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職種や年代でボーナス・賞与はどう変わる?

ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)

  • #給与・お金
  • #ランキング

「ボーナスの平均支給額は?」「夏と冬でそれぞれいくら支給される?」「20代・30代・40代・50代でどれくらい違う?」「何カ月分支給された?」「ボーナスの平均支給額が高い職種は?」「100万円もらえる人の割合はどのくらい?」など、さまざまな疑問について15,000人に調査した結果をレポートします。支給額の変化や内訳、支給日など、2024年のボーナス事情を見ていきましょう。

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平均支給額:106.7万円 ボーナス平均支給額調査【2024年版】

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ランキング概要 ※2024年1月1日~2024年10月31日の期間で閲覧数の多いものから順にランキングしています

ザックリまとめると

  • ボーナスの平均支給額は年間106.7万円。冬は50.4万円、夏は51.0万円
  • 平均支給額は、20代 74.8万円、30代 100.3万円、40代 110.9万円、50代 123.9万円
  • 20代で年間100万円を超えたのは33.8%
  • ボーナスが増えた人は38.9%、前回と比べて4.9pt増
 

ボーナスの平均支給額は年間106.7万円。冬は50.4万円、夏は51.0万円

社会人15,000人のうち、ボーナスがあると答えた人の1年間の平均支給額※は106.7万円(男性121.9万円、女性77.7万円)で、前回調査の107.1万円より0.4万円ダウンしました。内訳を見ると、冬が50.4万円で0.3万円ダウン、夏が51.0万円で0.2万円アップ、その他のボーナスは5.3万円で0.3万円ダウンと、前回とほぼ同様の水準になっています。
※ 2023年9月~2024年8月の1年間に支給されたボーナス

1年間のボーナス平均支給額
106.7万円 (-0.4万円)
冬のボーナス 夏のボーナス その他のボーナス
(決算賞与など)
50.4万円 (-0.3万円) 51.0万円 (+0.2万円) 5.3万円 (-0.3万円)

※()は前回からの増減

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ボーナスの年代別の平均は?(20代・30代・40代・50代)

20・30代のボーナスが増加、40・50代は減少。30代以上の年間平均ボーナスが100万円を超える

20代、30代、40代、50代の年代別にボーナスの平均支給額を前回と比較したところ、20代と30代が増加し、40代と50代は減少しました。特に前回からの変化が大きかったのは、20代の3.9万円アップ(2023年:70.9万円、2024年:74.8万円)と50代の5.6万円ダウン(2023年:129.5万円、2024年:123.9万円)でした。

また、30代の平均ボーナスは前回の99.3万円から100.3万円になり、年間の平均ボーナスが100万円を超えました。

年間の平均支給額の内訳を見てみると、冬のボーナスでは、20代が34.5万円で前回から2.2万円のアップ、30代は46.6万円で変わらず、40代は52.6万円で0.4万円のダウン、50代は59.4万円で3.1万円のダウンとなっています。

夏のボーナスでは、20代が36.1万円で前回から2.5万円のアップ、30代は48.2万円で1.2万円のアップ、40代は52.7万円で0.5万円のダウン、50代は59.1万円で2.2万円のダウンとなっています。

【年代別】ボーナスの平均支給額
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ボーナスの年間支給額が100万円を超えたのは?(20代・30代・40代・50代)

ボーナスの年間支給額が100万円未満と100万円以上の人の割合を調査したところ、全体では100万円を超えている人が48.5%と約半数を占め、前回調査より0.4pt高くなりました。年代別に見ると、年代が上がるにつれて100万円以上の人の割合が高くなり、50代が最多で54.9%でした。40代は50.0%、30代も47.7%と、いずれもほぼ半数を占めました。

また、20代でボーナスの年間支給額が100万円以上の人は半数に満たないものの、前回の26.9%から33.8%へと大きくアップしました。

ボーナス年間支給額が100万円を超えた人の割合

ボーナス(賞与)の手取り金額の計算方法を教えてください

 

ボーナスは月収の何カ月分?

ボーナスの年間支給額は月収の平均2.6カ月分

「2023年9月~2024年8月の1年間に支給されたボーナス」が月収の何カ月分かを見ると、全体では2.6カ月分となりました。年代別では、20代が2.4カ月、30代が2.7カ月、40代が2.5カ月、50代が2.6カ月となり、年代ごとに大きな差は見られませんでした。また、前回に引き続き30代と50代が全体平均と同様、あるいは平均を上回る結果となっています。

Q.2023年9月~2024年8月の1年間に支給されたボーナスは月収の何カ月分に相当しますか

全体
2.6カ月
20代 30代 40代 50代
2.4カ月 2.7カ月 2.5カ月 2.6カ月

※2023年9月~2024年8月の1年間に支給されたボーナスが月収の何カ月分かを回答

 
 

ボーナスの平均支給額が高い職種ランキング TOP30

順位 前回からの
順位変動
職種名(職種分類名) 1年間のボーナス
平均支給額
1 (21位) 内部監査 企画/管理 188.6万円 (+53.4万円)
2 (2位) 法務/知的財産/特許 企画/管理 177.7万円 (+7.4万円)
3 (14位) リサーチ/市場調査 企画/管理 173.2万円 (+28.0万円)
4 (4位) MR 営業 166.4万円 (+3.2万円)
5 (11位) 研究/開発(素材/化学/食品系) 素材/化学/食品系エンジニア 165.0万円 (+14.7万円)
6 (5位) 経営企画/事業企画 企画/管理 162.0万円 (-0.9万円)
6 (26位) 融資審査/契約審査 金融系専門職 162.0万円 (+30.8万円)
8 (22位) 購買/資材調達 企画/管理 154.9万円 (+20.4万円)
9 (15位) ITコンサルタント(アプリ) IT/通信系エンジニア 152.9万円 (+8.8万円)
10 (1位) 製品企画 モノづくり系エンジニア 151.6万円 (-23.2万円)
順位 前回からの
順位変動
職種名(職種分類名) 1年間のボーナス
平均支給額
11 (9位) 金融業界の法人営業 営業 148.5万円 (-6.3万円)
12 (19位) 評価/実験/デバッグ モノづくり系エンジニア 147.8万円 (+7.0万円)
13 (7位) 研究開発/R&D(IT/通信) IT/通信系エンジニア 147.0万円 (-13.1万円)
14 (3位) 基礎研究 モノづくり系エンジニア 145.0万円 (-24.5万円)
15 (圏外) 資産運用/投資銀行業務 金融系専門職 143.5万円 ( - )
16 (圏外) 回路設計 モノづくり系エンジニア 142.4万円 ( - )
17 (12位) 電気/機械メーカーの営業 営業 140.4万円 (-9.3万円)
18 (17位) 専門商社の営業 営業 139.7万円 (-2.5万円)
19 (圏外) 広報/PR/IR 企画/管理 138.9万円 ( - )
20 (圏外) 医療機器メーカーの営業 営業 138.6万円 ( - )
21 (30位) IT営業 営業 138.1万円 (+10.4万円)
22 (13位) 品質管理/品質保証(素材/化学/食品系) 素材/化学/食品系エンジニア 137.8万円 (-9.1万円)
23 (8位) 組み込みエンジニア モノづくり系エンジニア 137.1万円 (-21.2万円)
24 (28位) 化学/素材メーカーの営業 営業 133.8万円 (+4.7万円)
25 (6位) 設計監理/コンストラクションマネジメント 建築/土木系エンジニア 132.3万円 (-29.9万円)
26 (圏外) インフラコンサルタント IT/通信系エンジニア 131.5万円 ( - )
27 (圏外) 総務 企画/管理 131.4万円 ( - )
28 (25位) 商品企画/サービス企画 企画/管理 129.5万円 (-3.1万円)
29 (圏外) 経理/財務/税務/会計 企画/管理 128.4万円 ( - )
30 (20位) 技術営業(FAE) モノづくり系エンジニア 127.4万円 (-8.8万円)

1位「内部監査」、2位「法務/知的財産/特許」、3位「リサーチ/市場調査」と「企画/管理」がTOP3を占める

ボーナスの平均支給額が高い職種ランキングの1位は「内部監査」(188.6万円)で、前回21位から大きく順位を上げました。金額も前回の135.2万円から53.4万円のアップとなっています。2位には前回も2位だった「法務/知的財産/特許」(177.7万円)が、170.3万円から7.4万円アップしてランクインしました。2021年からの4回の調査で3度目の2位となっており、安定的に上位を維持しています。

コンプライアンス遵守のためのコーポレートガバナンス強化は、多くの企業が経営上の重要課題として位置づけています。大手企業であるほど、顧客や株主などが求めるコンプライアンスの水準も高まるでしょう。そういった企業では「内部監査」や「法務/知的財産/特許」の専門人材の需要がより高まりますが、市場にはなかなかこれらの人材がいないため、給与水準が高まる傾向にあります。

とりわけ内部監査や法務は、士業やコンサルティングの経験者など年収が高い職種の人が転職で流入しやすい領域のために給与水準が高まりやすいという側面もあるでしょう。例えば、公認会計士事務所や監査法人から内部監査・内部統制への転職、弁護士事務所から法務への転職といったキャリアパスが挙げられます。

さらに、3位には前回14位の「リサーチ/市場調査」(173.2万円)が145.2万円から28.0万円アップしてランクインし、TOP3を「企画/管理」に分類される職種が独占する結果となりました。

そのほかでは、6位の「経営企画/事業企画」(162.0万円)と8位の「購買/資材調達」(154.9万円)が「企画/管理」からのランクインとなっています。特に8位の「購買/資材調達」は、前回の22位(134.5万円)から順位を上げています。

TOP30に最多でランクインしたのは「企画/管理」で9職種

TOP30の職種を職種分類別に見てみると、最も多かったのは「企画/管理」で、9職種がランクインしました。そのうち「広報/PR/IR」(19位)、「総務」(27位)、「経理/財務/税務/会計」(29位)の3職種が前回圏外から30位以内にランクインしています。

そのほかでは、「金融系専門職」の「資産運用/投資銀行業務」(15位)、「モノづくり系エンジニア」の「回路設計」(16位)、「営業」の「医療機器メーカーの営業」(20位)、「IT/通信系エンジニア」の「インフラコンサルタント」(26位)の4職種が前回圏外から30位以内にランクインし、上位30職種のうち7職種が新たな顔ぶれとなりました。

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ボーナスは増えた? 減った? 前回比較でどう変わった?

ボーナスの制度がある人は87.8%、ない人は12.2%

現在勤めている会社にボーナスの制度があるかどうか調査したところ、ボーナスの制度があると回答した人は全体の87.8%(前回89.0%)でした。その中でも「ボーナスの支給は年2回(冬・夏など)」という回答が75.3%(前回77.7%)と多数を占めています。

また、「ボーナスの支給は年3回以上」が5.5%(前回5.0%)、「ボーナスの支給は年1回」が4.4%(前回4.0%)、「回数は決まっていない」が2.6%(前回2.3%)、「ボーナスの制度がない」と回答した人は全体の12.2%(前回10.9%)となっています。

ボーナスありなし

ボーナスの支給額が増えた人は38.9%、減った人は17.8%

ボーナスの制度があると答えた人のうち、今回(2023年9月~2024年8月の1年間)のボーナスについて、「前回(2022年9月~2023年8月の1年間)のボーナスに比べて支給額に変化はありましたか」と尋ねた結果、「増えた」は38.9%、「減った」は17.8%で、「増えた」と答えた人が多かったことが分かりました。

「増えた」と答えた人は前回の34.0%から4.9ptのアップ、「減った」と答えた人は前回の20.7%から2.9ptのダウンとなっており、賃上げがボーナスの金額に一定の影響を与えているとも推測できます。

Q.前回(2022年9月~2023年8月の1年間)のボーナスに比べて支給額に変化はありましたか

ボーナス支給額の変化
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ボーナスの支給日は?

冬のボーナスは12月1~15日、夏のボーナスは7月1~15日が最多

ボーナスの支給日について調査した結果、冬のボーナスは12月1~15日が61.2%、夏のボーナスは7月1~15日が32.7%で最多となりました。月単位で見ると、冬のボーナスは12月1~31日に支給されたと答えた人が全体の84.3%と大半を占めました。また、夏のボーナスは6月1〜30日支給の人の割合(44.3%)のほうが7月1〜31日支給の人の割合(43.4%)より高い結果となりました。

Q.ボーナスの支給日はいつですか

ボーナス支給日(冬) ボーナス支給日(夏)

ボーナスはいつ支給される?賞与との違いは?

doda編集長解説

本調査を開始した2021年度から2023年度まで全体のボーナス支給額は上昇していましたが、今回の2024年度調査では、わずかながら減少に転じました。しかし、年代別に見てみると、20代と30代のボーナス支給額は上がっています。ここ数年、多くの企業が賃上げに乗り出していますが、高齢化社会で若い働き手が減少傾向にある中、若年層の人材獲得競争は特に激化しており、限られた資金の中で企業はより優先して若手の待遇を見直しています。

ボーナスの使い道ランキング」で詳しい数値を掲載していますが、今年はボーナスを旅行や趣味などに使う人の割合が減った年代が複数ありました。また、すべての年代で「生活費の補填」「金融商品(投資・資産運用)」と答えた人の割合が増えたことも大きな特徴でした。インフレが進む一方で、将来の給与水準が上がるかどうか見通せず、防衛手段としてボーナスをこれまで以上に投資や貯蓄に回している人も一定数いるのではと思います。

給与やボーナスに不安がある人は、もちろん今の会社で働き続けるのもよいですが、外に目を向けて転職活動をすると、より高い評価を受けられるケースも多くあります。ボーナスの金額を含めて満足できる環境の中で働くために、dodaのキャリアアドバイザーへの相談や以下の年収査定といった無料診断サービスを試してみるなど、情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

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調査概要

【対象者】20~59歳の男女

【雇用形態】正社員

【調査方法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査(ネットリサーチ会社保有のデータベースをもとに実施、doda会員登録の状況については不問)

【実施期間】2024年8月5日~8月13日

【有効回答数】15,000件

※ウェイトバック:正社員の地域・年代・性別に合わせて実施
※記事中の割合データは、小数点以下第二位を四捨五入しているため、合計値が100%にならない場合があります
※データのご利用について:出所が「転職サービスdoda」であること、本ページのタイトルを明記し、本ページへのリンクを掲載の上で、利用してください

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