更新日:2026/6/23
IT営業とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説
IT営業とは、企業が抱える課題に対してIT製品・サービスを活用した解決策を提案し、ビジネスの改善や成長を支援する営業職です。一般的な営業職と異なり、「モノを売る」というよりも「仕組みや活用方法を提案する」側面が強く、業務効率化やコスト削減などの目的に応じて、最適なITソリューションを組み合わせて提案します。
企業内では、顧客と自社のエンジニア・開発部門をつなぐ役割を担い、「どのような課題に対して、どのサービスが有効か」を分かりやすく伝えることが求められます。デジタル化が進む現代では、多くの企業でIT活用が進んでおり、それに伴ってIT営業のニーズも高まっています。
IT営業の仕事データ
収入
年収
501.9万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
年間ボーナス
132.0万円
残業・休日
月間残業時間
24.9時間
年間休日
122.4日
この記事のまとめ
- IT営業とは、IT製品・ツールの活用を提案し、企業の課題解決を支援する営業職
- 主な仕事は、ヒアリング、提案、契約締結、導入後フォロー、社内調整など
- 複数の関係者と協力しながら、顧客の課題解決に直接関わり、成果を目指すやりがいがある
IT営業とは
IT営業とは、企業が抱える課題に対してIT製品・サービスを活用した解決策を提案し、ビジネスの改善や成長を支援する営業職のことです。
一般的な営業職と異なる点は、「モノを売る」というよりも「仕組みや活用方法を提案する」という側面が強いことです。例えば、業務効率を上げたい企業に対しては、作業を自動化するツールや、データを一元管理するシステムなど、ITサービスを活用してどのように業務を効率化できるかを提案します。そのため、単なる販売ではなく、顧客の現状課題を把握することが重要です。
企業内での立ち位置としては、顧客と自社のエンジニア・開発部門をつなぐ役割があります。専門的な技術を扱う場面もありますが、必要に応じて自社のエンジニア・開発部門に協力を仰ぎながら、「どのような課題に対して、どのサービスが有効か」を分かりやすく伝える力が求められます。
IT営業が必要とされる企業は、システムを開発しているSIerや、ITサービスを提供しているクラウドサービス企業などが中心です。また、ITコンサルティング会社でも重要な役割を担います。デジタル化が進む現代では、多くの企業でIT活用が進んでおり、それに伴ってIT営業のニーズも高まっています。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるIT営業の仕事内容
IT営業の仕事内容は、「顧客の課題を把握し、IT製品・サービスを活用して解決に導くこと」です。ここでは、IT営業の代表的な業務内容を解説します。
課題のヒアリング
IT営業で最初に行うのが、顧客の課題や要望を把握するヒアリングです。現在どのような業務を行っているのか、どこに非効率や課題があるのかを整理し、表面的な要望だけでなく本質的なニーズを引き出します。ヒアリングの質によって、その後の提案内容の精度が大きく左右されるため、IT営業にとって非常に重要な業務です。
IT製品・ツールの提案
ヒアリングした内容をもとに、IT製品・サービスの活用方法を提案します。導入によって想定される成果を、具体的な数字やデータを用いて定量的に示し、イメージしやすく伝えることが大切です。また、提案内容が現場で実現可能かどうか、コストや運用負荷も踏まえて無理のない形で導入できる内容に落とし込むことで、顧客の納得感を高められます。
見積もり・契約の調整
提案内容が固まった後は、見積もりの作成や契約条件の調整を行います。費用や導入スケジュール、契約範囲などを顧客とすり合わせ、双方が納得できる形で契約締結に進みます。この段階では、価格交渉や条件調整に加えて、導入時期や納期などスケジュール調整が発生することも多く、営業としての調整力が問われます。
社内連携・プロジェクト調整
IT営業は、顧客と自社のエンジニア・開発部門をつなぐ役割も担います。提案内容を実現するために、技術的に可能かどうかを確認したり、スケジュールや対応範囲を調整したりします。案件によっては、プロジェクトの進行状況を把握しながら、顧客との間に立って調整を行うこともあります。
導入後のフォロー・関係構築
契約して終わりではなく、導入後のフォローも重要な業務です。実際にシステムが問題なく使われているか確認し、追加の課題や新たなニーズがあれば、次の提案につなげていきます。継続的な関係を築くことで、別部署から声がかかり提案を横展開していくことや、別のサービスを提案して売り上げを長期的につくっていくことがIT営業では大切です。
自分に合った働き方が分かる
キャリアタイプ診断を受けるIT営業とITコンサルタントの違い
IT営業とITコンサルタントの違いは、「課題解決へのアプローチの仕方」にあります。ここでは、それぞれの特徴を解説します。
IT営業
IT営業は、企業のビジネス課題を踏まえながら、IT製品・サービスの導入による解決策を提案し、契約につなげることが目的です。単に製品を紹介するのではなく、売り上げ拡大や業務効率化、コスト削減などに向けて、どのようにITを活用すれば効果が出るかを具体的・定量的に示すことが重要です。また、商談から契約、導入後のフォローまで一貫して関わることが多く、継続的な関係構築を通じて売り上げにつなげていく点も特徴です。
ITコンサルタント
ITコンサルタントは、企業が抱える経営課題に対して、ITを活用した解決策を設計し、実行まで支援することが目的です。現状分析や課題の特定から入り、IT戦略の立案やシステム導入の方向性を整理するなど、上流工程から関わる点が特徴です。特定の製品にとらわれず、企業にとって最適な施策を検討し、中長期的な視点で事業成長に貢献していきます。
| IT営業 | ITコンサルタント | |
|---|---|---|
| 主な目的 | IT製品・サービスの販売・契約獲得 | IT戦略の提案と実行支援 |
| 提案のスタンス | 扱うサービスの中から最適なものを提案 | 特定サービスに縛られず最適な施策を検討・提案 |
| 成果指標 | 売り上げ目標・契約件数 | 導入効果・業績改善 |
| 関わる期間 | 短~中期 | 中長期 |
IT営業の年収
平均年収
平均年収
501.9万円
「営業」系職種の平均年収は473.9万円
「IT営業」の平均年収は501.9万円で、「営業」系16職種中5番目です。
年収分布
- この職種の平均
- 「営業」系職種の平均
未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
万円未満
以上
最も多い年収帯は300万円台の26%で、次いで400万円台が25%、500万円台が17%となっています。
年間ボーナス
年間ボーナス
132.0万円
夏のボーナス…64.4万円
冬のボーナス…67.6万円
「IT営業」の年間ボーナスは132.0万円で、「営業」系16職種中5番目です。
IT営業に転職した人はどんな人が多い?
転職年齢
転職年齢
30.2歳
「営業」系職種の平均年齢は31.0歳
- この職種の平均
- 「営業」系職種の平均
「IT営業」に転職した人の平均年齢は30.2歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は25~29歳で46%となっています。
前は何の仕事をしていた?
順位
職種
割合
-
1
30.3%
-
2
7.5%
-
3
5.9%
-
4
5.4%
-
5
4.3%
転職前の職種も同じ「IT営業」が30.3%で最多です。2位以下も同じ「営業」系職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をした人が多いことが分かります。
何回目の転職だった?
「IT営業」への転職がはじめてだった人が48%で最多となりました。
どんな資格を持っている?
順位
資格
割合
-
1
ITパスポート
30.0%
-
2
日商簿記検定 3級
11.4%
-
3
日商簿記検定 2級
6.9%
-
4
基本情報技術者試験
5.1%
-
5
実用英語技能検定 2級
3.6%
-
5
秘書技能検定 2級
3.6%
「IT営業」になるために必須の資格はありませんが、保有資格では、ほかの営業にはない「ITパスポート」「基本情報技術者試験」が取得されていることが分かります。
TOEIC(R)スコアの平均は?
TOEIC
717.1点
「IT/通信/インターネットの営業」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は717.1点で、「営業」系16職種中5番目です。
IT営業からの転職
次に就いたのはどんな仕事?
- 転職したい職種と、自分の志向性は合ってる?
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職種一覧
営業の職種(16職種)
企画/管理の職種(14職種)
事務/アシスタントの職種(11職種)
事務/アシスタント11職種のデータです
IT/通信系エンジニアの職種(12職種)
モノづくり系エンジニアの職種(10職種)
モノづくり系エンジニア10職種のデータです
建築/土木系エンジニアの職種(6職種)
建築/土木系エンジニア6職種のデータです
素材/化学/食品系エンジニアの職種(4職種)
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医療系専門職6職種のデータです
金融系専門職(3職種)
コンサルタント/不動産専門職(2職種)
販売/サービスの職種(12職種)
クリエイティブの職種(5職種)
■平均年収
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約400,000件
■TOEIC(R)テストの点数
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約50,000件
■持っている資格
- 調査対象
- dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約100,000件
■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数
- 調査対象
- dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
- 調査期間
- 2023年09月~2024年8月
- 有効回答数
- 約40,000件
■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日
- 調査対象
- 20~59歳、正社員のビジネスパーソン
- 調査方法
- ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
- 調査期間
- 2024年8月
- 有効回答数
- 15,000件
■平均年収の推移
- 調査対象
- dodaサービスに登録したビジネスパーソン
- 調査期間、
有効回答数 - 2019年09月~2020年8月:約400,000件
2020年09月~2021年8月:約300,000件
2021年09月~2022年8月:約400,000件
2022年09月~2023年8月:約400,000件
2023年09月~2024年8月:約400,000件
※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施



















