スマートフォン版で表示

現在、お知らせはありません。

【全100職種以上】あの職種とはどんな仕事?doda職種図鑑

更新日:2025/1/31

企画/管理

法務/知的財産/特許とはどんな職種?仕事内容/年収/転職事情を解説

会社やその事業に関わる法的手続きを担当しています。「法務」は通常業務で発生する契約書チェックや取引に関する法務相談を通じて、適法な企業活動を担保します。また、新規事業、M&A、海外進出など、積極的な事業展開にも法務の観点が欠かせません。さらに近年コンプライアンス強化のための法務の役割はより重要になってきています。新たな事業領域や相手国の法律にのっとってビジネス展開をするにはどんな方策があるのか、事業企画や経営企画と検討することもあります。

「知的財産/特許」は、国内外からの知的財産侵害を防ぎ、自社がほか社を侵すこともないよう、製品、ビジネスモデル、技術、アイデア、ブランド、クリエイティブなどの資産価値を守っています。

法務/知的財産/特許の仕事データ

収入

年収

678.9万円

「企画/管理」系職種の平均年収は547.5万円

年間ボーナス

172.0万円

残業・休日

月間残業時間

25.3時間

年間休日

125.9

法務/知的財産/特許の仕事内容とは

「法務」と「知的財産/特許」の仕事はどちらも法律に関するものですが、取り扱う内容は異なります。

法務

「法務」は、企業活動に関わる契約・取引や訴訟対応などの業務において法律面でのすべての判断を行う仕事です。担当する業務内容は業種や会社規模によっても異なり、多岐にわたります。

売買契約や秘密保持契約など契約文書のチェックや、トラブル発生時の訴訟や交渉など紛争への法的な対応のほか、従業員に対するコンプライアンス研修の実施やマニュアル作成、子会社設立や株主総会などの組織法務なども担当します。

また、企業を取り巻く環境の変化やグローバル化によって、トラブルを未然に防ぐ予防法務や企業買収などの戦略法務など、経営の意思決定に積極的に関わる機会も増えてきています。今後は、法律と企業の利益の両者を踏まえて判断するバランス感覚がますます求められるでしょう。

知的財産/特許

「知的財産」には「特許権」「商標権」「著作権」などがあり、中でも「特許権」「商標権」などは産業財産権と呼ばれ、出願し権利化することができます。開発した技術やブランドが自社の利益となるよう、知的財産を戦略的に権利化・保護することが、知的財産/特許の主な業務です。

自社で日々開発される技術や製品のうち、どの発明を特許出願するかを検討する出願戦略、特許出願するための明細書などを作成する出願準備、競合他社の特許を侵害しないための出願前の技術調査など、知的財産権の出願手続きや権利関係の管理を行います。

自社だけでなく他社を含めた市場の技術動向や権利化の傾向などの知識を活かし、事業や研究の方向性を決める事業戦略に関わることもあります。研究者、技術者、特許事務所など社内外の関係者と調整する機会も多いため、技術的な知識や法律の知識だけでなく、高いコミュニケーション能力も必要とされるでしょう。

法務/知的財産/特許の年収

平均年収

平均年収

678.9万円

「企画/管理」系職種の平均年収は547.5万円

「法務/知的財産/特許」の平均年収は678.9万円で、「企画/管理」系14職種中3番目です。

年収分布

  • この職種の平均
  • 「企画/管理」系職種の平均
300万円
未満
2%
7%
300~400
万円未満
9%
20%
400~500
万円未満
19%
23%
500~600
万円未満
18%
17%
600~700
万円未満
15%
11%
700~800
万円未満
11%
7%
800~900
万円未満
7%
5%
900~1000
万円未満
5%
3%
1000万円
以上
14%
7%

最も多い年収帯は400万円台の19%で、次いで500万円台が18%、600万円台が15%となっています。

年間ボーナス

年間ボーナス

172.0万円

夏のボーナス…89.6万円

冬のボーナス…82.4万円

「法務/知的財産/特許」の年間ボーナスは172.0万円で、「企画/管理」系14職種中2番目です。

法務/知的財産/特許に転職した人はどんな人が多い?

転職年齢

転職年齢

35.7

「企画/管理」系職種の平均年齢は34.2歳

  • この職種の平均
  • 「企画/管理」系職種の平均
~24歳
5%
5%
25~29歳
25%
32%
30~34歳
23%
26%
35~39歳
16%
16%
40歳以上
31%
22%

「法務/知的財産/特許」に転職した人の平均年齢は35.7歳です。年齢の内訳を見ると、最も多い年齢層は40歳以上で31%となっています。

前は何の仕事をしていた?

転職前の職種も同じ「法務/知的財産/特許」が47.4%で最多ですが、「企画/管理」系職種以外に転職したケースも見られます。

何回目の転職だった?

はじめてだった人:42 2回目:23 3回目:17 4回目:9 5回以上:9

「法務/知的財産/特許」への転職がはじめてだった人が42%で最多となりました。

どんな資格を持っている?

順位

資格

割合

  • 1

    ビジネス実務法務検定試験 2級

    24.4%

  • 2

    行政書士

    13.5%

  • 2

    宅地建物取引士

    13.5%

  • 4

    知的財産管理技能検定 2級

    10.6%

  • 5

    ビジネス実務法務検定試験 3級

    8.9%

「法務/知的財産/特許」になるために必須の資格はありませんが、保有資格では、「ビジネス実務法務検定試験2級」や「行政書士」「知的財産管理技能検定2級」など、法律に関連する資格が上位を占めました。

TOEIC(R)スコアの平均は?

TOEIC

764.4

「法務/知的財産/特許」におけるTOEIC(R)受験者の平均点は764.4点で、「企画/管理」系14職種中4番目です。

法務/知的財産/特許からの転職

次に就いたのはどんな仕事?

「法務/知的財産/特許」の次に就いた職種も同じ「法務/知的財産/特許」が79.3%で最多です。2位以下も同じ「企画/管理」系職種が多く、培ったスキルや経験を活かして業界や企業を移る転職をする人が多いことが分かります。

転職したい職種と、自分の志向性は合ってる?
キャリアタイプ診断を受ける
希望する職種に転職できる?キャリアアドバイザーに相談しよう
エージェントサービスに申し込む(無料)
やりたい仕事を探そう!法務/知的財産/特許の求人
求人情報を検索する

ほかの職種図鑑を見る

職種一覧

営業の職種(16職種)

企画/管理の職種(14職種)

事務/アシスタントの職種(11職種)

IT/通信系エンジニアの職種(12職種)

モノづくり系エンジニアの職種(10職種)

建築/土木系エンジニアの職種(6職種)

素材/化学/食品系エンジニアの職種(4職種)

医療系専門職(6職種)

金融系専門職(3職種)

コンサルタント/不動産専門職(2職種)

コンサルタント/不動産専門職2職種のデータです

販売/サービスの職種(12職種)

クリエイティブの職種(5職種)

調査概要 ※記事中の割合データは、四捨五入の関係で合計値が100%にならない場合があります。

■平均年収

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約400,000件

■TOEIC(R)テストの点数

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約50,000件

■持っている資格

調査対象
dodaサービスに登録した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約100,000件

■転職前の職種、転職後の職種、転職した人の年齢、転職回数

調査対象
dodaエージェントサービスを利用して転職した
ビジネスパーソン
調査期間
2023年09月~2024年8月
有効回答数
約40,000件

■冬のボーナス・夏のボーナス、残業時間、年間休日

調査対象
20~59歳、正社員のビジネスパーソン
調査方法
ネットリサーチ会社を利用した
インターネット調査
(ネットリサーチ会社保有のモニターに対し実施、
doda会員登録の状況については不問)
調査期間
2024年8月
有効回答数
15,000件

※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施

シェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加

ステップで分かる転職ノウハウ

  • ITエンジニアとは?