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転職Q&A(お金)

Q.「基本給」とはどういうもの?「月収」「月給」や「手取り」とどう違うの?

求人情報を見ていると、「基本給」という言葉を目にするのですが、これは「月収」「月給」や「手取り」と意味が違うのでしょうか。(22歳/女性)

A.基本給とは、働く上で基本となる給与のこと。会社によって定め方が異なるので注意が必要です。

「基本給」とは、給与のベースとなるお金のことです。残業手当や役職手当などのさまざまな手当、通勤交通費、インセンティブなどを一切含まない、一定期間に必ずもらえる額だと考えてください。基本給は、一般的には経験や能力、年齢、社歴、仕事内容などに応じて決められています。この基本給に各種手当やインセンティブなどがプラスされて給与になります。

ただし、基本給の決め方や呼び方は会社によって千差万別です。年齢や社歴に応じて決めている会社もあれば、能力や実績だけで決めている会社もあります。また、範囲が変わることもあり、一部の手当を含めて基本給と呼んでいる会社もあります。会社がどのような規定で基本給を定めているかについては、各社の就業規則に明記されているので、気になる方は確認することをおすすめします。

基本給と「月収」「月給」「手取り」の違いについては下の図を参考にしてください。「月収」はいわゆる額面給与のことで、基本給に「固定手当」「変動手当」を足したものです。固定手当とは、役職手当や資格手当など、社員ごとに毎月一定額が支払われる手当のこと。変動手当は、「時間外手当(残業代)」「インセンティブ」などの、その月によって金額が変わる手当のことです。「月給」は基本給に固定給を足したもの。月収よりも変動手当の分が少なくなります。

手取りは額面給与である月収から、税金や社会保険料などを差し引いたものです。会社によっては社宅や寮の費用、財形貯蓄額などが差し引かれることもあります。手取り金額が、実際に手に入れられる収入です。

▼基本給、月収、月給、手取りの関係

基本給は残業代やボーナス、退職金にも影響する

基本給は、働くことで得られるさまざまなお金の算出基準となっています。代表的な例が時間外手当(残業代)です。時間外手当は法律上、「通常の労働時間の賃金を時給換算した額」の25%以上50%以下の割増賃金と決められています。この「通常の労働時間の賃金を時給換算した額」は、基本給がベース(労働基準法で定められた一部の手当や賞与は除外されている)となっているため、基本給が低いと時間外手当も少なくなります。

例えば月給は同じく20万円だったとしても、その内訳が「基本給20万円」「基本給12万円+手当8万円」だった場合、「基本給20万円」の会社のほうが時間外手当は高くなる可能性が高いということです。

また、基本給は、ボーナス(賞与)、退職金の金額にも影響を与える可能性があります。ボーナスは多くの会社で、「基本給×●カ月分」といった形で基本給をベースとして算出されています。もし、そのときのボーナスの金額が「基本給×3カ月分」だった場合、上の例に当てはめると60万円と36万円で、実に24万円もの差が生まれてしまうのです。

退職金も同様に、「退職時の基本給×支給率などの係数」という計算で金額が算出されることがあり、月給に占める基本給の割合が少ない会社に勤めていると、想定よりも退職金の金額が少なくなってしまうかもしれません。

残業代やボーナス、退職金は働く人が収入を考える上で非常に重要なお金です。転職してから、こんなはずじゃなかったなどと思わないように、入社前にしっかりと確認することをおすすめします。また、基本給の定義や賃金計算の方法は会社によって異なるため、採用担当者とコミュニケーションをとる、就業規則を確認するなどして算出方法を把握しておくと安心です。

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