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連載 ホンネの転職白書 2012.7.2更新

残業時間の実態調査2012

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残業は増えた?減った? 残業時間の推移(2007年〜2012年)

■2012年の残業時間、2007年以降で最多の28.6時間

2012年の平均残業時間は月28.6時間で、調査を開始した2007年以降で最も多いことがわかりました。この背景には、景気や需要が回復しはじめた一方、リーマンショックでリストラの実施や採用活動を手控えていた企業で人手不足が発生し、既存社員の残業が増えていることが考えられます。

2007年〜2012年の平均残業時間の推移を見ると、2009年に残業が大きく減少し21.7時間まで落ち込んでいます。これは、2008年9月のリーマンショック以降、人件費(残業代)削減のため各社が残業規制を進めた影響が考えられます。特に、残業代支給対象である役職に就いていない20代の残業は大幅に減少。一方、30代の残業は微増しており、リストラや一般社員の残業削減による人手不足のしわ寄せが、30代の中間管理職層に向いていると推察されます。2010年になると残業時間はリーマンショック以前よりも多くなり、それ以降2012年まで右肩上がりに増加。これは前述の通り、景気回復と企業の人手不足により、既存社員の業務量(=残業)が増えたためと考えられます。このように、残業時間は景気や雇用情勢の影響を大きく受けていることがわかりました。

平均残業時間の推移 (2007年〜2012年)

平均残業時間の推移 (2007年〜2012年)(グラフ)

景気・雇用情勢と残業時間の相関関係

  2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
景気動向・好景気
・需要拡大
・リーマンショック(2008年9月)による景気低迷・世界的な大不況と、急激な需要低下・景気回復の兆しが見え始める・緩やかな景気、需要回復・景気回復基調が高まる
雇用情勢・積極採用・リーマンショックによるリストラの増加・リストラの拡大
・採用活動休止
・一部企業で人材不足・リストラ、採用活動休止による人手不足
・採用活動再開
・採用活動の活発化
※ただし厳選採用
残業時間・需要低下により残業微減・人件費削減のため残業規制・残業規制の緩和・需要回復、人手不足により残業増加・引き続き残業は微増
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一番忙しい職種は?職種別の残業時間

■最多は映像クリエイターの67時間、最少は薬剤師の13時間

58職種別の平均残業時間を見てみると、最も残業が多いのは「映像クリエイター」の67.0時間、次いで「プロパティマネジメント」(62.5時間)、「セールスエンジニア」(57.6時間)が続きます。残業時間が多い上位10職種を見ると、クリエイティブ系(映像クリエイター、ゲームクリエイター)、建築・不動産系(プロパティマネジメント、建築/不動産営業)、金融系(ファンドマネジャー/アナリスト、投資銀行業務)の職種が比較的多いことが見受けられます。

一方、最も残業時間が少ない職種は「薬剤師」の13.0時間、次いで「一般事務/営業事務」(13.4時間)、「貿易・通関業務」(14.2時間)が続きます。残業時間が少ない上位10職種を見ると、医療・医薬系(薬剤師、臨床開発/モニター、介護福祉関連)と、事務系(一般事務/営業事務、翻訳/通訳、秘書/受付)が多いようです。

次に、同系統の職種内で残業時間を比較して見ると、営業系で最も残業が多いのは「建築/不動産」(41.9時間)、最も少ないのは「金融」(28.9時間)です。企画・管理系では、最多が「広報」(49.7時間)、最少が「人事」(21.1時間)。システム系では、最多が「ITコンサルタント」(40.0時間)、最少が「テクニカルサポート」(17.6時間)。製造系では、最多が「セールスエンジニア」(57.6時間)、最少が「生産技術/生産管理」(18.4時間)。サービス系では、最多が「ブライダルコーディネーター」(35.0時間)、最少が「ツアーコンダクター」(16.5時間)。クリエイティブ系では、最多が「映像クリエイター」(67.0時間)、最少が「インテリアデザイナー」(20.5時間)という結果になりました。このように、同じ分野の仕事でも、職種によって残業時間が大きく異なることがわかりました。

職種別の平均残業時間 (全58職種)

  • 順位 職種 残業
    時間
    1クリエイティブ系 − 映像クリエイター67.0
    2建築・不動産系 − プロパティマネジメント62.5
    3製造系 − セールスエンジニア57.6
    4専門系 − コンサルタント/シンクタンク51.5
    5企画・管理系 − 広報49.7
    6クリエイティブ系 − ゲームクリエイター45.0
    7金融系 − ファンドマネジャー/アナリスト44.3
    8営業系 − 建築/不動産41.9
    9流通系 − 商品管理41.8
    10金融系 − 投資銀行業務41.3
    11営業系 − 広告/メディア40.5
    12建築・不動産系 − 設計/施工管理40.3
    13システム系 − ITコンサルタント40.0
    14営業系 − MR38.8
    15企画・管理系 − 商品企画37.6
    16企画・管理系 − 経営企画/事業企画36.2
    17サービス系 − ブライダルコーディネーター35.0
    18営業系 − 商社33.6
    19営業系 − メーカー32.2
    20企画・管理系 − マーケティング31.9
    21製造系 − サービスエンジニア31.5
    22サービス系 − 店長31.2
    23営業系 − 小売/飲食30.9
    24営業系 − サービス30.8
    25企画・管理系 − 知的財産/特許30.4
    26サービス系 − スーパーバイザー30.2
    27企画・管理系 − 調査/リサーチ30.1
    28製造系 − 設計/開発29.9
    29営業系 − IT/インターネット29.8
  • 順位 職種 残業
    時間
    30システム系 − SE/プログラマ29.0
    31営業系 − 金融28.7
    32サービス系 − 調理28.1
    33クリエイティブ系 − 出版/編集26.8
    34流通系 − バイヤー/仕入れ26.7
    35システム系 − インフラエンジニア26.0
    36クリエイティブ系 − Webクリエイター25.2
    37企画・管理系 − 総務24.8
    38企画・管理系 − 法務23.8
    39企画・管理系 − 購買23.6
    40企画・管理系 − 経理/財務23.2
    41製造系 − 研究開発22.9
    42システム系 − 社内情報システム21.5
    43サービス系 − 店舗スタッフ21.2
    44企画・管理系 − 人事21.1
    45サービス系 − ホテル・宿泊関連20.7
    46クリエイティブ系 − インテリアデザイナー20.5
    47サービス系 − 美容関連20.4
    48製造系 − 生産技術/生産管理18.4
    49システム系 − テクニカルサポート17.6
    50サービス系 − 警備・セキュリティ関連17.2
    51サービス系 − ツアーコンダクター16.5
    52医療・医薬系 − 介護福祉関連15.9
    53医療・医薬系 − 臨床開発/モニター15.8
    54事務系 − 秘書/受付15.1
    55事務系 − 翻訳/通訳14.7
    56流通系 − 貿易・通関業務14.2
    57事務系 − 一般事務/営業事務13.4
    58医療・医薬系 − 薬剤師13.0

調査概要

25〜34歳のビジネスパーソン5,000人を対象に、残業時間に関するアンケート調査を実施しました。
2012年最新の残業事情に加え、2007年以降の残業時間の推移を発表します。

【対象者】25〜34歳のホワイトカラー系職種の男女

【雇用形態】正社員・契約社員

【調査手法】ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査

【実施時期】2012年3月10日〜11日

【有効回答数】5,000件

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