エックス線作業主任者

    3.0%

  • 4

    危険物取扱者乙種 第4類

    2.7%

  • 5

    医療機器修理業責任技術者

    2.5%

「技術営業(FAE)」になるために必須の資格はありませんが、仕事に直接役立つと考えられる「第2種電気工事士」や、スキルアップ、キャリアアップに必要な資格を取得している傾向が見られました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

616.7

「技術営業(FAE)」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は616.7点で、「モノづくり系エンジニア」10職種中3番目です。

技術営業(FAE)からの転職

次に就いたのはどんな仕事?

順位

職種

割合

  • 1

    整備士/サービスエンジニア

    18.8%

  • 2

    技術営業(FAE)

    15.6%

  • 3

    電機メーカーの営業

    9.4%

  • 4

    回路設計

    6.2%

  • 4

    施工管理

    6.2%

  • 4

    組み込みエンジニア

    6.2%

「技術営業(FAE)」の次に就いた職種は「整備士/サービスエンジニア」が18.8%で最多です。2位以下も同じ「モノづくり系エンジニア」職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。

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調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収、男女比、転職希望者の年齢

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約700,000人

■TOEIC(R)テストの点数、持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2019年7月~2020年6月
有効回答数
約310,000人

■転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2020年7月~2021年6月
有効回答数
約26,000人

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のデータベースを
元に実施、doda会員登録は不問)
調査期間
2021年8月
有効回答数
15,000人
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