例文から学ぶ! 受かる志望動機・志望理由~職種・シチュエーション別~
1.職種別の志望動機の例文サンプル(82職種)
業界・職種専任のキャリアアドバイザーの解説をもとに、82職種別の志望動機の例文サンプルを用意しました。自分に近い職種の例文を参考にしたうえで、自分の経験を文章に落としこんでみましょう。
-
事務・アシスタント事務・アシスタント
-
販売・サービス販売・サービス
-
営業営業
-
ITエンジニアITエンジニア
-
モノづくりエンジニアモノづくりエンジニア
-
化学系エンジニア化学エンジニア
-
企画・管理企画・管理
-
クリエイティブクリエイティブ
-
建築・土木・不動産建築・土木・不動産
-
看護師・医療・介護看護師・医療・介護
そのほかの例文・サンプル
1.職種別の志望動機の例文サンプル(82職種)
業界・職種専任のキャリアアドバイザーの解説をもとに、82職種別の志望動機の例文サンプルを用意しました。自分に近い職種の例文を参考にしたうえで、自分の経験を文章に落としこんでみましょう。
- 事務・アシスタント 一般事務| 営業事務| 秘書| 貿易事務| 経理事務・財務アシスタント| 庶務・総務・人事アシスタント| 医療事務| 金融事務|
- 販売・サービス 販売| 店長| 店舗開発・施設管理・エリアマネジャー・スーパーバイザー| カスタマーサポート・ユーザーサポート・オペレータ| テレマーケティング・スーパーバイザー| 講師・指導員・インストラクター| ホテル・宿泊関連<フロント>| 旅行関連<カスタマーセールス>|
- 営業 法人営業| 個人営業| カスタマーサクセス| 通信・OA機器営業| 半導体・電子部品・エレクトロニクス製品営業| 自動車・建機・自動車部品営業| 自動車営業(自動車ディーラー)| MR(メディカル)| 医療機器・医療関連営業(メディカル)| 量販店営業| 投資用マンション営業(不動産)| 売買仲介営業(不動産)| 賃貸仲介営業(不動産)| 土地活用営業(不動産)| 人材派遣営業| リテール営業(銀行・証券)| 法人営業(証券会社)| 営業管理職(保険)|
- ITエンジニア システムエンジニア(SE)/プログラマ| 社内SE| Webエンジニア| サーバ・DBエンジニア| ネットワークエンジニア| インフラエンジニア| 制御系ソフトウェア開発(通信・ネットワーク・IoT関連)| プロジェクトマネジャー| ヘルプデスク/テクニカルサポート| ITコンサルタント|
- モノづくりエンジニア 機械設計| 品質管理(機械・電気)| サービスエンジニア| 回路設計| 生産管理|
- 化学エンジニア 研究開発| 生産管理(化学)| 品質管理(化学)| 製造技術/設備技術|
- 企画・管理 商品企画| 販売促進・広告宣伝・PR| Webマーケティング| 広報| 経理| 財務| 経営企画| 事業企画| 営業企画| ビジネスコンサルタント| 総務・庶務| 法務| 知的財産| 人事(採用教育)| 人事(給与労務制度)| 購買| 物流管理| 貿易業務|
- クリエイティブ Webデザイナー| Webプロデューサー/Webディレクター| 編集・コンテンツ企画| 出版・広告・販促・印刷デザイナー|
- 建築・土木・不動産 建築・設備設計| 建築・設備施工管理| 土木施工管理| プラントエンジニアリング| ビル管理|
- 看護師・医療・介護 看護師| 介護福祉士・ケアマネジャー|
履歴書の「志望動機欄」は、応募先の企業に対して自分の熱意を伝えられる貴重な項目です。だからこそ、はじめて転職活動をする人は「何を書けばいいの?」「どんな書き方がいいの?」と悩んでしまいがち。高く評価される志望動機を作成したいなら、ひとりで考え込むよりも、上手な例文(サンプル)を参考にするのが近道です。
中途採用においては、履歴書の記載内容よりも、応募社数や応募のスピードが重要になるケースが多々あります。新卒採用とは違って中途採用は、必要な人材を採用でき次第、採用活動が終わってしまうからです。志望動機を上手に書こうと思い悩んでいる間にも、ライバルの選考はどんどん進んでしまっていると考えましょう。転職活動で出遅れは大きなリスク。応募にかかる時間を節約するためにも上手な例文(サンプル)は積極的に活用することをおすすめします。
2. 採用担当者に聞いた! 志望動機・志望理由をチェックする際のポイント
履歴書に記載されている志望動機・志望理由を確認するうえで最も重要視する点
※出典:doda調べ「採用に関するアンケート」
調査期間:2018年12月
調査対象:過去3年以内に中途採用での書類選考を担当した103人
調査実施:パーソルキャリア株式会社(転職サービス「doda」を運営)
上のグラフは、転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社が企業の採用担当者に対して「履歴書に記載されている志望動機・志望理由を確認するうえで最も重要視する点は?」と尋ねたアンケートの結果です。
回答の中で最も大きな割合を占めたのが「就業後に実現したい自分の姿が明確であること」というもので43.7%。その理由として以下のようなものが並び、履歴書に書かれている志望動機から、「自分は何ができるのか、何がしたいかを把握していること」「入社後の活躍に対する期待値」が確認されていることが分かります。
採用担当者の声
「就業後に実現したい自分の姿が明確であること」を選んだ理由
- ・自身のことをしっかりと把握できていて、就業したいと思っていることが重要だと思うから(50代・男性・日系非上場企業)
- ・就業後に実現したい自分の姿が明確であるということは、自分は何ができるのか、自分は会社で何をしたいのか、どんな形で会社に貢献できるのかを自分で把握しているということであるから(40代・男性・日系上場企業)
- ・数年後のビジョンが明確であることが、業務に貢献できるかどうかの判断基準になるから(40代・男性・日系非上場企業)
- ・キャリアの中で、自社の位置づけが明確だと、個人目標ができブレにくい(50代・男性・外資系企業)
次に多かったのは、「就業後に活かせるスキルや経験が明確であること」という回答で36.9%を占めました。この回答を選んだ理由で目立ったのは「即戦力として働けるかを見極めたい」という意図のもの。転職後に任される業務で活躍できることを、スキルや経験をもとに、具体的にアピールすることが大切だといえそうです。
採用担当者の声
「就業後に活かせるスキルや経験が明確であること」を選んだ理由
- ・中途採用では即戦力として入社してもらうため、その方の実力が発揮できる環境であるかを見定めております(40代・男性・日系非上場企業)
- ・即戦力を期待しているため(20代・男性・日系上場企業)
- ・入社後に慣れるまでの時間が短ければ短いほど、さらに成長して活躍してもらえる期待度が高まるから(50代・男性・日系非上場企業)
- ・基礎知識と専門性を知るため(40代・女性・日系上場企業)
- ・即戦力として働いてもらいたいから(30代・女性・日系非上場企業)
そのほかの回答は、「自社でなければならない理由が明確であること」が10.7%、「過去の経歴との一貫性があること」が3.9%、「将来のキャリアプランが明確であること」が2.9%となっています。約1割を占める「自社でなければならない理由が明確であること」を選択した人からは、「どこでもいいと思っている人はすぐに退職する可能性が高い」「定着性に関わるため」といった意見が挙げられています。採用担当者は志望動機を読んで、「すぐに辞めてしまわないか」という点もチェックしているのです。
3. 要注意! マイナス評価につながるNG志望動機・志望理由
採用担当者が履歴書をチェックするときに、「こんな志望動機を書く人は……」と、ひと目でマイナス評価が下されてしまうケースもあるようです。NG志望動機の特徴と採用担当者の実際に目にする不適切な志望動機をまとめたので、自分の書いた志望動機が当てはまらないか確認してみてください。
採用担当者の声
「具体性がない・抽象的」な志望動機・志望理由
- ・一般論を並べていて自分のことばで書かれていないもの(男性・20代・日系上場企業) ・内容が薄く、具体性がないもの。例えば「新規サービスに関わりたい」といっても、「どんなものをどのような立場でどうやりたいか」が合わないと、自分の求める仕事には出会えないと思う(40代・男性・日系非上場企業) ・言われたことは何でもこなしますという、ありふれて具体性のない動機など(40代・男性・日系非上場企業) ・会社のホームページをコピぺしたような志望動機。志望動機とは、自分自身がありたい姿と、その会社なら実現可能であることをつないだものなのに、自分自身の説明がない志望動機には個性がない(40代・男性・日系上場企業)
採用担当者の声
「自己中心的・条件偏重」な志望動機・志望理由
- ・給与のみを理由とした志望理由。自社である理由がまったく分からない(30代・女性・日系上場企業)
- ・家から近い、仕事が楽そうなど、自分の生活を中心に書いている(30代・女性・外資系企業)
- ・抽象的な表現で過去の経験を記載し、この会社で学びたいと書かれている場合には基本悪い印象しかない(40代・女性・日系非上場企業)
- ・単に通勤時間や処遇面が条件に合うと記載されているもの(50代・男性・日系上場企業)
- ・「今までの経験を活かしたくて」だけや「生活リズムを整えたくて」など(20代・女性・日系非上場企業)
- ・楽して金儲け的な考えが見えるものがあった(50代・男性・日系非上場企業)
採用担当者の声
「自社への熱意が感じられない」志望動機・志望理由
- ・資格などの取得に向けた活動経験がまったくないにもかかわらず、どこでもいいから就職したいという意識が感じられるケースがある(60代・男性・日系非上場企業)
- ・どこでも通用するようなありきたりな志望動機。なぜ当社なのかが明確でないため、定着性に疑問が残る(30代・男性・日系上場企業)
- ・どこの会社でも使い回しができそうな内容のもの(50代・男性・日系上場企業)
- ・仕事はなんでもいいと書かれていた(30代・男性・日系上場企業)
4.志望動機・志望理由についてのQ&A
志望動機に関して、よくある疑問・質問をQ&A形式でまとめました。「どんなことを話すのがよい?」「こんなことは言っていいの?」などと思ったときはすぐにチェックしてみてください。きっとあなたの疑問が解決されるはずです。
-
- 競合他社と比較をしても大丈夫?
- 業界・企業研究をする場合、競合企業と比べてどうなのか調べる必要があると思いますが、あまり心証はよくないですか。
-
- 面接に合格するためのコツやポイントを教えてください
- 面接ではうまくいかないことが多く、失敗してばかりです。面接の秘訣があれば教えてください。
-
- 本命ではない企業に、「第1志望」と言うべきでしょうか?
- 第2志望の会社から「うちの企業は第1志望ですか?」と聞かれました。どう回答すればよいですか。
-
- ほかの職種と迷っていることを伝えても大丈夫?
- 現在選考中の企業は、魅力的な仕事が多くどれがよいのか迷っています。人事に相談してもよいでしょうか。
- 転職活動のスタートはまずここから
- 会員登録する
- あなたの自己PRポイントを診断!履歴書作成もこれで迷わない
- 「自己PR」発掘診断を受ける
- 質問に答えるだけでカンタンに職務経歴書作成ができる!
- レジュメビルダーで書類作成する
この記事を監修したキャリアアドバイザー
加藤 良介
【経歴】
住宅メーカーで営業を5年経験したのち、現職で12年にわたって人材サービスに携わっています。エリアは関東、関西、領域はIT、医療、販売・サービス等幅広く経験し、現在は製造業・建設業を専門とするキャリアアドバイザー組織の管理職を務めています。
【メッセージ】
世の中の変化にともない、はたらくことへの、「迷い」「不安」が増し、「もやもや」が増えていると感じています。そんなもやもや解消のお手伝いができればと思っています。
- 履歴書・職歴書