更新日:2025/1/31
研究(医療系)とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
医薬品や医療技術を研究する仕事です。研究の内容は、人体の機能やメーカーニズムをさまざまな角度から研究し、必要に応じてほか分野の専門家とも連携しながら病気が発生する原因を解明する「基礎医学」、患者と直接関わって実際に病気やけがの診断をしながら治療方法を研究する「臨床医学」、社会的な要因と人々の健康との関係を解明して予防法を研究する「社会医学」に分かれます。
新薬の開発については、有力なシーズを持つ外資系企業とのM&Aが活発で、海外チームと協業しての研究が増加。疾患ではオンコロジー(がん治療)や免疫、再生医療などが、引き続き研究ニーズが高い領域です。また、ほか国に例を見ないペースで高齢化が進んでいる日本においては、医療に求められることが「治療から予防」に変わってきています。
研究(医療系)の仕事データ
収入
年収
531.8万円
「医療系専門職」の平均年収は539.3万円
年間ボーナス
90.4万円
残業・休日
月間残業時間
18.8時間
年間休日
103.0日
研究(医療系)の仕事内容とは
「研究(医療系)」の仕事は、まだ世の中にない治療技術や新薬の開発、予防法などについて科学的に研究することです。一例としては、世界的にもニーズの高いオンコロジー(がん治療)の研究があり、がんの種類や症状に応じたオーダーメイド治療の取り組みが進んでいます。
近年注目されているiPS細胞を活用した遺伝子治療など、再生医療技術の研究のニーズも高まっています。再生医療の技術によって、難病に指定されている病気の原因解明や薬の研究・開発も少しずつ進んでおり、この分野の人材は今後も必要とされるでしょう。
企業だけではなく産学官連携なども含めたオープンイノベーションが盛んな製薬業界では、さまざまな立場の研究者と共同で研究・開発に取り組むことから、高い専門性や技術・知識だけではなく、コミュニケーション能力や論理的思考も求められる仕事といえます。
また、医療技術の研究では、がんや認知症、生活習慣病などの遺伝子情報や健康・医療データ(ビッグデータ)を活用し、発症・重症化の予防や診断方法、治療法などを研究します。病気の早期発見や高精度な診断をかなえる先進医療など、患者の負担を軽減するための技術研究も進んでいます。
研究(医療系)の年収
平均年収
平均年収
531.8万円
「医療系専門職」の平均年収は539.3万円
「研究(医療系)」の平均年収は531.8万円で、「医療系専門職」系6職種中4番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「医療系専門職」の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は400万円台の24%で、次いで300万円台が21%、500万円台が14%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
90.4万円
夏のボーナス…44.7万円
冬のボーナス…45.7万円
「研究(医療系)」の年間ボーナスは90.4万円で、「医療系専門職」系6職種中3番目です。
研究(医療系)に転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
34.0歳
「医療系専門職」の平均年齢は32.5歳
- この職種の平均
- 「医療系専門職」の平均
「研究(医療系)」に転職した人の平均年齢は34.0歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳と30~34歳で32%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
48.1%
-
2
10.7%
-
3
7.6%
-
3
7.6%
-
3
7.6%
転職前の職種も同じ「研究(医療系)」が48.1%で最多ですが、「医療系専門職」以外に転職したケースも見られます。
何回目の転職だった?
「研究(医療系)」への転職がはじめてだった人が52%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
薬剤師
15.7%
-
2
危険物取扱者 甲種
11.7%
-
3
臨床検査技師
6.4%
-
4
危険物取扱者 乙種 第4類
6.0%
-
5
ITパスポート
3.9%
-
5
衛生管理者 1種
3.9%
-
5
日本語能力試験 1級
3.9%
「薬剤師」、「臨床検査技師」のように医療系の資格がランクインしています。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
737.6点
「研究(医療系)」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は737.6点で、「医療系専門職」6職種中4番目です。
研究(医療系)からの転職
次に就いたのはどんな仕事?
順位
職種
割合
-
1
48.5%
-
2
18.5%
-
3
6.9%
-
4
6.2%
-
5
3.1%
-
5
3.1%
「研究(医療系)」の次に就いた職種も同じ「研究(医療系)」が48.5%で最多です。2位以下も同じ「医療系専門職」が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。
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■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施